*
潜入、そして
「名前を変える」
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…
ピッ..
「マスターに報告したよ」
ミッドガルの外れに通じる地下水道から地上に出た所で、**は叫んだ。
「後ろッ!!」
バシンッ..
J「ゔッ」
レ「まったく主任も人使いが荒いぞ、と」
ド「たまたま近くに居たからな」
レ「1人は…女か」
**はスーツの2人を見る。
「(一人はロッド、もう一人は…恐らく格闘タイプ。はぁ、分が悪いな…)」
暫く地面に目を落としていた**は、両手を上げた。
バチンッ…という音と共に、目の前が真っ白に染まって意識が途切れた。
..
..
…、
……、
………まどろむ意識が、ゆっくりと浮上していく。
あたたかい、ここは牢屋ではないのか。
ル「目が覚めたか」
大きく目を開く**。
ル「投降するのは良い判断と言える」
「 !? 」
そして自分の姿を見て驚く。
「ギャーーーーーーっ!!!!」
ル「色気のない叫びだ」
上体を逸らして耳へのダメージを回避するルーファウス。
側にあったクッションを抱き込むようにして前を隠す。顔のマスク以外の衣類を全て、取り払われていたからだ。
ル「そのマスクは、どうやって外す?」
「本人しか着脱できない設計なの」
ル「それは良いな」
「…。」
ル「外せ」
「いや」
ル「その首に付いているものは爆弾だ。ビルから出るか鍵なしで外そうとするか、私の持つリモコンで起爆できる」
「どうぞ」
ル「はぁ…」
とても、それはもう、とてもやり難そうなルーファウスは溜め息を吐く。
ル「命は助けてくれ、とは言わんのか」
「…別に生に執着してないし」
ル「ならば一緒に居た、あの男を助けたくば」
「断る」
食い気味に拒否する**。
ル「ならば外したくなってもらおう」
「ひぇっ」
内腿を撫でられて、**が情けない声を上げた。
ル「もっと色気ある声を出せないのか」
カタカタ…
「…や、やめ…」
ガクガクと大きく震え出したかと思えば、咳き込みだす。その口からはヒューヒューという空気の音が漏れ、呼吸が細くなったように手足を痙攣させている。
ル「過呼吸か?!」
抱き起こした所で手立てがない。
ル「チッ、マスクを外せ!」
首を横に振る**をソファに押し倒し、ルーファウスは懐から取り出した拳銃を耳元に当てる。
ル「動くなよ」
ガァンッ…!!!!
「ッ」
パキッ..かなり頑丈な作りだったようだ。
ヒビが入ったので無理矢理マスクを引き剥がすと、ルーファウスは**に口付けた。
「っ…!」
体を押し返そうとする動きを封じ込めるように覆い被さった。
ただ唇を重ねているだけだが、徐々に呼吸が落ち着いてくる。
ル「…治ったようだな」
「…社長なんでしょ、そういう相手には不自由してない、でしょ」
ル「私の相手は私が決める。下心のある女は好かん」
ガッ..
ル「よせ!」
ルーファウスは、首輪を掴む**の両手を掴むと其れから引き離す。
「止めないでよ」
ル「…お前には枷の方が良さそうだな」
「ジャックは何処?」
ル「どうして気にする」
「…、」
ル「好きなのか?」
無意識に語尾が低くなる。
**は首を横に振った。
「ジャックは私の兄だよ」
ル「あまり似てないな」
「母親が違うからね」
ル「なら父親は…」
「イナイ」
明らかに声のトーンが変わる。
「あんなクズ、父親なんかじゃない」
ギュッと両手を、目を閉じる姿を見て、何かあるとルーファウスは察した。
脳内に浮かび上がった単語は口に出すには気が引けた。
ル(…兄か、)
→
ピッ..
「マスターに報告したよ」
ミッドガルの外れに通じる地下水道から地上に出た所で、**は叫んだ。
「後ろッ!!」
バシンッ..
J「ゔッ」
レ「まったく主任も人使いが荒いぞ、と」
ド「たまたま近くに居たからな」
レ「1人は…女か」
**はスーツの2人を見る。
「(一人はロッド、もう一人は…恐らく格闘タイプ。はぁ、分が悪いな…)」
暫く地面に目を落としていた**は、両手を上げた。
バチンッ…という音と共に、目の前が真っ白に染まって意識が途切れた。
..
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…、
……、
………まどろむ意識が、ゆっくりと浮上していく。
あたたかい、ここは牢屋ではないのか。
ル「目が覚めたか」
大きく目を開く**。
ル「投降するのは良い判断と言える」
「 !? 」
そして自分の姿を見て驚く。
「ギャーーーーーーっ!!!!」
ル「色気のない叫びだ」
上体を逸らして耳へのダメージを回避するルーファウス。
側にあったクッションを抱き込むようにして前を隠す。顔のマスク以外の衣類を全て、取り払われていたからだ。
ル「そのマスクは、どうやって外す?」
「本人しか着脱できない設計なの」
ル「それは良いな」
「…。」
ル「外せ」
「いや」
ル「その首に付いているものは爆弾だ。ビルから出るか鍵なしで外そうとするか、私の持つリモコンで起爆できる」
「どうぞ」
ル「はぁ…」
とても、それはもう、とてもやり難そうなルーファウスは溜め息を吐く。
ル「命は助けてくれ、とは言わんのか」
「…別に生に執着してないし」
ル「ならば一緒に居た、あの男を助けたくば」
「断る」
食い気味に拒否する**。
ル「ならば外したくなってもらおう」
「ひぇっ」
内腿を撫でられて、**が情けない声を上げた。
ル「もっと色気ある声を出せないのか」
カタカタ…
「…や、やめ…」
ガクガクと大きく震え出したかと思えば、咳き込みだす。その口からはヒューヒューという空気の音が漏れ、呼吸が細くなったように手足を痙攣させている。
ル「過呼吸か?!」
抱き起こした所で手立てがない。
ル「チッ、マスクを外せ!」
首を横に振る**をソファに押し倒し、ルーファウスは懐から取り出した拳銃を耳元に当てる。
ル「動くなよ」
ガァンッ…!!!!
「ッ」
パキッ..かなり頑丈な作りだったようだ。
ヒビが入ったので無理矢理マスクを引き剥がすと、ルーファウスは**に口付けた。
「っ…!」
体を押し返そうとする動きを封じ込めるように覆い被さった。
ただ唇を重ねているだけだが、徐々に呼吸が落ち着いてくる。
ル「…治ったようだな」
「…社長なんでしょ、そういう相手には不自由してない、でしょ」
ル「私の相手は私が決める。下心のある女は好かん」
ガッ..
ル「よせ!」
ルーファウスは、首輪を掴む**の両手を掴むと其れから引き離す。
「止めないでよ」
ル「…お前には枷の方が良さそうだな」
「ジャックは何処?」
ル「どうして気にする」
「…、」
ル「好きなのか?」
無意識に語尾が低くなる。
**は首を横に振った。
「ジャックは私の兄だよ」
ル「あまり似てないな」
「母親が違うからね」
ル「なら父親は…」
「イナイ」
明らかに声のトーンが変わる。
「あんなクズ、父親なんかじゃない」
ギュッと両手を、目を閉じる姿を見て、何かあるとルーファウスは察した。
脳内に浮かび上がった単語は口に出すには気が引けた。
ル(…兄か、)
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