似たものどうし
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キーンコーン
カーンコーン
チャイムが鳴った。
4時間目終了のときのチャイムほど、すがすがしく体に染み渡るものはないと思う。
「やった!お昼だー!」
「ちょっと、イミテ。うるさいわよ。」
後ろの席のブルーがバシンと教科書で私の背中を叩いた。
……意外と痛い。
「ブルー!私、今日こそメロンパン買う!絶対買う!」
「はいはい。頑張って。」
この学校の購買で一番人気なのがメロンパン。
いつもいつも私が行く頃には売り切れてる。
まあ、私が遅いのがいけないんだけどね。
でも今日は無性にメロンパンが食べたい気分だから頑張る!
「あ、そうそう。今日のお昼グリーンも来るから。」
「ふーん?めずらしいね。何かあったの?」
「今日グリーンにお昼おごってもらう約束なのよ。化学のテストの点数、あたしのが高かったからご褒美にね!」
グリーンが負けた?
あのいつもいつも学年1位のグリーンが?
あまりに学年1位とりすぎて、下手すれば学校の七不思議にはいっちゃうってくらい秀才なグリーンが?
「…ブルー。人間、正直なのが一番だと思うよ。」
「ねえ、イミテ。それってあたしが不正行為でもしたって言うのかしら?」
「え、いや…」
にっこりと笑いながら言うブルー。
でも目は笑ってない。
怖いんですけど。
「全く。アンタもレッドも同じ反応するんだもの。やんなっちゃうわ。せっかくブルーちゃんが本気だして、グリーンを打ち負かしてやったっていうのに。」
ふい、とそっぽを向くブルー。
どうやら本当だったみたい。
「ごめんごめん。ブルーはえらいね。」
そう言って頭を撫でてみたら、「バカにしてんの?」って言われてベシッと払いのけられた。
「私なりの慰めだったのに…!」
「あー、はいはい。うざったいわね。もういいわよ。」
「うざったい!?うわ、地味にショック~。」
泣き真似をする私。
「ま、とりあえずそういうワケでグリーンがくるから。」
うん、華麗にスルーされてしまった。
「……。」
「何?その目?」
「いや…。」
寂しいなんて言わないんだからっ!
「あ、じゃあ、レッドも一緒ってワケか。」
「たぶんね。」
グリーンとレッド、いつも一緒にお昼食べてるみたいだし。
「それにしても…。ふふ!グリーン災難~!」
「いいの!負けたのが悪いんだから!…そんなことより、そろそろ行かないとパン売り切れるわよ?」
「え、ヤバ!行ってくるね!遅くなったら先食べてていいからっ!」
私はそう言って、急いで扉を開ける。
「うわっと、」
「わ…ごめん!あ、」
扉を開けた瞬間、誰かにぶつかって顔を上げたら、レッドだった。
その後ろにグリーンもいる。
「ずいぶん急いでるな。」
「ちょっと、メロンパンがね…」
「メロンパン?」
「あー!説明してる暇ないの!ブルーに聞いて!じゃ!」
そう言い残し、急いでかけだす。
慌ただしい日常
(なんだかんだで楽しい)
カーンコーン
チャイムが鳴った。
4時間目終了のときのチャイムほど、すがすがしく体に染み渡るものはないと思う。
「やった!お昼だー!」
「ちょっと、イミテ。うるさいわよ。」
後ろの席のブルーがバシンと教科書で私の背中を叩いた。
……意外と痛い。
「ブルー!私、今日こそメロンパン買う!絶対買う!」
「はいはい。頑張って。」
この学校の購買で一番人気なのがメロンパン。
いつもいつも私が行く頃には売り切れてる。
まあ、私が遅いのがいけないんだけどね。
でも今日は無性にメロンパンが食べたい気分だから頑張る!
「あ、そうそう。今日のお昼グリーンも来るから。」
「ふーん?めずらしいね。何かあったの?」
「今日グリーンにお昼おごってもらう約束なのよ。化学のテストの点数、あたしのが高かったからご褒美にね!」
グリーンが負けた?
あのいつもいつも学年1位のグリーンが?
あまりに学年1位とりすぎて、下手すれば学校の七不思議にはいっちゃうってくらい秀才なグリーンが?
「…ブルー。人間、正直なのが一番だと思うよ。」
「ねえ、イミテ。それってあたしが不正行為でもしたって言うのかしら?」
「え、いや…」
にっこりと笑いながら言うブルー。
でも目は笑ってない。
怖いんですけど。
「全く。アンタもレッドも同じ反応するんだもの。やんなっちゃうわ。せっかくブルーちゃんが本気だして、グリーンを打ち負かしてやったっていうのに。」
ふい、とそっぽを向くブルー。
どうやら本当だったみたい。
「ごめんごめん。ブルーはえらいね。」
そう言って頭を撫でてみたら、「バカにしてんの?」って言われてベシッと払いのけられた。
「私なりの慰めだったのに…!」
「あー、はいはい。うざったいわね。もういいわよ。」
「うざったい!?うわ、地味にショック~。」
泣き真似をする私。
「ま、とりあえずそういうワケでグリーンがくるから。」
うん、華麗にスルーされてしまった。
「……。」
「何?その目?」
「いや…。」
寂しいなんて言わないんだからっ!
「あ、じゃあ、レッドも一緒ってワケか。」
「たぶんね。」
グリーンとレッド、いつも一緒にお昼食べてるみたいだし。
「それにしても…。ふふ!グリーン災難~!」
「いいの!負けたのが悪いんだから!…そんなことより、そろそろ行かないとパン売り切れるわよ?」
「え、ヤバ!行ってくるね!遅くなったら先食べてていいからっ!」
私はそう言って、急いで扉を開ける。
「うわっと、」
「わ…ごめん!あ、」
扉を開けた瞬間、誰かにぶつかって顔を上げたら、レッドだった。
その後ろにグリーンもいる。
「ずいぶん急いでるな。」
「ちょっと、メロンパンがね…」
「メロンパン?」
「あー!説明してる暇ないの!ブルーに聞いて!じゃ!」
そう言い残し、急いでかけだす。
慌ただしい日常
(なんだかんだで楽しい)