19話.力を1つに挑む敵
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皆で力を合わせれば、
どんなに巨悪な敵にでも勝てる
その代わり、
誰か1人でも欠けたら
きっと、
どれほど弱い敵にだって勝てない
1人1人の力が
大きな道に繋がるから
ウインに乗って階段を上がると、つい数十分前に開けた扉の前に着いた。
ここに…博士がいるんだ。
「ウイン。ありがとう、戻って。」
ウインをボールに戻して、ゆっくりと扉を開ける。
…そこにあったのは2つの人影。
「あ…!博士!…と、グリーン!?」
「イミテ!?」
博士が縄で縛られていて、その後ろにはグリーンが。
縛ってる…?
「………。え…グリーン、何てことを…!」
「!?縄をほどいてるんだ!変な想像をするな!」
「ああ!びっくりした…。博士、大丈夫ですか!?」
「大丈夫じゃ。わしより町の人々を。この下、地下2階には巨大なポケモン訓練場がある。町からつれ出された人々は…そこじゃ!!」
「あ!安心してください!町の人達はさっき全員助けました。」
私が笑えば、博士は一瞬ポカンとなって、「そうか、よかった…。」と穏やかな表情を見せた。
「お前が町の人達を助けに行ったのはレッドから聞いた。」
「グリーン、レッドに会ったんだ…!」
ということは、レッド、マチスに勝ったってことだよね…!
私はほっと胸をなで下ろす。
「イミテ、怪我はしてないか?」
「あ、うん。私はなんともない。」
「そうか。…それよりおじいちゃん、ロケット団はどうしてマサラの人間をさらったんだ?…原因は…レッドか?」
「グリーン!まだそんなこと言ってるの!?」
「本当のことだ。でしゃばってロケット団の研究用のポケモンを連れるのが悪い。」
「そんなこと言わないでよ!レッドが救ってくれなかったら、あのイーブイは…!」
「落ち着くんじゃ、イミテ。そう感情的になるでない。」
オーキド博士にポンと肩を叩かれ、なんとか言葉をのみ込む。
「確かにグリーンの言うことも少しは関係しているじゃろう。だがもう1つ…。マサラの人間は生来ポケモンと気持ちの通じる素ようがある。」
「気持ちを通じる…?」
「そうじゃ。イミテ…、お前のポケモンの過去が見られる能力…。それにも少なからず関係しとる。」
「………。」
「奴らはそれを利用…イツツ。」
博士は立ち上がろうとしてフラッとよろめいた。
「おじいちゃん!」
それをグリーンがあわてて支える。
「大丈夫ですか!?」
「ぐ…だいぶ痛めつけられたわい。これでも昔はきたえとったんじゃがな。」
グリーンは博士の腕を自分の肩におかせ、なんとか博士を立ち上がらせた。
「奴らの科学者のひとりが脱走したらしくての、わしにそのかわりをさせようとしていたらしい。」
「!」
「その研究というのが…」
「最凶バイオ兵器のための研究、ですか?」
私の言葉に博士は目を大きく見開く。
「イミテ、なぜお前がそれを…!?」
「たぶん私、会ったことがあります。その脱走した科学者に。」
きっと博士の言ってる人、グレンタウンで会ったカツラさんで間違いないよね。
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どんなに巨悪な敵にでも勝てる
その代わり、
誰か1人でも欠けたら
きっと、
どれほど弱い敵にだって勝てない
1人1人の力が
大きな道に繋がるから
ウインに乗って階段を上がると、つい数十分前に開けた扉の前に着いた。
ここに…博士がいるんだ。
「ウイン。ありがとう、戻って。」
ウインをボールに戻して、ゆっくりと扉を開ける。
…そこにあったのは2つの人影。
「あ…!博士!…と、グリーン!?」
「イミテ!?」
博士が縄で縛られていて、その後ろにはグリーンが。
縛ってる…?
「………。え…グリーン、何てことを…!」
「!?縄をほどいてるんだ!変な想像をするな!」
「ああ!びっくりした…。博士、大丈夫ですか!?」
「大丈夫じゃ。わしより町の人々を。この下、地下2階には巨大なポケモン訓練場がある。町からつれ出された人々は…そこじゃ!!」
「あ!安心してください!町の人達はさっき全員助けました。」
私が笑えば、博士は一瞬ポカンとなって、「そうか、よかった…。」と穏やかな表情を見せた。
「お前が町の人達を助けに行ったのはレッドから聞いた。」
「グリーン、レッドに会ったんだ…!」
ということは、レッド、マチスに勝ったってことだよね…!
私はほっと胸をなで下ろす。
「イミテ、怪我はしてないか?」
「あ、うん。私はなんともない。」
「そうか。…それよりおじいちゃん、ロケット団はどうしてマサラの人間をさらったんだ?…原因は…レッドか?」
「グリーン!まだそんなこと言ってるの!?」
「本当のことだ。でしゃばってロケット団の研究用のポケモンを連れるのが悪い。」
「そんなこと言わないでよ!レッドが救ってくれなかったら、あのイーブイは…!」
「落ち着くんじゃ、イミテ。そう感情的になるでない。」
オーキド博士にポンと肩を叩かれ、なんとか言葉をのみ込む。
「確かにグリーンの言うことも少しは関係しているじゃろう。だがもう1つ…。マサラの人間は生来ポケモンと気持ちの通じる素ようがある。」
「気持ちを通じる…?」
「そうじゃ。イミテ…、お前のポケモンの過去が見られる能力…。それにも少なからず関係しとる。」
「………。」
「奴らはそれを利用…イツツ。」
博士は立ち上がろうとしてフラッとよろめいた。
「おじいちゃん!」
それをグリーンがあわてて支える。
「大丈夫ですか!?」
「ぐ…だいぶ痛めつけられたわい。これでも昔はきたえとったんじゃがな。」
グリーンは博士の腕を自分の肩におかせ、なんとか博士を立ち上がらせた。
「奴らの科学者のひとりが脱走したらしくての、わしにそのかわりをさせようとしていたらしい。」
「!」
「その研究というのが…」
「最凶バイオ兵器のための研究、ですか?」
私の言葉に博士は目を大きく見開く。
「イミテ、なぜお前がそれを…!?」
「たぶん私、会ったことがあります。その脱走した科学者に。」
きっと博士の言ってる人、グレンタウンで会ったカツラさんで間違いないよね。
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