桃華月詠
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なにがどうしてこうなった。
ベッドの上でお互いに一糸まとわぬ姿で、目の前にある月詠さんの顔を見つめながら昨夜の事を思い出す。
昨夜、気合を入れるためにラッキーカラーを占い出た結果の色の下着を身に着け、この日の為に買ったドレスコードを着て待ち合わせ先に向かうとそこには月詠さんの姿があった。
見慣れない、フォーマルスーツ姿に見惚れて思考がぼうっとしてしまうが頭を振って自分にしっかりしろと言い聞かせる。
月詠さんと合流し予約していていたレストランへ向かった。レストランに着いた後、言い出すタイミングを探して変に緊張していつもより早いペースでお酒を飲んでしまい早い段階で酔ってしまった私は月詠さんに誘われるがまま、家へとついて行ってしまった。
月詠さんが鍵を開錠する音を聞きながら、ほんの少し残っている理性が警鐘をならす。この先に進んだら戻れなくなる。ここまで来て、この雰囲気で察せないほど初ではない。嫌だと言えば彼は何もしてこないだろう。拒否しなければいけないのに、望んでいる自分がいる。
玄関に入ると背後で鍵を閉める音がする。 しばらくお互いに見つめ合い、彼が右手を私の頰に添えて身を屈め顔を近づけてくる。私は瞼を閉じて静かに受け入れた。
最初は軽く啄むような、軽く触れるだけのキスをする。静かな玄関に小さなリップ音だけが響く。
頬に添えられていた手が頭の後ろに滑り、逃れられないように固定される。触れるだけだったキスがだんだんとお互いを貪り合うものになり、唇を割って入ってきた舌が口内を這い荒らす。舌が絡まり合い、唾液さえ惜しむように奪い合う。
腰に添えられていた手が服の下に潜りこみ、体をまさぐる。その熱が腰から脇、胸へと昇りながら体をなぞるほどお酒で火照っていた体の熱がどんどん高くなっていき、僅かに残っていた理性を溶かしていった。
息もつけないほどのキスに、頭がくらくらしてくる。私は思わず月詠さんの胸を叩いた。顔を離すとどちらも口の周りが唾液まみれで、てらてらと光っていた。肩を上下させながらまた、見つめ合う。
靴を乱雑に脱ぎ捨てて横抱きにされるとそのまま寝室へと連れ込まれてベッドに組み敷かれる。ベッドの上でまた舌を絡ませあい、私達は一線を越えた。
今まで鬼に生まれたことを一度も恨んだ事がないと言えば嘘になるが、今日程恨んだ日はないだろう。こうして繋がれたのに、彼と添い遂げられる未来はやってこないのだから。
溢れた涙が頬を伝い落ちシーツを濡らす。それを見た月詠さんが
「痛いかい?」
私はかぶりを振って結ばれていた手を解いて彼の背に回して縋り付いた。
それから私達は精根尽きるまで求めあった。
──胸元の情事の跡をみつめ、落としていた視線を再度月詠さんへとむける。いつもは整えられている、行為の際に乱れてぐちゃぐちゃになってしまった月詠さんの髪を撫でるように整える。
髪を整えているとふるりと瞼が震え、ゆっくりとグレーの瞳が姿をみせた。
「おはよう」
声をかけると数度瞬きをして「おはよう」と返してくれた。寝ぼけているのか、ぽやぽやした雰囲気でとても可愛らしい。
時計をみてみるともうすぐお昼の時間だった。なにか軽食でも作ろうと思い、ベッドを出ようとすると腰に腕が回る。腕を外そうと引っ張るが、なかなか外れない。そのまま布団の中に引きずりこまれてベッドの住人に逆戻りしてしまう。
月詠さんは背後から私を抱き竦めながら「もうちょっと…」それだけ言って彼はまた眠りについた。
小さくため息をついて、寝返りをうち規則正しく上下する月詠さんの胸に額をくっつける。呼吸をする度に香る彼の匂いに包まれ、全身が幸福感で満たされる。
(このまま世界が終わってしまえば良いのに……)
落ちていく意識の中、そう願いながら瞼を閉じた。
ベッドの上でお互いに一糸まとわぬ姿で、目の前にある月詠さんの顔を見つめながら昨夜の事を思い出す。
昨夜、気合を入れるためにラッキーカラーを占い出た結果の色の下着を身に着け、この日の為に買ったドレスコードを着て待ち合わせ先に向かうとそこには月詠さんの姿があった。
見慣れない、フォーマルスーツ姿に見惚れて思考がぼうっとしてしまうが頭を振って自分にしっかりしろと言い聞かせる。
月詠さんと合流し予約していていたレストランへ向かった。レストランに着いた後、言い出すタイミングを探して変に緊張していつもより早いペースでお酒を飲んでしまい早い段階で酔ってしまった私は月詠さんに誘われるがまま、家へとついて行ってしまった。
月詠さんが鍵を開錠する音を聞きながら、ほんの少し残っている理性が警鐘をならす。この先に進んだら戻れなくなる。ここまで来て、この雰囲気で察せないほど初ではない。嫌だと言えば彼は何もしてこないだろう。拒否しなければいけないのに、望んでいる自分がいる。
玄関に入ると背後で鍵を閉める音がする。 しばらくお互いに見つめ合い、彼が右手を私の頰に添えて身を屈め顔を近づけてくる。私は瞼を閉じて静かに受け入れた。
最初は軽く啄むような、軽く触れるだけのキスをする。静かな玄関に小さなリップ音だけが響く。
頬に添えられていた手が頭の後ろに滑り、逃れられないように固定される。触れるだけだったキスがだんだんとお互いを貪り合うものになり、唇を割って入ってきた舌が口内を這い荒らす。舌が絡まり合い、唾液さえ惜しむように奪い合う。
腰に添えられていた手が服の下に潜りこみ、体をまさぐる。その熱が腰から脇、胸へと昇りながら体をなぞるほどお酒で火照っていた体の熱がどんどん高くなっていき、僅かに残っていた理性を溶かしていった。
息もつけないほどのキスに、頭がくらくらしてくる。私は思わず月詠さんの胸を叩いた。顔を離すとどちらも口の周りが唾液まみれで、てらてらと光っていた。肩を上下させながらまた、見つめ合う。
靴を乱雑に脱ぎ捨てて横抱きにされるとそのまま寝室へと連れ込まれてベッドに組み敷かれる。ベッドの上でまた舌を絡ませあい、私達は一線を越えた。
今まで鬼に生まれたことを一度も恨んだ事がないと言えば嘘になるが、今日程恨んだ日はないだろう。こうして繋がれたのに、彼と添い遂げられる未来はやってこないのだから。
溢れた涙が頬を伝い落ちシーツを濡らす。それを見た月詠さんが
「痛いかい?」
私はかぶりを振って結ばれていた手を解いて彼の背に回して縋り付いた。
それから私達は精根尽きるまで求めあった。
──胸元の情事の跡をみつめ、落としていた視線を再度月詠さんへとむける。いつもは整えられている、行為の際に乱れてぐちゃぐちゃになってしまった月詠さんの髪を撫でるように整える。
髪を整えているとふるりと瞼が震え、ゆっくりとグレーの瞳が姿をみせた。
「おはよう」
声をかけると数度瞬きをして「おはよう」と返してくれた。寝ぼけているのか、ぽやぽやした雰囲気でとても可愛らしい。
時計をみてみるともうすぐお昼の時間だった。なにか軽食でも作ろうと思い、ベッドを出ようとすると腰に腕が回る。腕を外そうと引っ張るが、なかなか外れない。そのまま布団の中に引きずりこまれてベッドの住人に逆戻りしてしまう。
月詠さんは背後から私を抱き竦めながら「もうちょっと…」それだけ言って彼はまた眠りについた。
小さくため息をついて、寝返りをうち規則正しく上下する月詠さんの胸に額をくっつける。呼吸をする度に香る彼の匂いに包まれ、全身が幸福感で満たされる。
(このまま世界が終わってしまえば良いのに……)
落ちていく意識の中、そう願いながら瞼を閉じた。