優しいせかい
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約3日ぶりの教室は結構新鮮だったし、朝の吃驚した表情の夏油も新鮮だった
朝起きたら視力が戻っていて俺も驚いたものだ
あんな急に戻るとは思ってなかったし
家入も良かったって、喜んでたから治って本当に良かったと思う
「五条にはメールしてやったの?」
『いや、してない』
「アイツの事だからすっ飛んで帰ってきそうだよな」
「今回は遠いらしいからね、まぁそろそろ帰ってくると思うけど」
『………』
そう言えば任務で居ないんだっけ
あれからずっと会ってないんだよな
それに、ホッとしてる俺が居る
「………」
病み上がりという事で筆記だけ受け実技は明日から参加で、任務は明後日から誰かと一緒なら可能だと言われた
誰も居ない放課後の教室で一人、席に座って窓から眺める
そう言えば昔、まだ独りだった頃にこうしてたら五条が話し掛けて来たっけ
あれからまさかこんな感情を抱えるなんて思ってもみなかった
「此処に居たんだね」
『、夏油』
「寮に居ないから、どうしたのかと思ったよ」
扉の前から俺の所まで来て目の前の席に腰掛け向かい合う
「今日は元気無かったね」
『そう、かな?』
「私にはそう見えたけど
…悟の事かい?」
『……そう、かもね』
「好きなんだろ?」
『、なんで、わかっちゃうかな…エスパー?』
「ふふ、私にはお見通しだよ」
得意気に笑う夏油から目を逸して窓を眺める
あの時と変わらない、いつもの景色
『俺、アイツの気持ちには応えるのやめる』
「それは、何故?
同性だから?」
『それ、もあるのかな…アイツの隣は俺なんかじゃ駄目だって、やっぱり可愛いだとか綺麗だとかそういう女の子がアイツの隣には似合うしそれに』
そう、それに、
『御三家って事は跡取りとか、必要だろ?
そもそもそんな凄い家系の奴がこんな男になんて、許される訳が無い
だから…だから、好きだって思うのやめる』
ずっと前から好きだって言ってくれた、それはとても嬉しかったけど考えれば考えるほど遠くなって手を伸ばしちゃいけなくて、五条の未来を俺は奪えない
「……じゃあさ、私にするかい?」
『、え?』
微笑んだままそんな事を言った夏油を俺は呆然と見上げていた。
朝起きたら視力が戻っていて俺も驚いたものだ
あんな急に戻るとは思ってなかったし
家入も良かったって、喜んでたから治って本当に良かったと思う
「五条にはメールしてやったの?」
『いや、してない』
「アイツの事だからすっ飛んで帰ってきそうだよな」
「今回は遠いらしいからね、まぁそろそろ帰ってくると思うけど」
『………』
そう言えば任務で居ないんだっけ
あれからずっと会ってないんだよな
それに、ホッとしてる俺が居る
「………」
病み上がりという事で筆記だけ受け実技は明日から参加で、任務は明後日から誰かと一緒なら可能だと言われた
誰も居ない放課後の教室で一人、席に座って窓から眺める
そう言えば昔、まだ独りだった頃にこうしてたら五条が話し掛けて来たっけ
あれからまさかこんな感情を抱えるなんて思ってもみなかった
「此処に居たんだね」
『、夏油』
「寮に居ないから、どうしたのかと思ったよ」
扉の前から俺の所まで来て目の前の席に腰掛け向かい合う
「今日は元気無かったね」
『そう、かな?』
「私にはそう見えたけど
…悟の事かい?」
『……そう、かもね』
「好きなんだろ?」
『、なんで、わかっちゃうかな…エスパー?』
「ふふ、私にはお見通しだよ」
得意気に笑う夏油から目を逸して窓を眺める
あの時と変わらない、いつもの景色
『俺、アイツの気持ちには応えるのやめる』
「それは、何故?
同性だから?」
『それ、もあるのかな…アイツの隣は俺なんかじゃ駄目だって、やっぱり可愛いだとか綺麗だとかそういう女の子がアイツの隣には似合うしそれに』
そう、それに、
『御三家って事は跡取りとか、必要だろ?
そもそもそんな凄い家系の奴がこんな男になんて、許される訳が無い
だから…だから、好きだって思うのやめる』
ずっと前から好きだって言ってくれた、それはとても嬉しかったけど考えれば考えるほど遠くなって手を伸ばしちゃいけなくて、五条の未来を俺は奪えない
「……じゃあさ、私にするかい?」
『、え?』
微笑んだままそんな事を言った夏油を俺は呆然と見上げていた。