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心の闇、ダイブ
「名前を変える」
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レ「あの店か?」
ド「らしいが」
レ「普通のカフェだよな」
ド「…そうだな」
レ「ま、行ってみるか」
手にした情報を元にレノとルードは、一見してカフェだと分かる建物に入ってみた。
店内は大通りから外れているが、人気のスイーツ目当ての女性客が目立つ。レノはレジでメニュー表を眺めては、静かに『マスターのオススメ』と言うと、店員は『そのようなメニューはございません』と丁寧に断ってきた。
レ「常連から聞いたメニューなんだけどな」
それを聞いた店員は思い当たる事がある様で頷いて。
店「前の店で提供していたらしいですね。ウチの店、先週にオープンしたばかりなんです」
レノは『やられた』と思った。
レ「戻るぞ、相棒」
店内を探っていたルードも同じ考えに至ったらしく、頷いては足速に店から外へと出て行った。
その姿を屋上から眺めている人物が1人。
マ「あら、もうひとり居たのね」
女性の後ろ姿に銃を突きつけるツォンに、さして驚く様子もなく彼女は小さく笑った。
ツ「お前がマスターか」
マ「そうよ。…ジャック、死んだのね」
ツ「力を借りたい」
銃を下ろしたツォンは、真っ直ぐにマスターを見つめる。
マ「**に何かあったのね。いいわ、彼女のところへ連れて行ってちょうだい」
ツ「恩に着る」
ツォンの案内の元、マスターは**の元に向かう事となった。
..
…
まるで眠り姫のために設られた寝室のベッドで、静かに眠っているように見える**。
その側に膝をついて2人を振り返るマスター。
マ「で、**を助け出してくれるナイトは、どちらなのかしら」
ル「私が行く」
ツ「お供します」
ル「一人でいい」
ツ「なりません、何があるか分かりません」
着いてくる気でいるツォンに訝しい表情をするルーファウス。
マ「2人で行くのね。それじゃ、**の隣に横になって、しっかり手を握ってもらえるかしら」
ボスッと横になって**の手を握るルーファウスと、「失礼します」と断りを入れてから横になりツォンは**の手を握った。
マ「時間はあるから焦らないこと。私は帰ってくるまで此処に居るから…必ず、一緒に戻ってきて」
ル「任せておけ」
**の手を握る2人の手に、マスターが手を重ねる。
マ「じゃ、いくわよ」
《SKILL発動
ーハート・ディメンションー 》
マスターの目が金色に輝くや否や、ベッドに沈み込む様な後ろに引っ張られる感覚がして、まるで落下している浮遊感に思わず手足を動かしそうになって、次に目まぐるしい光の渦の中に立っていた。
風のように高速で周囲を取り巻く緑の光に目がチカチカしそうだ。
ル「なんだ、これは…頭が痛くなりそうだ」
ゾワリとした背筋を這い上がる予感にフラつく体を何かが掴んで支えた。
ツ「ルーファウス様!」
ル「…ツォン」
ツ「大丈夫ですか」
ル「あぁ、どうにも光がな。お前は平気なのか」
ツ「あまり目で追わないようにすれば何とか」
フッ..とツォンの肩越しに見知った姿を捉えて、ルーファウスが駆け出す。
ツ「ルーファウス様!?」
近づこうとすると光に紛れて消えてしまい、また離れた所を歩いていく**の姿を追いかける。
ル「待て!**ッ」
それを幾数回くり返した時、突然…暗闇に包まれた。
→
レ「あの店か?」
ド「らしいが」
レ「普通のカフェだよな」
ド「…そうだな」
レ「ま、行ってみるか」
手にした情報を元にレノとルードは、一見してカフェだと分かる建物に入ってみた。
店内は大通りから外れているが、人気のスイーツ目当ての女性客が目立つ。レノはレジでメニュー表を眺めては、静かに『マスターのオススメ』と言うと、店員は『そのようなメニューはございません』と丁寧に断ってきた。
レ「常連から聞いたメニューなんだけどな」
それを聞いた店員は思い当たる事がある様で頷いて。
店「前の店で提供していたらしいですね。ウチの店、先週にオープンしたばかりなんです」
レノは『やられた』と思った。
レ「戻るぞ、相棒」
店内を探っていたルードも同じ考えに至ったらしく、頷いては足速に店から外へと出て行った。
その姿を屋上から眺めている人物が1人。
マ「あら、もうひとり居たのね」
女性の後ろ姿に銃を突きつけるツォンに、さして驚く様子もなく彼女は小さく笑った。
ツ「お前がマスターか」
マ「そうよ。…ジャック、死んだのね」
ツ「力を借りたい」
銃を下ろしたツォンは、真っ直ぐにマスターを見つめる。
マ「**に何かあったのね。いいわ、彼女のところへ連れて行ってちょうだい」
ツ「恩に着る」
ツォンの案内の元、マスターは**の元に向かう事となった。
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まるで眠り姫のために設られた寝室のベッドで、静かに眠っているように見える**。
その側に膝をついて2人を振り返るマスター。
マ「で、**を助け出してくれるナイトは、どちらなのかしら」
ル「私が行く」
ツ「お供します」
ル「一人でいい」
ツ「なりません、何があるか分かりません」
着いてくる気でいるツォンに訝しい表情をするルーファウス。
マ「2人で行くのね。それじゃ、**の隣に横になって、しっかり手を握ってもらえるかしら」
ボスッと横になって**の手を握るルーファウスと、「失礼します」と断りを入れてから横になりツォンは**の手を握った。
マ「時間はあるから焦らないこと。私は帰ってくるまで此処に居るから…必ず、一緒に戻ってきて」
ル「任せておけ」
**の手を握る2人の手に、マスターが手を重ねる。
マ「じゃ、いくわよ」
《SKILL発動
ーハート・ディメンションー 》
マスターの目が金色に輝くや否や、ベッドに沈み込む様な後ろに引っ張られる感覚がして、まるで落下している浮遊感に思わず手足を動かしそうになって、次に目まぐるしい光の渦の中に立っていた。
風のように高速で周囲を取り巻く緑の光に目がチカチカしそうだ。
ル「なんだ、これは…頭が痛くなりそうだ」
ゾワリとした背筋を這い上がる予感にフラつく体を何かが掴んで支えた。
ツ「ルーファウス様!」
ル「…ツォン」
ツ「大丈夫ですか」
ル「あぁ、どうにも光がな。お前は平気なのか」
ツ「あまり目で追わないようにすれば何とか」
フッ..とツォンの肩越しに見知った姿を捉えて、ルーファウスが駆け出す。
ツ「ルーファウス様!?」
近づこうとすると光に紛れて消えてしまい、また離れた所を歩いていく**の姿を追いかける。
ル「待て!**ッ」
それを幾数回くり返した時、突然…暗闇に包まれた。
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