【無陀野無人】前世の弟分に監禁されたんだが
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桃源暗鬼へ無知転生した理央。前世の記憶があるとか人生イージーモードじゃん!とか思ってたら鬼と桃太郎の長年の因縁について聞かされ、難易度ルナティック過ぎるだろと、絶望する。
幼い頃に両親とも桃太郎に殺され、一人で生きてきた。ある日同じく一人だった無陀野(ショタの姿)と出会い一緒に暮らしていたが無陀野を庇い死んでしまう。
桃太郎に転生した理央は、今世は隠れる必要も逃げる必要もない為のびのびと成長する。やがて養成所を卒業した理央は戦闘部隊に配属され、戦場で無陀野と再会する事になる。
当然無陀野は目の前にいる理央が幼い頃一緒に暮らしていた理央である事に気づかない。
絶体絶命のピンチに陥った理央は咄嗟に「大きくなったね無人君」と声をかける。
(何を言っている?)
無陀野は表情は変えずに、訝しげに理央を見つめる。
理央は他の部隊が応援にくるまでの時間稼ぎの為にひたすら昔あった事を話しまくる。一緒に行った夏祭りの事でカキ氷を半分こした事や、こたつの中でアイスを一緒に食べた事。無陀野と彼女しか知り得ない事をまるで自身が体験した事の様に話す理央に、無陀野は目を見開く。
「ねえさん」
手を伸ばしに、触れようとした所で応援が到着する。
撤退する無陀野に、理央は深く息を吐き出した。
二度と無陀野に会わない為に、桃太郎機関を辞める決意をした理央は一般人となった理央。バイトからの帰り道口を塞がれ路地裏に引きずり込まれる。
突然のことに驚き暴れるが強い力で抑え込まれ、路地裏の壁に縫い留められる。
「ねえさん」
「な、無人君…」
逃げようとするが股ドンされ更に強い力で抑え込まれる。
鼻先が触れてしまいそうな程顔を近づけ「何故桃関を辞めた」
「俺から逃げる為か」
ぎりぎりと、押さえつける為に握られている腕から嫌な音がする。
(こ、こぇぇぇぇ!!)
ハイライトが一切ない真っ黒な瞳と、静かに怒る無陀野にビビる理央。なんとかこの状況から抜け出そうと咄嗟に「違うよ」と言ってしまう。
冷や汗をダラダラ流しながら「戦いが怖くなった」「無人君とまた戦いたくなかった」と必死に言い訳を並べ立てる。
「だから無人君から逃げた訳じゃない。…最悪の再会だったけど、また会えて嬉しいよ無人君(頼む誤魔化されてくれ…!)」
「……そうか」
(ヨッシャァ!ガッツポース)
腕が離され、見てみると握られた跡が青黒くついていた。ぞっとしていると「あの時」
「守れなくて、すまなかった」
「……気にしなくていいのに。会えて嬉しかったよ、じゃあね」
去ろうとするが無陀野に「どこへ行くんだ?」と言われる。
「どこって、帰るんだよ。家に」
無陀野は心底不思議そうな顔をしながら「また一緒に暮らせばいいだろ?」
様子がおかしい事に気が付き逃げようとするが背後に回り込まれ気絶させられる。
理央が目を覚ますとは無陀野の家の一室に鎖で繋がれた状態でいた。戦闘部隊にいたがサポート系の能力である理央は鎖を壊せず、おとなしくしていた。
部屋の隅に座ってじっとしているとドアが開き、無陀野が入ってきた。理央は無陀野に縋りつき、外に出してほしいと懇願したが拒否される。
「無人君お願い、外に出して。誰にも、桃関に報告もしないからお願い…」
「駄目だ。……ねえさんは、俺が守る。今度こそ」
無陀野は家にいる間理央をずっと傍におきたがった。無陀野は特に何をするわけでもなく、ご飯を作る理央の後ろ姿を眺めたりリビングでテレビを観る時に膝の上に乗せたりしてきた。