優しいせかい
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祭りの余韻を感じながら歩いて帰る
祭りの後ってなんか寂しくなるよなぁ
少し前でじゃれながら歩く三人を眺めながら今までの事を思い出していた
こんなに、一緒に居ることになるなんて思わなかった
一人で生きて、一人で死んでいくと思っていたのに
「足、痛くない?」
『うん大丈夫』
二人から少し遅れて声を掛けてくれた夏油に頷くと歩幅を合わせてくれた
「今日は楽しかった?」
『勿論。夏油は?』
「楽しかったよ、こういうのは久しぶりだったからね」
『そっか』
楽しんでくれたんだ、良かった
半ば俺の我儘で予定を合わせてくれた三人には感謝しか無い
『…また、さ』
「うん」
『みんなで、こういう事出来るかな』
いつ、何が起こるかわからないけどずっと居られるかわからないけど、この三人となら…
「出来るさ。手始めに来年の予約でもしておくかい?」
あの二人もすっ飛んで来るよ、と夏油が少し先の二人に声を掛けたら本当にすっ飛んで来た
さっきまで戯れてたじゃん
「すぐるこが抜け駆けしてるわ!許せない!」
「抜け駆けは良くないよねさとるこ」
『…ナニコレ』
「戯れの延長線かな」
呆れる俺と肩を竦めて苦笑する夏油
おかしいな少しそれなりにいい雰囲気だった気がするんだけど、一瞬で壊された気がする
「クロが私達に言いたい事があるそうだよ」
『えっ』
夏油の優しい瞳に見下されて少し背を押される
家入と五条は大人しく言葉を待っているようで、俺は目を泳がせてから噤んでいた口を開く
『今日は、ありがとうすごく楽しかった
だから、』
顔がすごく熱くて、たぶんみっともない顔してる
でも、ちゃんと
『来年もまた、みんなと来たい』
だめ、かなと控え目に問えば五条が後ろ頭を掻きながらそっぽを向いて
「暇だったらな」
「また浴衣着てくれたら私は良いよ」
「私も来年楽しみにしてるよ」
『っ、うん』
また来年も、みんなで
胸が温かくて、少しだけなんだか泣きそうになったのは内緒
大切な人達とこれからも、一緒に居たいな
それから寮に帰って五条に浴衣を解いて欲しいと頼むとぶつぶつ文句言ってたけど解いてくれた
「他のヤツにそれ言うなよ」
『?うん、わかった?』
そう言い残してそそくさと出て行った五条に首を傾げる
来年は自分で着れるようにしよう。
祭りの後ってなんか寂しくなるよなぁ
少し前でじゃれながら歩く三人を眺めながら今までの事を思い出していた
こんなに、一緒に居ることになるなんて思わなかった
一人で生きて、一人で死んでいくと思っていたのに
「足、痛くない?」
『うん大丈夫』
二人から少し遅れて声を掛けてくれた夏油に頷くと歩幅を合わせてくれた
「今日は楽しかった?」
『勿論。夏油は?』
「楽しかったよ、こういうのは久しぶりだったからね」
『そっか』
楽しんでくれたんだ、良かった
半ば俺の我儘で予定を合わせてくれた三人には感謝しか無い
『…また、さ』
「うん」
『みんなで、こういう事出来るかな』
いつ、何が起こるかわからないけどずっと居られるかわからないけど、この三人となら…
「出来るさ。手始めに来年の予約でもしておくかい?」
あの二人もすっ飛んで来るよ、と夏油が少し先の二人に声を掛けたら本当にすっ飛んで来た
さっきまで戯れてたじゃん
「すぐるこが抜け駆けしてるわ!許せない!」
「抜け駆けは良くないよねさとるこ」
『…ナニコレ』
「戯れの延長線かな」
呆れる俺と肩を竦めて苦笑する夏油
おかしいな少しそれなりにいい雰囲気だった気がするんだけど、一瞬で壊された気がする
「クロが私達に言いたい事があるそうだよ」
『えっ』
夏油の優しい瞳に見下されて少し背を押される
家入と五条は大人しく言葉を待っているようで、俺は目を泳がせてから噤んでいた口を開く
『今日は、ありがとうすごく楽しかった
だから、』
顔がすごく熱くて、たぶんみっともない顔してる
でも、ちゃんと
『来年もまた、みんなと来たい』
だめ、かなと控え目に問えば五条が後ろ頭を掻きながらそっぽを向いて
「暇だったらな」
「また浴衣着てくれたら私は良いよ」
「私も来年楽しみにしてるよ」
『っ、うん』
また来年も、みんなで
胸が温かくて、少しだけなんだか泣きそうになったのは内緒
大切な人達とこれからも、一緒に居たいな
それから寮に帰って五条に浴衣を解いて欲しいと頼むとぶつぶつ文句言ってたけど解いてくれた
「他のヤツにそれ言うなよ」
『?うん、わかった?』
そう言い残してそそくさと出て行った五条に首を傾げる
来年は自分で着れるようにしよう。