優しいせかい
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「すまない、やっと、コイツに隙が出来たものでどうにか私が出て来られた」
師匠の声に瞬きを繰り返しているとゆっくりと身体を降ろされ足が地面につく
「時間が無い、今を逃したらもう私は出て来られないだろう
コレを仕留めるのは今しか無い」
『…師匠、おれ…』
「核は、ココにある」
身体の中心部
それを壊せば呪いは祓われる
「大丈夫、お前はもう独りじゃないだろう?」
『っ…!』
五条夏油家入の顔が思い浮かぶ
いつの間にか俺の中に出来てしまった大切
ふっ、と師匠は微笑んで
「お前はずっと、自慢の愛弟子だよ」
残っている呪力を右手に全て込め腰を落とし重心を安定させる
目を閉じた師匠の中心部目掛け逆手に引いた拳に捻りを加えつつ勢いよく前に突き出した
『…………』
貫いた師匠の身体がヒビ割れて行く
冷たい雫が頬に触れ身体を濡らす
まるで風に消える灰のように、師匠だったモノは跡形もなく消え山や村に蔓延っていた負の気配も消えた
「クロ!…!!」
駆けて来た五条の声に振り返る
俺を見て五条は目を見開いた
『…今度こそ、師匠は…死んだよ…っ』
ふわりと、優しく包まれる
ザァザァと酷い雨なのに、五条の胸は暖かく感じて
「クロ?おいクロ!しっかりしろ!」
目を閉じたら意識は暗闇へ落ちていった。
師匠の声に瞬きを繰り返しているとゆっくりと身体を降ろされ足が地面につく
「時間が無い、今を逃したらもう私は出て来られないだろう
コレを仕留めるのは今しか無い」
『…師匠、おれ…』
「核は、ココにある」
身体の中心部
それを壊せば呪いは祓われる
「大丈夫、お前はもう独りじゃないだろう?」
『っ…!』
五条夏油家入の顔が思い浮かぶ
いつの間にか俺の中に出来てしまった大切
ふっ、と師匠は微笑んで
「お前はずっと、自慢の愛弟子だよ」
残っている呪力を右手に全て込め腰を落とし重心を安定させる
目を閉じた師匠の中心部目掛け逆手に引いた拳に捻りを加えつつ勢いよく前に突き出した
『…………』
貫いた師匠の身体がヒビ割れて行く
冷たい雫が頬に触れ身体を濡らす
まるで風に消える灰のように、師匠だったモノは跡形もなく消え山や村に蔓延っていた負の気配も消えた
「クロ!…!!」
駆けて来た五条の声に振り返る
俺を見て五条は目を見開いた
『…今度こそ、師匠は…死んだよ…っ』
ふわりと、優しく包まれる
ザァザァと酷い雨なのに、五条の胸は暖かく感じて
「クロ?おいクロ!しっかりしろ!」
目を閉じたら意識は暗闇へ落ちていった。