そばにいて欲しい人
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「うそ!?レッド今何時?」
私の言葉にレッドはポケギアを見て「12時…過ぎてる。」と呟いた。
「年、明けた…?」
「………みたいだな。」
「うそでしょ!?カウントダウンも何もできなかったー!時間よ戻れ!」
「無駄な抵抗だな。」
はは、と笑うレッド。
「ずいぶん悠長に構えてるね。」
「まあ、カウントダウンしなくても年明けに変わりはないしな。」
ああ、なんか私も数十分前、似たようなセリフを言ったような気がするぞ。
「まあ、言われてみれば、そこまで執着することでもないしね。」
「だろ?」
レッドはまた笑顔を見せる。
不覚にもドキッとしてしまった。
―……その顔、すきだよ
レッドの好きな人なんて分からないし、
彼が私のことどう思ってるのかも分からない
どんな子がタイプなのかも、
誰かとつきあう気があるのかも分からない
確信がないから何の期待も持てないけど、
明るく笑うレッドが好き
ポケモン大好きなレッドが好き
まっすぐな目をしたレッドが好き
ねえ、知ってる?
私、レッドのことが
好きで好きでたまらないんだよ――……
「あ!じゃあ、俺が年明けて初めて会った奴、イミテだ!」
「え、まあそう…だね。」
「はは!なんか嬉しいな!イミテでよかった!」
「!//」
ああ、その言葉にはどんな意味がこめられてるの?
レッドのことだから深い意味はないかもしれないけど、
でも、少なくとも私は、
「私も!レッドでよかったよ!」
新年の始まりに、隣にいるのがレッドで
すごくすごく、幸せだよ
ねえ、大好き
そばにいて欲しい人
(あけましておめでとう。今年もよろしく!)
(こちらこそ。)
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