短編
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「お主の生きる未来…この目で見てみとうなった!!」
「だったら、生きて。」
「花ちゃん…?何故此処に…いかん!今すぐ…「うん。今すぐここを離れて、お姉ちゃんと水木さんの所に行って」…な、なにを…」
「分かるでしょ?お姉ちゃんにはお義兄さんが必要で、生まれてくる子にはお父さんが必要なの。
それに水木さんの事相棒って言ってたね。
どうか、守ってあげて。
きっとあの人は…色々な妖怪や怪異に狙われてしまうだろうから。」
「花ちゃん…待つんじゃ…依代にはワシが…」
私はお義兄さんの言葉を遮るように言い切る。
「ねぇ…お義兄さん。これ、預かっておいて。
お姉ちゃんが買ってくれた帽子と、お義兄さんが選んでくれたコサージュ。
私の宝物なの。」
「花ちゃん…」
「もし…また生きて会えたら…その時に返してね」
「っ……ーーーー!!!」
その先は、聞こえなかった。
楔を引き抜いた瞬間に夥しい数の怨霊に飲み込まれ、次の瞬間音が消えた。
…どれだけの時間が過ぎたのだろう…。
何も聞こえない…
真っ暗な闇の中…
自分が目を開けているのか閉じているのかさえも分からない…
目の前に誰か来たような感覚があった。
相変わらず真っ暗で何も見えない…
でも、温かい何かが触れた気がした。
私はその何かに導かれるまま、瞼に力を込めた。
「ここは、どこだろう…おかしいな…僕は自分の部屋で寝てたはずなんだけど…」
どう見ても廃墟…いや、廃村にしか見えない場所…
そんな中、一際明るい場所に出た。
そこはポッカリと開けた空間になっていて…その中心には…
「お、女の子…?」
氷…ではない…水晶のようなもので覆われた女の子が居た。
生きているのか…それとも死んでいるのか…
分からなかったけれど、自然と其れに手が伸びた。
そして…
ーピシ…!ー
「え!?」
ーピシ…パキ…!ー
その水晶に亀裂が入り、あたりに散らばることなく消えていった。
そして重力と共に落ちてくる女の子…
咄嗟に受け止めようとしたが、体格差に負けて一緒に倒れてしまった。
「わああぁぁーー!!?」
そして飛び起きたのは自分の布団の中…
やはり夢だったのか…と隣を見ると、夢の中の女の子が隣りに寝ていた。
「…な、…なんで…!!??」
いや、それよりもこの状況は不味い!
誰か来る前に隠し「お兄ちゃん!休みだからって寝すぎよ!もうお昼…ごはん………」
「え、エツ子…」
「お、………お父さんお母さんーー!!
お兄ちゃんが部屋に女の子連れ込んでるうぅぅーーーー!!!!」
「待って!!違うんだ!!!エツ子ーーー!!!」
花子
鬼太郎母の妹
ゲゲ郎の代わりに依代になって何十年も眠っていた。
ゲゲ郎
覚悟して身代わろうとしたのに義妹に全部持っていかれた。
おかげで目玉にならずにすんだ。
眠り続けている義妹に頻繁に会いに行ってたけれど、ある日突然其処に居なくなって慌てて探す。
(いわこー!!きたろー!!みずきー!!(泣))
悪魔くん(埋れ木真吾)
夢の中で女の子に出会う。
目が覚めると自分のベッドに夢の女の子が居て混乱。
妹に目撃されて血の気が引いた。
(エツ子!!ちょっと待って!!話を聞いてくれーー!!)
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