そばにいて欲しい人
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「で、どうなのよ?進展はあったの?」
愉快そうに私の言葉を待ってるブルー。
「えっ……特に何も。いつもとおんなじ。」
残念ながらブルーの期待してることは何もありません。
「全く!いい?イミテ。今や時代の中心は女なのよ!待ってるだけなんて、絶対ダメ。」
「そんなこと言われても…」
「弱気にならないっ。まして相手はあの超がつくほど疎いレッドなのよ!」
「まあ確かにレッド先輩は鈍感ッスよね。」
うん、ゴールドの言うとおり。
勇気をだしてアピールしたって、全く気づいてくれないの、あの人は。
まあ私もそんなにがっついて恋愛するタイプじゃないから……、進展がないのは当たり前。
「でも2人のこと見てるといける気もしますよ。」
「またそんな確信のないこと言って…」
「ほんとのことッス!」
全く信じてない私に対して、ゴールドは少し膨れっ面。
なんか可愛くて笑ってしまった。
「でもレッドのこと好きな人、たくさんいるんだよ?イエローとかカスミとか…もしかしたらあのナツメだって!」
「弱気ねえ!自信持ちなさいって!」
「そうッスよ。俺的にはイミテ先輩とレッド先輩が一番お似合いだと思いますけど。」
「ゴールドはいつもポジティブでいいねー。」
私はそんな前向きに考えられない。
レッドが他の女の子と話してるだけですっごく不安になるし。
あまりにポケモンの事ばっかで話すから、やきもち妬いちゃうこともあるし。
「イミテ先輩はネガティブすぎッス。レッド先輩、俺と修行するときイミテ先輩のことばっか話してますよ。」
「え……?」
今、なんて…?
「イミテ先輩はこういう奴だとか何が好きだとか……昨日もすっげー楽しそうに話してたッス。」
「あらー!脈ありじゃないの?イミテ。」
えっ、うそ。
あのレッドが!?
「どうしよう……ブルー、ゴールド………私………、」
「「?」」
「それが本当だとしたら……、すっごく嬉しい……!」
だってポケモン一直線なあのレッドがだよ!?
私のこと、話してる時があるなんて…!
ああ、話す時ってやっぱり私の顔が思いうかんでるのかな?
何思いながら話してるんだろ?
やばいやばい…!
素直に嬉しい!
緩みそうになる顔に両手当てて、必死にこらえる。
あー!
なんだか無性にレッドに会いたい!
早く帰ってこないかな。