優しいせかい
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慌ただしい足音がしたかと思ったら勢いよく扉が開かれる音がした
「クロ!!」
「静かに。此処は医務室ですよ」
「すんませーん」
五条の声だ、と瞬間的にわかって大丈夫だよと口にしたら足音が近付いて来た
「目の事家入から聞いた、まだ見えねぇの?」
『うん、でも一時したら治るみたいだから
それまでの辛抱かな』
「今から寮に帰るんだろ、おぶってやる」
『え、いやでも』
「見えねぇのにどうやって帰るんだよ」
おら、早くしろと手を肩まで持って行かれしぶしぶ身体を預けると軽々おぶられる
お大事にという声を後に学校を出て寮へ向かう
おんぶなんていつ振りだろうか、まさか高校生になって体験するなんて思わなかったな
『…五条って、なんかいい匂いがするな』
「っ?!し、知るか!つか勝手に嗅ぐな!」
『ん、ごめん、でも俺この匂い好きかも
安心する…』
「すっ、っ〜〜〜!お前、っなあ…!」
『もうしないよ、ごめんね』
でも本当に、何故か安心するんだ
真っ暗な視界に五条の体温と匂いと声がして、さっきまでざわついてた心が安らいだ
寮に着いてもおぶってもらったまま廊下を進んでいると
「おかえり、私の事わかるかい?」
『夏油』
「ふふ、正解」
「おいコラ、今から部屋まで送るんだよ邪魔すんな」
「代わろうか?高専からおぶってきたんだろ?」
「大丈夫ですぅーご心配無くぅー」
『だそうだから、ごめんね夏油ありがとう』
「残念、じゃあ何かあったら次は私を頼って欲しいな」
『ん…わかった、うわっ』
撫でられている最中に急に歩き出したから吃驚した
落とされるという心配は無いだろうがやっぱり見えないからちょっとは怖い訳で、少しだけ服を握る手に力を込めた。
「クロ!!」
「静かに。此処は医務室ですよ」
「すんませーん」
五条の声だ、と瞬間的にわかって大丈夫だよと口にしたら足音が近付いて来た
「目の事家入から聞いた、まだ見えねぇの?」
『うん、でも一時したら治るみたいだから
それまでの辛抱かな』
「今から寮に帰るんだろ、おぶってやる」
『え、いやでも』
「見えねぇのにどうやって帰るんだよ」
おら、早くしろと手を肩まで持って行かれしぶしぶ身体を預けると軽々おぶられる
お大事にという声を後に学校を出て寮へ向かう
おんぶなんていつ振りだろうか、まさか高校生になって体験するなんて思わなかったな
『…五条って、なんかいい匂いがするな』
「っ?!し、知るか!つか勝手に嗅ぐな!」
『ん、ごめん、でも俺この匂い好きかも
安心する…』
「すっ、っ〜〜〜!お前、っなあ…!」
『もうしないよ、ごめんね』
でも本当に、何故か安心するんだ
真っ暗な視界に五条の体温と匂いと声がして、さっきまでざわついてた心が安らいだ
寮に着いてもおぶってもらったまま廊下を進んでいると
「おかえり、私の事わかるかい?」
『夏油』
「ふふ、正解」
「おいコラ、今から部屋まで送るんだよ邪魔すんな」
「代わろうか?高専からおぶってきたんだろ?」
「大丈夫ですぅーご心配無くぅー」
『だそうだから、ごめんね夏油ありがとう』
「残念、じゃあ何かあったら次は私を頼って欲しいな」
『ん…わかった、うわっ』
撫でられている最中に急に歩き出したから吃驚した
落とされるという心配は無いだろうがやっぱり見えないからちょっとは怖い訳で、少しだけ服を握る手に力を込めた。