24話.力の源
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もっと、もっと、と
高みを目指す
君がそこにいるだけで
私はずっと、強くなれる
ポケモンリーグのトーナメント表は顔写真と名前が載るらしい。
「え……!?」
受付の横に堂々と張り出されたそれを見て、私は目を疑った。
だって、写真を撮ったとき変な顔になったはずなのに、そこにあったのは笑顔の私の写真。
しかも振り向きざまの。
自分でもびっくりするぐらいキレイに映ってた。
「なんで…!?」
「気に入りましたか?」
唖然としている私に1人の女性が声をかけてきた。
あ、私がリーグの受付した時のお姉さんだ。
「あの、この写真って…」
「よく撮れてるでしょう?アナタ、写真をとったあと納得いかないって顔してたから、こっそり取り直したんですよ。」
「え……!?」
もう一度写真をよく見てみる。
そういえば…受付をすませた後、はげましてくれたサンにふり返って笑いかけたかもしれない。
これ、その時撮られたやつ…?
「アナタ、カメラを向けられた時より、ポケモンとふれあってる時の方がいい顔しますね。」
にっこりと笑った受付のお姉さん。
じんわりと温かい気持ちになった。
「~…っ!本当にありがとうございますっ!」
本当は写真がどんな感じになっているか、不安で不安でたまらなかったんだ。
すっごく嬉しい…!
「あ。ある意味隠し撮りだから目線はあってませんけど…。」
「全っ然いいです!」
「ふふ。喜んでもらえてよかった。」
そう言ってお姉さんはまたにっこりと笑う。
こんなにいい人だったなんて…!
この前はうらんでごめんなさい。
心の中でそう思いながら、「頑張ってください。」と言って去っていったお姉さんを見送った。
「(私も部屋に戻って準備しないと…。)」
ポケモン達、ウイン以外は部屋に置きっぱなしだし。
くるりと向きを変え、部屋までの廊下を歩いていると、「ずいぶん嬉しそうねえ。」と声がした。
「え、あ。ブルー!」
廊下の脇に、胸の前で腕を組んで壁に寄りかかっているブルー。
「何かいいことでもあったの?」
「うん!さっきトーナメント表見てきたんだけどね、」
「はは~ん。いい相手と一緒になったって訳ね!イミテ、何ブロックだったの?」
あたしはBブロックよ!とウィンクしながら言うブルー。
あれ…、言われてみれば、私……
「……何ブロックか見てこなかった。」
「はっ!?アンタ、いったいなに見に行ったのよ!?」
「え……自分の写真?」
「写真!?……まさかイミテがナルシストだったなんて思わなかったわ。」
「!?違う違う!誤解だからっ!」
.
高みを目指す
君がそこにいるだけで
私はずっと、強くなれる
ポケモンリーグのトーナメント表は顔写真と名前が載るらしい。
「え……!?」
受付の横に堂々と張り出されたそれを見て、私は目を疑った。
だって、写真を撮ったとき変な顔になったはずなのに、そこにあったのは笑顔の私の写真。
しかも振り向きざまの。
自分でもびっくりするぐらいキレイに映ってた。
「なんで…!?」
「気に入りましたか?」
唖然としている私に1人の女性が声をかけてきた。
あ、私がリーグの受付した時のお姉さんだ。
「あの、この写真って…」
「よく撮れてるでしょう?アナタ、写真をとったあと納得いかないって顔してたから、こっそり取り直したんですよ。」
「え……!?」
もう一度写真をよく見てみる。
そういえば…受付をすませた後、はげましてくれたサンにふり返って笑いかけたかもしれない。
これ、その時撮られたやつ…?
「アナタ、カメラを向けられた時より、ポケモンとふれあってる時の方がいい顔しますね。」
にっこりと笑った受付のお姉さん。
じんわりと温かい気持ちになった。
「~…っ!本当にありがとうございますっ!」
本当は写真がどんな感じになっているか、不安で不安でたまらなかったんだ。
すっごく嬉しい…!
「あ。ある意味隠し撮りだから目線はあってませんけど…。」
「全っ然いいです!」
「ふふ。喜んでもらえてよかった。」
そう言ってお姉さんはまたにっこりと笑う。
こんなにいい人だったなんて…!
この前はうらんでごめんなさい。
心の中でそう思いながら、「頑張ってください。」と言って去っていったお姉さんを見送った。
「(私も部屋に戻って準備しないと…。)」
ポケモン達、ウイン以外は部屋に置きっぱなしだし。
くるりと向きを変え、部屋までの廊下を歩いていると、「ずいぶん嬉しそうねえ。」と声がした。
「え、あ。ブルー!」
廊下の脇に、胸の前で腕を組んで壁に寄りかかっているブルー。
「何かいいことでもあったの?」
「うん!さっきトーナメント表見てきたんだけどね、」
「はは~ん。いい相手と一緒になったって訳ね!イミテ、何ブロックだったの?」
あたしはBブロックよ!とウィンクしながら言うブルー。
あれ…、言われてみれば、私……
「……何ブロックか見てこなかった。」
「はっ!?アンタ、いったいなに見に行ったのよ!?」
「え……自分の写真?」
「写真!?……まさかイミテがナルシストだったなんて思わなかったわ。」
「!?違う違う!誤解だからっ!」
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