優しいせかい
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多少雨で濡れた身体をシャワーで温める
頭から水を被ったまま目を閉じると身体を伝い落ちる水と音
『どうして…』
どうして、五条は俺を気にしてくれるんだろう
墓参りも付いてきてくれて、実家にも付いてきてくれた
さっきだって手を握っていてくれた
最近は隣に居るのが多くなった気もするし
どれだけ考えても謎が増えるばかりで頭を振り浴室を後にした
髪を乾かしてから先程の談話室へ足を向けるとギョッとする
「…………」
風呂上がりなのかまだ濡れている頭にタオルを無造作に掛けた五条がソファに座って携帯を弄っていた
なんだ、ここに居る男共は髪も乾かせないのか
以前の夏油を思い出して溜息を吐き談話室へ踏み入れる
『髪、濡れてるけど?』
「んあ?あー……めんどい」
『いや、面倒臭がるなよお前短いからすぐ乾くだろ』
「じゃあクロくん乾かしてくださーい」
『はぁ?なんで俺が…』
眉を寄せる俺に反してじっとしている五条に後頭を掻いて普段高い位置にある頭へ手を伸ばす
わさわさとタオルで水気を取っていく
コイツの髪、猫っ毛なんだな
ふわふわと揺れる白髪に目を細める
『痛くない…?』
「ん。」
『そう』
顔を覗いてみると目を閉じている
へー睫毛も白いのか、そう言えば家入が「ムカつく顔してる」って言ってたな自分でイケメンとか言ってる奴だしな
まぁ、確かに綺麗だとは思うケド
『はい、水気は取れたと思うよ』
「サンキュ、あ」
『?』
水気を含んだタオルを手渡すと俺を見て声を上げた
何か付いてる?
「ポニーテール、だっけ?」
『あぁうん、軽いやつだけど』
「ふーん……似合ってんな……」
『なんか言った?』
「べっつにー」
髪、サンキュなとタオル片手に出て行った五条に頭を傾げる
なんだったんだ??
「おや、おかえり
クロも風呂上がりかい?」
『うんって、また濡れてる…』
「だいぶ乾いてるだろ?」
『はぁお前にしろ五条にしろ、ちゃんと髪くらい乾かせよ』
「悟も?」
『さっきそこでびしょびしょのまま携帯弄ってた』
「へぇ…」
意味深に笑みを浮かべている夏油に首を傾げていると「私も乾かして欲しいな」と綺麗な笑顔を向けられたがだいぶ乾いてるだろ、と一蹴しておいた
そういうのは彼女にやってもらえ。
頭から水を被ったまま目を閉じると身体を伝い落ちる水と音
『どうして…』
どうして、五条は俺を気にしてくれるんだろう
墓参りも付いてきてくれて、実家にも付いてきてくれた
さっきだって手を握っていてくれた
最近は隣に居るのが多くなった気もするし
どれだけ考えても謎が増えるばかりで頭を振り浴室を後にした
髪を乾かしてから先程の談話室へ足を向けるとギョッとする
「…………」
風呂上がりなのかまだ濡れている頭にタオルを無造作に掛けた五条がソファに座って携帯を弄っていた
なんだ、ここに居る男共は髪も乾かせないのか
以前の夏油を思い出して溜息を吐き談話室へ踏み入れる
『髪、濡れてるけど?』
「んあ?あー……めんどい」
『いや、面倒臭がるなよお前短いからすぐ乾くだろ』
「じゃあクロくん乾かしてくださーい」
『はぁ?なんで俺が…』
眉を寄せる俺に反してじっとしている五条に後頭を掻いて普段高い位置にある頭へ手を伸ばす
わさわさとタオルで水気を取っていく
コイツの髪、猫っ毛なんだな
ふわふわと揺れる白髪に目を細める
『痛くない…?』
「ん。」
『そう』
顔を覗いてみると目を閉じている
へー睫毛も白いのか、そう言えば家入が「ムカつく顔してる」って言ってたな自分でイケメンとか言ってる奴だしな
まぁ、確かに綺麗だとは思うケド
『はい、水気は取れたと思うよ』
「サンキュ、あ」
『?』
水気を含んだタオルを手渡すと俺を見て声を上げた
何か付いてる?
「ポニーテール、だっけ?」
『あぁうん、軽いやつだけど』
「ふーん……似合ってんな……」
『なんか言った?』
「べっつにー」
髪、サンキュなとタオル片手に出て行った五条に頭を傾げる
なんだったんだ??
「おや、おかえり
クロも風呂上がりかい?」
『うんって、また濡れてる…』
「だいぶ乾いてるだろ?」
『はぁお前にしろ五条にしろ、ちゃんと髪くらい乾かせよ』
「悟も?」
『さっきそこでびしょびしょのまま携帯弄ってた』
「へぇ…」
意味深に笑みを浮かべている夏油に首を傾げていると「私も乾かして欲しいな」と綺麗な笑顔を向けられたがだいぶ乾いてるだろ、と一蹴しておいた
そういうのは彼女にやってもらえ。