優しいせかい
夢小説設定
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「俺と、付き合ってください」
高い位置にある顔を見上げると珍しくサングラスをしていないのに今頃気付いて、蒼い瞳が優しく俺を映していた
青空みたいな、綺麗な五条の色
溢れ落ちるように口から言葉が漏れた
『っ……おれ、も…好き、だよ』
「っ!遅いんだよバカ!」
『わ、あっ、ちょっ苦し…』
ぎゅうぎゅうバカみたいに抱く五条の背中をバシバシ叩く
苦しい!折れる!ギブ!
『絞め殺されるかと思った…』
「お前が弱っちぃんだろ」
『体格差考えろよ』
緩んだ腕に文句を言ってふと気付く
『あれ…夏油、は…?』
「…さぁな、つか」
『んむ』
「他の男見んな」
むぎゅと片手で頬を掴まれむにむにされ喋れない俺はただ眉を下げた
なんか、実感が湧かないないつも通り、みたいな
まぁ俺的にはそれが良いのかな
自分から大切なもの、大切な人を作るなんて昔の俺からしたら有り得ない事だったけど、でも今なら
未だ頬にある手に両手で触れれば少し頬から離れる
『…ん』
「っ!?」
その指先にほんの一瞬だけ触れれば驚いたように少しだけビクリと跳ねた
「お、まえ、なあ…!」
『いふぁい』
「俺が!どんだけ!我慢して…!」
文句を言いながら両手で頬を引っ張っていた五条だが急に手が離れて
『う、わ…え?』
腕を引かれ気付いたら五条の膝の上に座らされて向かい合っていた
じ、と見下ろす五条の瞳がなんだか鋭い気がした
「煽ったのはお前だからな」
『ち、ちが、煽ってなんかンむっ!?』
今まで我慢した分、手加減しねぇから。
背中と後頭部にある五条の手がいつもより熱いなんて混乱する頭の隅にあって、訳がわからないままその熱に受け入れた。
高い位置にある顔を見上げると珍しくサングラスをしていないのに今頃気付いて、蒼い瞳が優しく俺を映していた
青空みたいな、綺麗な五条の色
溢れ落ちるように口から言葉が漏れた
『っ……おれ、も…好き、だよ』
「っ!遅いんだよバカ!」
『わ、あっ、ちょっ苦し…』
ぎゅうぎゅうバカみたいに抱く五条の背中をバシバシ叩く
苦しい!折れる!ギブ!
『絞め殺されるかと思った…』
「お前が弱っちぃんだろ」
『体格差考えろよ』
緩んだ腕に文句を言ってふと気付く
『あれ…夏油、は…?』
「…さぁな、つか」
『んむ』
「他の男見んな」
むぎゅと片手で頬を掴まれむにむにされ喋れない俺はただ眉を下げた
なんか、実感が湧かないないつも通り、みたいな
まぁ俺的にはそれが良いのかな
自分から大切なもの、大切な人を作るなんて昔の俺からしたら有り得ない事だったけど、でも今なら
未だ頬にある手に両手で触れれば少し頬から離れる
『…ん』
「っ!?」
その指先にほんの一瞬だけ触れれば驚いたように少しだけビクリと跳ねた
「お、まえ、なあ…!」
『いふぁい』
「俺が!どんだけ!我慢して…!」
文句を言いながら両手で頬を引っ張っていた五条だが急に手が離れて
『う、わ…え?』
腕を引かれ気付いたら五条の膝の上に座らされて向かい合っていた
じ、と見下ろす五条の瞳がなんだか鋭い気がした
「煽ったのはお前だからな」
『ち、ちが、煽ってなんかンむっ!?』
今まで我慢した分、手加減しねぇから。
背中と後頭部にある五条の手がいつもより熱いなんて混乱する頭の隅にあって、訳がわからないままその熱に受け入れた。