詩集 過去篇

『プルシャンブルー』

木陰に座って見ていた世界は
赤
欲望、衝動、残酷な情景
そこを探り続けてきた手も
真っ赤だった

ふと目の前に現れた
君の瞳はプルシャンブルー
深い深い
海のような色

赤い世界に
ひと雫だけ落ちた
希望の色

君のまつ毛が震える
赤い指で目元に触れて
出てきた言葉は
「綺麗」
それ以上に何もなかった


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