言葉の中の真実
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私とブルーは親友で、ちょくちょく一緒に遊んでた。
家に行ったこともある。
もちろんブルーの弟(のような存在)のシルバーにも会ったこともある。
ねえ、ブルー。
見てて思ったんだけど…、シルバーってさ…。
言葉の中の真実
いつもツンなのに……まさかのデレ?
「やっほー、シルバー!」
その日私はブルー、かつシルバーの家を訪ねていた。
「何の用だ。」
ムスッとした様子のシルバーと目が合う。
「何その顔。仮にも私はシルバーより年上なんだから、もう少し敬ってくれないかな?」
シルバーは出会った時からこうだった。
敬語なし、お前呼ばわり、子供扱いする。
…私を何だと思ってるんだっ!
「もう一度聞く。何の用だ。」
「せっかちな人は嫌われるよ。はい、コレ。」
私はシルバーにあるものを手渡す。
「…茶封筒?」
「うん。クリスから。通信進化するポケモンについて聞きたいことがあるから、後で来てだって。それは資料ね。」
「…何でお前が来たんだ?」
不機嫌そうなシルバー。
はいはい、クリスじゃなくて悪かったね。
「なんかクリス、手が離せないらしくて。ヤマブキのポケモンセンターにいるって。」
「そうか。」
封筒を開け、中身をチラリと見たシルバーはまたそれを元に戻す。
「ねえ、今から行くの?」
「ああ。今日は特に予定がないからな。」
「じゃあ私のリザードンに乗せてってあげるよ。シルバーのヤミカラス、今ブルーが使ってるんでしょう?」
「どこで聞いた?」
「ヤミカラスで飛んでるブルーにさっき会ったの。」
私はモンスターボールを投げ、リザードンをだす。
グオオ!と一鳴きしたリザードンの頭を撫で、背にのった。
「早く乗って。」
「いや、いい。バンギラスに乗って走れば…、…!?」
焦れったいと思ったのか、リザードンがシルバーの肩をガシッと掴み、勢いよく空に飛び立った。
「ごめんね、ウチのリザードンも結構せっかちなんだ。」
「悠長に構えてないで降ろせ!」
「あー…じゃあタマムシで降ろすよ。」
「タマムシで?」
「クリス頑張ってるから差し入れでも買おうと思って。あ、お金はシルバーが払ってね。」
「何で俺なんだ!」
「いいじゃない。その後ヤマブキまで送るから、それで貸し借りなしね。」
「…ふん。」
シルバーはそういうの気にする人だから、こうすれば私への貸りはなくなるでしょ?
でも、
「おせっかいだ。」
そんな私の些細な優しさを、シルバーはいとも簡単に踏みにじるんだよね…。
お前には関係ないだろ
(別に頼んでないけど、一応ありがとう)
人の好意は素直に受け取りなさい
家に行ったこともある。
もちろんブルーの弟(のような存在)のシルバーにも会ったこともある。
ねえ、ブルー。
見てて思ったんだけど…、シルバーってさ…。
言葉の中の真実
いつもツンなのに……まさかのデレ?
「やっほー、シルバー!」
その日私はブルー、かつシルバーの家を訪ねていた。
「何の用だ。」
ムスッとした様子のシルバーと目が合う。
「何その顔。仮にも私はシルバーより年上なんだから、もう少し敬ってくれないかな?」
シルバーは出会った時からこうだった。
敬語なし、お前呼ばわり、子供扱いする。
…私を何だと思ってるんだっ!
「もう一度聞く。何の用だ。」
「せっかちな人は嫌われるよ。はい、コレ。」
私はシルバーにあるものを手渡す。
「…茶封筒?」
「うん。クリスから。通信進化するポケモンについて聞きたいことがあるから、後で来てだって。それは資料ね。」
「…何でお前が来たんだ?」
不機嫌そうなシルバー。
はいはい、クリスじゃなくて悪かったね。
「なんかクリス、手が離せないらしくて。ヤマブキのポケモンセンターにいるって。」
「そうか。」
封筒を開け、中身をチラリと見たシルバーはまたそれを元に戻す。
「ねえ、今から行くの?」
「ああ。今日は特に予定がないからな。」
「じゃあ私のリザードンに乗せてってあげるよ。シルバーのヤミカラス、今ブルーが使ってるんでしょう?」
「どこで聞いた?」
「ヤミカラスで飛んでるブルーにさっき会ったの。」
私はモンスターボールを投げ、リザードンをだす。
グオオ!と一鳴きしたリザードンの頭を撫で、背にのった。
「早く乗って。」
「いや、いい。バンギラスに乗って走れば…、…!?」
焦れったいと思ったのか、リザードンがシルバーの肩をガシッと掴み、勢いよく空に飛び立った。
「ごめんね、ウチのリザードンも結構せっかちなんだ。」
「悠長に構えてないで降ろせ!」
「あー…じゃあタマムシで降ろすよ。」
「タマムシで?」
「クリス頑張ってるから差し入れでも買おうと思って。あ、お金はシルバーが払ってね。」
「何で俺なんだ!」
「いいじゃない。その後ヤマブキまで送るから、それで貸し借りなしね。」
「…ふん。」
シルバーはそういうの気にする人だから、こうすれば私への貸りはなくなるでしょ?
でも、
「おせっかいだ。」
そんな私の些細な優しさを、シルバーはいとも簡単に踏みにじるんだよね…。
お前には関係ないだろ
(別に頼んでないけど、一応ありがとう)
人の好意は素直に受け取りなさい
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