*
潜入、そして
「名前を変える」
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…
ピーッ..
ル「なんの音だ」
管制室に入って暫く..鳴り始めた音にルーファウスが足を止め、スカーレットがモニターに歩み寄る。
ス「ただのネズミですわ」
ル「だが、そのネズミにしてやられる可能性が無いわけではないな。ツォン」
ツ「はい」
ルーファウスの目配せを受けて頷くと、ツォンは管制室から出て行った。
ス「高みの見物ですわね」
..
..
「ジャック」
J「どうした?」
「1人、管制室から来てる」
プシュー…というエアー音が漏れてドアが開くと、中へと駆けていく3人。
J「クラウド」
ク「…あぁ」
カツ、カツ..という音を立てて、ツォンが後を追って入室してきた。
スカーレットが管制室で各見張りに通達を出したのもあり、バタバタと足音が聞こえる。
J「急げ」
「分かってるッて」
ツォンが銃を構え、**の後ろ姿に向けて撃ち放つ。
ガキィッ..間に飛び込んだクラウドのブレードが、その弾を防いだ。
ツ「そのコンピュータは特別製だ、お前たちに突破できはしない」
J「そいつはどうかな、ウチの天才を舐めてもらっちゃ困る」
ツ「ならば、やってみるがいい。捕まえろッ」
ツォンの合図で、見張り兵たちが襲いかかる。
「…骨が折れそうだけど」
ル「…、」
ルーファウスは、モニターの様子をジッと見つめている。
ス「あのコンピュータのセキュリティを突破することは難しいですわ」
ル「難しい、ということは『解けてしまう』こともあるということだ」
ス「アレを突破されたら神羅が危険に晒されるということになってしまいます」
ル「…、」
モニター越しで**は、左手でコンピュータに触れながら、右手は空中を滑るように動かしている。
まるで見えないホログラフィックモニターで操作しているかのように、手を忙しなく動かしている。
ル「 ! 」
カッ..管制室を飛び出すルーファウス。
ス「ルーファウス様!?」
後を追うスカーレット。
ル(…嫌な予感がするッ)
早る心を抑えて、ルーファウスはツォンの元に急いだ。
兵「手を上げろ!!」
2人の隙を掻い潜って**に銃を向ける兵士。
**は、ニコッと微笑んで銃に触れた。
カッ…
兵「えっ」
銃が突然、暴発して破裂し、兵士が後方へ吹き飛ぶ。
J「やるねぇ」
ク「あと、どれぐらいだ」
「あと数分!」
カッ..残りの兵士が倒された所で、ルーファウスがメインコンピュータルームに到着した。
ツ「ルーファウス様」
ルーファウスがツォンに並ぶ。
ル「お前たちは何者だ」
J「今、分かりますよ」
ブァアアア…メインコンピュータルームの巨大なモニターが、青と緑のカラーに塗りつぶされていく。
そこに映し出されたのは、
ル「"JUDGEMENT"かッ!」
J「ご名答」
「終わったぁ…」
クルッと振り返った**が発したのは、
「モノクロコンビがいる」
J「ぶっ…おま、思っても言わなかったことを」
「笑いの沸点、低くない?」
ク「帰ってからやれ!!」
ル「通すと思っているのか」
「く…くらぅ、クラは来た道を戻って帰って」
ク「…分かった」
何か言いたげにしていたが、状況を考えてクラウドは言葉を飲み込んだ。
ク「2人は?」
「気にしなくて大丈夫」
ク「なら後でな」
ダッと突っ込むようにして駆け出したクラウドに、ルーファウスは見向きもしなかった。
ク「!」
ツォンも一瞥しただけに留まった。
ツ「良いのですか」
ル「小物に構っている暇はない」
カチンと来たクラウドが引き返そうとした目の前で、コンピュータルームのドアが閉まってしまった。
ク「おい!」
ドンッと叩くがビクともしない。
ル「2対2だ」
「巻き込むのは可哀想だからね」
ル「…ほう」
ルーム内の防犯システムは全て、ルーファウスらに向けられている。
ル「君がやったのか」
「だったら?」
ル「素晴らしい異能力だ、是非とも神羅に欲しい」
「やだ」
ル「そうか、残念だ…」
チャッ..ルーファウスの銃口が向けられる。
間に立つジャックは微動だにしない。
3…
ル「遺言があるなら聞いてやろう」
2…
「遺言だって、なんかある?」
J「いきなり言われてもなぁ」
1…
ル「時間切れだ」
ルーファウスの指がトリガーに掛けられる。
0…
…フッ....
瞬間、施設の明かりが落ちて辺りは暗闇に包まれた。
ル「チッ」
ビュオッ..、風切音に反射的に体を逸らして避けるルーファウス。
だが通り抜けたのは攻撃の手ではなく、
ル「ツォン!」
ツ「ハッ」
ドアへ駆けていく2人を追いかけようとしたツォンの足元で、カンッと金属音が鳴る。
「プレゼント」
カッ!!
眩い閃光が弾けて、堪らずツォンは目を閉じた。
→
ピーッ..
ル「なんの音だ」
管制室に入って暫く..鳴り始めた音にルーファウスが足を止め、スカーレットがモニターに歩み寄る。
ス「ただのネズミですわ」
ル「だが、そのネズミにしてやられる可能性が無いわけではないな。ツォン」
ツ「はい」
ルーファウスの目配せを受けて頷くと、ツォンは管制室から出て行った。
ス「高みの見物ですわね」
..
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「ジャック」
J「どうした?」
「1人、管制室から来てる」
プシュー…というエアー音が漏れてドアが開くと、中へと駆けていく3人。
J「クラウド」
ク「…あぁ」
カツ、カツ..という音を立てて、ツォンが後を追って入室してきた。
スカーレットが管制室で各見張りに通達を出したのもあり、バタバタと足音が聞こえる。
J「急げ」
「分かってるッて」
ツォンが銃を構え、**の後ろ姿に向けて撃ち放つ。
ガキィッ..間に飛び込んだクラウドのブレードが、その弾を防いだ。
ツ「そのコンピュータは特別製だ、お前たちに突破できはしない」
J「そいつはどうかな、ウチの天才を舐めてもらっちゃ困る」
ツ「ならば、やってみるがいい。捕まえろッ」
ツォンの合図で、見張り兵たちが襲いかかる。
「…骨が折れそうだけど」
ル「…、」
ルーファウスは、モニターの様子をジッと見つめている。
ス「あのコンピュータのセキュリティを突破することは難しいですわ」
ル「難しい、ということは『解けてしまう』こともあるということだ」
ス「アレを突破されたら神羅が危険に晒されるということになってしまいます」
ル「…、」
モニター越しで**は、左手でコンピュータに触れながら、右手は空中を滑るように動かしている。
まるで見えないホログラフィックモニターで操作しているかのように、手を忙しなく動かしている。
ル「 ! 」
カッ..管制室を飛び出すルーファウス。
ス「ルーファウス様!?」
後を追うスカーレット。
ル(…嫌な予感がするッ)
早る心を抑えて、ルーファウスはツォンの元に急いだ。
兵「手を上げろ!!」
2人の隙を掻い潜って**に銃を向ける兵士。
**は、ニコッと微笑んで銃に触れた。
カッ…
兵「えっ」
銃が突然、暴発して破裂し、兵士が後方へ吹き飛ぶ。
J「やるねぇ」
ク「あと、どれぐらいだ」
「あと数分!」
カッ..残りの兵士が倒された所で、ルーファウスがメインコンピュータルームに到着した。
ツ「ルーファウス様」
ルーファウスがツォンに並ぶ。
ル「お前たちは何者だ」
J「今、分かりますよ」
ブァアアア…メインコンピュータルームの巨大なモニターが、青と緑のカラーに塗りつぶされていく。
そこに映し出されたのは、
ル「"JUDGEMENT"かッ!」
J「ご名答」
「終わったぁ…」
クルッと振り返った**が発したのは、
「モノクロコンビがいる」
J「ぶっ…おま、思っても言わなかったことを」
「笑いの沸点、低くない?」
ク「帰ってからやれ!!」
ル「通すと思っているのか」
「く…くらぅ、クラは来た道を戻って帰って」
ク「…分かった」
何か言いたげにしていたが、状況を考えてクラウドは言葉を飲み込んだ。
ク「2人は?」
「気にしなくて大丈夫」
ク「なら後でな」
ダッと突っ込むようにして駆け出したクラウドに、ルーファウスは見向きもしなかった。
ク「!」
ツォンも一瞥しただけに留まった。
ツ「良いのですか」
ル「小物に構っている暇はない」
カチンと来たクラウドが引き返そうとした目の前で、コンピュータルームのドアが閉まってしまった。
ク「おい!」
ドンッと叩くがビクともしない。
ル「2対2だ」
「巻き込むのは可哀想だからね」
ル「…ほう」
ルーム内の防犯システムは全て、ルーファウスらに向けられている。
ル「君がやったのか」
「だったら?」
ル「素晴らしい異能力だ、是非とも神羅に欲しい」
「やだ」
ル「そうか、残念だ…」
チャッ..ルーファウスの銃口が向けられる。
間に立つジャックは微動だにしない。
3…
ル「遺言があるなら聞いてやろう」
2…
「遺言だって、なんかある?」
J「いきなり言われてもなぁ」
1…
ル「時間切れだ」
ルーファウスの指がトリガーに掛けられる。
0…
…フッ....
瞬間、施設の明かりが落ちて辺りは暗闇に包まれた。
ル「チッ」
ビュオッ..、風切音に反射的に体を逸らして避けるルーファウス。
だが通り抜けたのは攻撃の手ではなく、
ル「ツォン!」
ツ「ハッ」
ドアへ駆けていく2人を追いかけようとしたツォンの足元で、カンッと金属音が鳴る。
「プレゼント」
カッ!!
眩い閃光が弾けて、堪らずツォンは目を閉じた。
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