孫と翁

バラガン+男主（グリの従属官）
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朽ちた世界
我が王国
虚圏（ここ）は我が城

貴様を其処から引きずり下ろし、再び我が国に王として、儂は立つ



派手な装飾が施された椅子に深く腰掛け、お気に入りの従属官達を傍に置き、グラスに注がれた酒を口に含み、ゆっくりと嚥下する
芳醇な蒲萄の香と渋さが口に広がるのを楽しみながら、近づいてくる二つの霊圧感知し、一番近くに居た従属官に茶の準備を促す

「お爺ちゃん！」
「おぉ、よう来たな名無し、また少し大きくなったようじゃの」

小さな破面は老いた老人に似つかわしくない程逞しい身体へと勢いよく飛び込んできた