優しいせかい
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モヤモヤ、ムカムカ
そんなものがずっと五条の胸中にある
巫月が誰かと話していたり誰かと任務に行った時モヤモヤする
あの日、寮の共有スペースで夏油と巫月が楽しそうに話していた時モヤモヤを通り越してイライラさえした
最初こそ不思議だったが全て巫月が関わっているとわかった以上、それ、に気付かない程鈍くはなかったし認められなかった
男に惚れるなど有り得ない、気の迷いだ
感情を理解してからというもの巫月へ素っ気無くなり女遊びが酷くなった
そしてその変化に気付けない程巫月も鈍くなく
『俺、何かしたかな…』
「クロは何も悪くないよ
いつも通りにしていれば良いさ」
『…そっか…』
五条が嫌うような事を何かしてしまったのか、寂し気な表情の巫月を撫でる
何も嫌っている訳では無い、ただそれを理解するにはまだ子供で結果的に今の状況を生んでいるだけだ
五条が巫月を避けだしてから少しして同じように巫月も避け始めた
「なぁ夏油」
「なんだい硝子」
「アイツら何やってんの」
「いたちごっこ、かな」
「はぁ、バカらし」
堂々巡りな二人に心底面倒くさいという表情の家入に苦笑する
なんとなく夏油は五条の変化に気付いていたが先日の事でそれは確信へと変わった
出来る事なら、親友の恋路くらいは応援したいものだと空いた二つの席を見て小さく溜息を吐いた。
そんなものがずっと五条の胸中にある
巫月が誰かと話していたり誰かと任務に行った時モヤモヤする
あの日、寮の共有スペースで夏油と巫月が楽しそうに話していた時モヤモヤを通り越してイライラさえした
最初こそ不思議だったが全て巫月が関わっているとわかった以上、それ、に気付かない程鈍くはなかったし認められなかった
男に惚れるなど有り得ない、気の迷いだ
感情を理解してからというもの巫月へ素っ気無くなり女遊びが酷くなった
そしてその変化に気付けない程巫月も鈍くなく
『俺、何かしたかな…』
「クロは何も悪くないよ
いつも通りにしていれば良いさ」
『…そっか…』
五条が嫌うような事を何かしてしまったのか、寂し気な表情の巫月を撫でる
何も嫌っている訳では無い、ただそれを理解するにはまだ子供で結果的に今の状況を生んでいるだけだ
五条が巫月を避けだしてから少しして同じように巫月も避け始めた
「なぁ夏油」
「なんだい硝子」
「アイツら何やってんの」
「いたちごっこ、かな」
「はぁ、バカらし」
堂々巡りな二人に心底面倒くさいという表情の家入に苦笑する
なんとなく夏油は五条の変化に気付いていたが先日の事でそれは確信へと変わった
出来る事なら、親友の恋路くらいは応援したいものだと空いた二つの席を見て小さく溜息を吐いた。