短編
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久しぶりに見えない学校に来た。
いつもの部屋に入るとソファの上に座る男女2人
方や養父。
方や……、そういえばコイツとクソ親父の関係って何だ?
…まぁ今は置いておこう。
「…何やってるんだ」
何って…
「甘えてる」
「甘えられて、る?」
「…………」
本当に何なんだコイツ等
他所でやってくれ
…いや、そもそもコイツ等の拠点に侵入してきているのは僕の方か。
早急に用事を済ませて退散するとしよう。
僕は頭の中でそんな事を考えながら目的の本を探す。
「真吾くん…重くない?」
「重くないよ。#名前#ちゃんはもう少しふくよかでもいいんじゃないかな?
偶にエツ子に会うと、やれ何処其処のスイーツが食べたいとかご当地グルメがどうとか言ってるよ…。」
「あ、それ私も誘われた。真吾くんも一緒ならいいよって言っておいた」
「あ〜…だからこの前やけにしつこかったのかぁ…」
「……………」
何だこの意味の無い会話は。
そんなものくっついてなくてもできるだろうに。
こいつ等は距離感が可笑しい。
見てて…聞いてて…妙に苛つく。
本棚から移動し、#名前#を抱えながらクソ親父の上に思いっきり腰を下ろした。
「わ!」
「ぐぇ!」
驚いて声を上げる#名前#と、カエルが潰れたみたいな声を出すクソ親父。
今のはちょっと面白かったな。
「お、重い…」
「お前は重いらしいぞ。よかったな#名前#。」
「一郎くん…真吾くんの中身が出ちゃいそうだからどいてあげて…」
「一郎…どいてくれないか…くるし…」
「…………」
俺は#名前#を抱えたままクソ親父から腰を上げた。
「…え、一郎くん?どこ行くの?」
「帰る」
「えぇ、じゃあ私は下ろして?」
「断る。お前を連れてきたらメフィストがパンケーキを作ってくれると言った。
だからお前の身柄は預かった」
「…エツ子ちゃんか…!」
「という訳で…コレは連れて行くぞ。クソ親父」
「い、一郎!待ちなさい!
パンケーキなら僕が作ってあげるからソレは置いていきなさい!!」
「却下だ。」
「…コレとかソレとか…二人とも酷くない?」
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