*
依頼、
「名前を変える」
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
…
ク「依頼がしたい」
カウンター端のスティールに座ってカツサンドに齧りつきながら、クラウドが言った。
「何の依頼?」
ク「マスターのオススメ」
折り畳んだ"おしぼり"をカウンターに差し出し、それを受け取ってクラウドは席を立つ。
ク「詳しいことは裏で話す。ごちそうさま」
そう言って、カフェの奥にあるW.Cのドアを開けて中に消えた。
「マスター、クラウドがオススメを注文です」
マスターと呼ばれた人は、目元にホクロがあり緩く巻いたブラウンのロングヘアーが特徴の、お姉様タイプな女性だ。
マ「分かったわ、後から持っていくから**は先に行っててくれるかしら」
「はい、3番はいります」
そう告げながらカウンター脇の両開きの扉を押して、従業員通路を辿って店の奥にあるスタッフルームに向かう。
『staff room』
というプレートのついたスライドドアのロック端末に、名札を触れさせればピッという電子音ど共にナンバーが浮かび上がる。
それを入力して中に入ると、スタッフの1人とクラウドが話をしていた。
気になって立ち止まって眺めていると、突然、スタッフの青年が吹き出し、腹を抱えて爆笑しだす。
「(クラウドが何を言ったのか凄い気になる!)」
膝を折って床に崩れている青年に歩み寄って、**は覗き込んだ。
「大丈夫?ジャック」
J「っ…、っ」
声にならないらしい。
「クラウド、なんて言ったの?」
ク「別に」
「えー、教えてよ」
ク「今度な」
「ケチ」
ク「聞こえてるぞ」
「聞こえるように言ったのー」
グッ..とデコピンの構えをするクラウドに、バッと額を守ろうと両手で押さえると、口の端を少しだけ上げて、コツンと指で手の甲を叩いた。
ク「する訳ないだろ」
「目がマジだった」
ク「お前だって真顔だったろ」
マ「これは、どういう状況なのかしら」
ワゴンを押してきたマスターが部屋の入り口に立って笑っている。
やっと笑いが収まったらしいジャックが立ち上がり、
J「オレがやります」
マ「えぇ、お願いね」
ワゴンを引き継いで、スタッフルームの一角にあるテーブルセットへと移動すると、お茶の準備を始める。
マ「今日は客足も落ち着いてるから、ゆっくり出来るわね」
上手のソファに座って背伸びをするマスター。
J「お疲れ様です」
言葉と共にカフェオレのマグを差し出す。
マ「ありがとう」
マスターの向かい、下手側のソファにクラウドが座る。
J「これ、クラウド」
ク「あぁ」
J「**の」
「あんがと」
クラウドから見て左に**、右側にジャックが座る。
先輩後輩ではなく、位置は実力順だ。
マスターの右側に座っているということは、ジャックよりも**の方がスキルが高いということであり、それをジャックも認めているという事だ。
→
ク「依頼がしたい」
カウンター端のスティールに座ってカツサンドに齧りつきながら、クラウドが言った。
「何の依頼?」
ク「マスターのオススメ」
折り畳んだ"おしぼり"をカウンターに差し出し、それを受け取ってクラウドは席を立つ。
ク「詳しいことは裏で話す。ごちそうさま」
そう言って、カフェの奥にあるW.Cのドアを開けて中に消えた。
「マスター、クラウドがオススメを注文です」
マスターと呼ばれた人は、目元にホクロがあり緩く巻いたブラウンのロングヘアーが特徴の、お姉様タイプな女性だ。
マ「分かったわ、後から持っていくから**は先に行っててくれるかしら」
「はい、3番はいります」
そう告げながらカウンター脇の両開きの扉を押して、従業員通路を辿って店の奥にあるスタッフルームに向かう。
『staff room』
というプレートのついたスライドドアのロック端末に、名札を触れさせればピッという電子音ど共にナンバーが浮かび上がる。
それを入力して中に入ると、スタッフの1人とクラウドが話をしていた。
気になって立ち止まって眺めていると、突然、スタッフの青年が吹き出し、腹を抱えて爆笑しだす。
「(クラウドが何を言ったのか凄い気になる!)」
膝を折って床に崩れている青年に歩み寄って、**は覗き込んだ。
「大丈夫?ジャック」
J「っ…、っ」
声にならないらしい。
「クラウド、なんて言ったの?」
ク「別に」
「えー、教えてよ」
ク「今度な」
「ケチ」
ク「聞こえてるぞ」
「聞こえるように言ったのー」
グッ..とデコピンの構えをするクラウドに、バッと額を守ろうと両手で押さえると、口の端を少しだけ上げて、コツンと指で手の甲を叩いた。
ク「する訳ないだろ」
「目がマジだった」
ク「お前だって真顔だったろ」
マ「これは、どういう状況なのかしら」
ワゴンを押してきたマスターが部屋の入り口に立って笑っている。
やっと笑いが収まったらしいジャックが立ち上がり、
J「オレがやります」
マ「えぇ、お願いね」
ワゴンを引き継いで、スタッフルームの一角にあるテーブルセットへと移動すると、お茶の準備を始める。
マ「今日は客足も落ち着いてるから、ゆっくり出来るわね」
上手のソファに座って背伸びをするマスター。
J「お疲れ様です」
言葉と共にカフェオレのマグを差し出す。
マ「ありがとう」
マスターの向かい、下手側のソファにクラウドが座る。
J「これ、クラウド」
ク「あぁ」
J「**の」
「あんがと」
クラウドから見て左に**、右側にジャックが座る。
先輩後輩ではなく、位置は実力順だ。
マスターの右側に座っているということは、ジャックよりも**の方がスキルが高いということであり、それをジャックも認めているという事だ。
→
1/3ページ