Rosen Rot

「Rosen Rot」

◆エルネスト=H=ブロッケン
(Ernest=Henrietta=Brocken)
*お相手:義弟√(※)のみジェイド
*出 身:ドイツ
*身長/体重:192cm/87kg
*頭髪色/虹彩色:灰色がかった銀髪/菫色
*一人称/二人称:俺/君・貴方・貴女
*異名:Rosen Rot(薔薇紅/そうびこう)

※派生で、「義弟√」「-10時空」があります。説明は「派生ルート」ページを参照。


 キン肉スグルがキン肉星の王として即位した年に生まれた、ブロッケンJr.とティネケの息子。
 Ⅱ世の物語開始時点では28歳。飄々とした風来坊。決して真意を明かさない、雲のように捉え難く神出鬼没な超人。
悪戯好きは母親譲りで、人をからかって遊ぶのが好き。知っていてわざとやっている、ツッコミ待ちの気がある。

 dMp戦前に、ブロッケンJr.の姿をした(万太郎曰く『完成度の高いコスプレ』)謎の超人「オットー・ブロッケン(名無しのブロッケン)」として登場し、新世代超人達を度々助けるなどの活躍を見せる。
 入れ替え戦後、オットー・ブロッケンの姿は一族への侮辱だと怒るジェイドと一悶着あった後、父親であるブロッケンJr.と再会し、正体を明かした。

 正体を明かした後も、なぜか新世代超人達とは迎合せず、超人オリンピック編では選手でないにも関わらず、各国の超人達のデータを収集するような謎の動きを見せる。オリンピック終了後に音信不通となり、悪魔の種子編では悪魔将軍の配下として新世代超人達の前に立ちはだかった。
 何を隠そう彼は、超人委員会や人間達からの一族への仕打ちを恨み、悪魔将軍に魂を売って、正義超人の動向や戦力を探るスパイとして活動してきたというのだ。

 ジェイドの追跡により、観客、審判、仲間、家族の誰もおらず、静寂と底なしの闇に満ちた絶望のリングにて義兄弟は相対し、死闘を繰り広げることとなる。
 ジェイドに勝利したエルンストは、ジェネラル・パラストの崩壊の中、悪魔将軍にミートに代わる依り代となるよう求められるが、自分が本当は正義超人側のダブルスパイとして動いており、キン肉マンソルジャー(キン肉アタル)を通して、正義超人側に悪魔の種子らの情報を流していたことを暴露。
 自らの手で胸を裂き、ジェネラル・ストーンを無理矢理引き抜いて、将軍に拒絶の意志を突きつけた。
 悪魔を騙した大罪の罰として落ちてきたダイヤモンドの鋭い柱に貫かれそうになるも、父、ブロッケンJr.に庇われ、ジェイドがベルリンの赤い雨で柱を真っ二つに裂くことによって、死の運命を克服する。
 そして20年ぶりの帰郷を果たし、家族の元で深い傷を癒やすために静養するのだった。


過去・・・
 幼い頃、過激な平和思想の民間団体によって暗殺されかかり、自分を庇った父親が重傷を負ったことをきっかけに、ドイツを離れ、ラーメンマンの元へと預けられた。
 ラーメンマンに師事し、10代半ばで帰郷しようとするも、父親から「ドイツに戻ってきてもお前の居場所も仲間も無いのだから、帰ってくるな。違う世界で幸せを探せ。」と拒絶され、放浪の身となる。
 見かねたラーメンマンの手引きによって、キン肉マンソルジャーの部下として超人警察に所属。ノーリスペクトのキン肉星征服未遂事件の鎮圧に携わった末に、あらゆるものへの絶望を「無慈悲・無尊敬な正義」の力に変え、ベルリンの赤い雨が纏う闘魂の炎は、絶対零度の冷気に変わったのだった。

 長い孤独の中で、いつしか彼は思うようになる。父は平和のために粉骨砕身し命すら捧げて闘ってきたにも関わらず、人々はその恩に報いず、裏切った。誇り、正義、友情・・・そんなものは、幻にすぎない。
 ならば、今こそ一族の歴史に幕を下ろすべきであり、その役目を負う者は己に他ならない。
 彼は長らく冷たい絶望の信念の下、悪魔将軍と正義超人、双方のダブルスパイとして活動していくことになる。

ーそして2015年、再び歴史は動き出す。
1/2ページ
スキ