雷一門の兄弟子に成ったんだが
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暫くホワホワしてると、師範がひょっこり顔を出した。
「おぉ。此処に居ったか。
獪岳、風呂が湧いてるから入って来るといい」
お風呂か…あ、そうだ
「師範…良かったら一緒に入りませんか?
背中流しますよ」
「ふむ…では頼むとするかの…」
「え、えっ…2人ともズルい!俺も一緒に入る!!」
えー…だって善逸風呂場で叫ぶんだもの…
音が反響して煩いんだよ…。
「行きましょうか、師範」
「うむ」
「無視しないでぇー!!?」
師範と一緒に風呂に入り、背中を流してあげていたら結局善逸が乱入してきて…俺の背中を洗ってくれた。
でも力加減が弱すぎてくすぐったい。
「…善逸?もう少し強めに頼む」
「…で、でもさ…兄ちゃん…傷…もう痛くないの?」
あぁ…それを気にしてるのか。
背中部分だからどんな具合の傷なのかはわからんが…
もう痛みもないし…カサブタも綺麗に塞がっているはずだ。
「うん。もう痛くはないよ。
善逸も傷塞がってよかったな」
「ホントだよォ…俺あんな怪我するのもうやだよぉ…」
「またお前はそうやって…はぁ…
儂はもう上がるぞ。
飯の用意は済ませてあるから、2人とも上がったら居間に来なさい。くれぐれも逆上せるなよ?」
そう言って師範は先に出ていった。
「はい。分かりました。
…ほら善逸、洗ってやるから此方においで」
「え、ほんと!?わーい!!」
その後順番に湯船に浸かってご飯を食べた。
以前食べられなかったから、と師範が鰻を買ってきてくれた。
「…美味いなぁ…」
「うん!皆で食べるご飯は美味しいよね!」
「…獪岳…明日、日輪刀が届くそうじゃ。」
「はい」
「…色変わりの刀だっけ?兄ちゃんの刀は何色になるんだろうね!」
…そういえば、獪岳の刀って何色だ?
まぁ、何はともあれ…
「楽しみだな」
刀と隊服が届けば、俺にも任務が回ってくるだろう。
そうなればこの家とも、師範や善逸ともお別れなんだな…。
「今日はゆっくり休みなさい。儂も、もう休むとするかの」
「はい。おやすみなさい。師範」
「おやすみ!じいちゃん!」
「あぁ…おやすみ」
師範が出ていき…俺も寝ようか、と立ち上がる。
…すると、何やらソワソワしたりチラチラこっちを見る善逸と目が合う
…どうしたんだ?
「…ね、ねぇ兄ちゃん…今日一緒に寝てもいい?」
…あぁ…それで。
「そうだな。一緒に寝ようか」
「!う、うん!!」
俺がそう答えると、善逸はすごく嬉しそうな顔で笑った。
布団に入って暫く話をするのかと思いきや、善逸は速攻で寝た。
おやすみ3秒かよ!寝るの早いな!?
…この子も暫くしたら鬼殺隊に入る。
その時、俺はどうしてるんだろう…
…あの時の獪岳の言葉が…ずっと消えない
鬼に成る
…原作通りに黒死牟に会って鬼にされるのか…
それとも別の方法か…
「…鬼になるくらいなら…俺は…」
師範を…善逸を裏切るような真似はしたくない。
それが、まだずっと先の出来事だとしても…
不安でたまらない
気持ちを紛らわすために、目の前の金の髪を撫でる
サラサラと指通りのいい金糸
…次に会える時まで、俺はもっと強くなりたい
兄弟子として、お前が誇れるように
そう強く願って、俺も眠りについた
「おぉ。此処に居ったか。
獪岳、風呂が湧いてるから入って来るといい」
お風呂か…あ、そうだ
「師範…良かったら一緒に入りませんか?
背中流しますよ」
「ふむ…では頼むとするかの…」
「え、えっ…2人ともズルい!俺も一緒に入る!!」
えー…だって善逸風呂場で叫ぶんだもの…
音が反響して煩いんだよ…。
「行きましょうか、師範」
「うむ」
「無視しないでぇー!!?」
師範と一緒に風呂に入り、背中を流してあげていたら結局善逸が乱入してきて…俺の背中を洗ってくれた。
でも力加減が弱すぎてくすぐったい。
「…善逸?もう少し強めに頼む」
「…で、でもさ…兄ちゃん…傷…もう痛くないの?」
あぁ…それを気にしてるのか。
背中部分だからどんな具合の傷なのかはわからんが…
もう痛みもないし…カサブタも綺麗に塞がっているはずだ。
「うん。もう痛くはないよ。
善逸も傷塞がってよかったな」
「ホントだよォ…俺あんな怪我するのもうやだよぉ…」
「またお前はそうやって…はぁ…
儂はもう上がるぞ。
飯の用意は済ませてあるから、2人とも上がったら居間に来なさい。くれぐれも逆上せるなよ?」
そう言って師範は先に出ていった。
「はい。分かりました。
…ほら善逸、洗ってやるから此方においで」
「え、ほんと!?わーい!!」
その後順番に湯船に浸かってご飯を食べた。
以前食べられなかったから、と師範が鰻を買ってきてくれた。
「…美味いなぁ…」
「うん!皆で食べるご飯は美味しいよね!」
「…獪岳…明日、日輪刀が届くそうじゃ。」
「はい」
「…色変わりの刀だっけ?兄ちゃんの刀は何色になるんだろうね!」
…そういえば、獪岳の刀って何色だ?
まぁ、何はともあれ…
「楽しみだな」
刀と隊服が届けば、俺にも任務が回ってくるだろう。
そうなればこの家とも、師範や善逸ともお別れなんだな…。
「今日はゆっくり休みなさい。儂も、もう休むとするかの」
「はい。おやすみなさい。師範」
「おやすみ!じいちゃん!」
「あぁ…おやすみ」
師範が出ていき…俺も寝ようか、と立ち上がる。
…すると、何やらソワソワしたりチラチラこっちを見る善逸と目が合う
…どうしたんだ?
「…ね、ねぇ兄ちゃん…今日一緒に寝てもいい?」
…あぁ…それで。
「そうだな。一緒に寝ようか」
「!う、うん!!」
俺がそう答えると、善逸はすごく嬉しそうな顔で笑った。
布団に入って暫く話をするのかと思いきや、善逸は速攻で寝た。
おやすみ3秒かよ!寝るの早いな!?
…この子も暫くしたら鬼殺隊に入る。
その時、俺はどうしてるんだろう…
…あの時の獪岳の言葉が…ずっと消えない
鬼に成る
…原作通りに黒死牟に会って鬼にされるのか…
それとも別の方法か…
「…鬼になるくらいなら…俺は…」
師範を…善逸を裏切るような真似はしたくない。
それが、まだずっと先の出来事だとしても…
不安でたまらない
気持ちを紛らわすために、目の前の金の髪を撫でる
サラサラと指通りのいい金糸
…次に会える時まで、俺はもっと強くなりたい
兄弟子として、お前が誇れるように
そう強く願って、俺も眠りについた
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