優しいせかい
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最近、五条の機嫌が悪い気がする
五条の機嫌が悪い事なんてしょっちゅうな気もするが夏油に聞いても苦笑するだけで理由がわからない
夏油や家入が知らないなら本人の問題か、はたまた俺が何かしたかなのだが全く思い当たらないのが現状
取り敢えずこれ以上機嫌悪くしないように、あまり五条に関わらず様子見する
「私も見たかったな、美人なクロ
いつか女装してもらお」
『後半のは聞こえなかった事にしよう』
「髪を伸ばしてる理由ってあるのかい?」
『うーん、小さい頃に何か言われて…それからだったような気が…するようなないような?』
「どっちだよ」
幼少期の事はよく覚えてないが、あの人達が俺の事を良くは思ってない事は知っている
ぼーっとしてたようでひらひらと目前で手を振られた
「おーい大丈夫かー」
『あ、悪い』
「…ちょっとそのまま」
『え?』
スル、と前髪を避けられコツンと夏油の額が当たる
至近距離の夏油に固まっている俺の耳にガタガタっと慌ただしい音がして
『ぅわっ!?』
「……………」
ぐいっと勢いよく後ろに引かれ夏油から離れる
突然の事に目を瞬かせていると不敵な笑みを浮かべる夏油と痛いくらい肩を掴んでる後ろの五条
ナニコレ。
訳が解らず家入を見遣ると
『(居ない!?)』
さっきまでそこに居た家入が忽然と居なくなっていた、逃げたなアイツ…
「どうしたんだい、悟
私はただクロに熱が無いか確かめただけなんだけど?」
「んな事しなくてもわかんだろ
ガキじゃねぇんだから」
「まだ病み上がりなんだから、優しく接するのは当然だろう?」
なんだろう、この威圧感…めっちゃ逃げたいけど未だに五条が肩掴んでるから逃げられないし
俺も逃げたいんだけど、という意味を込めてちらりと夏油を見上げると目が合った
「それに、最近クロに当たりが強いじゃないか」
「…お前に関係ねぇだろ」
ジロっと夏油を睨み付けて出て行ってしまった
なんとも言えない空気に一つ呆れたような溜息が降ってくる
俺はただ、五条が出て行った扉を眺めていた。
五条の機嫌が悪い事なんてしょっちゅうな気もするが夏油に聞いても苦笑するだけで理由がわからない
夏油や家入が知らないなら本人の問題か、はたまた俺が何かしたかなのだが全く思い当たらないのが現状
取り敢えずこれ以上機嫌悪くしないように、あまり五条に関わらず様子見する
「私も見たかったな、美人なクロ
いつか女装してもらお」
『後半のは聞こえなかった事にしよう』
「髪を伸ばしてる理由ってあるのかい?」
『うーん、小さい頃に何か言われて…それからだったような気が…するようなないような?』
「どっちだよ」
幼少期の事はよく覚えてないが、あの人達が俺の事を良くは思ってない事は知っている
ぼーっとしてたようでひらひらと目前で手を振られた
「おーい大丈夫かー」
『あ、悪い』
「…ちょっとそのまま」
『え?』
スル、と前髪を避けられコツンと夏油の額が当たる
至近距離の夏油に固まっている俺の耳にガタガタっと慌ただしい音がして
『ぅわっ!?』
「……………」
ぐいっと勢いよく後ろに引かれ夏油から離れる
突然の事に目を瞬かせていると不敵な笑みを浮かべる夏油と痛いくらい肩を掴んでる後ろの五条
ナニコレ。
訳が解らず家入を見遣ると
『(居ない!?)』
さっきまでそこに居た家入が忽然と居なくなっていた、逃げたなアイツ…
「どうしたんだい、悟
私はただクロに熱が無いか確かめただけなんだけど?」
「んな事しなくてもわかんだろ
ガキじゃねぇんだから」
「まだ病み上がりなんだから、優しく接するのは当然だろう?」
なんだろう、この威圧感…めっちゃ逃げたいけど未だに五条が肩掴んでるから逃げられないし
俺も逃げたいんだけど、という意味を込めてちらりと夏油を見上げると目が合った
「それに、最近クロに当たりが強いじゃないか」
「…お前に関係ねぇだろ」
ジロっと夏油を睨み付けて出て行ってしまった
なんとも言えない空気に一つ呆れたような溜息が降ってくる
俺はただ、五条が出て行った扉を眺めていた。