【trap-後編-】
その悟飯を、今夜ふたりで独占することにより、ふたりのトランクスへの劣等感は急激に払拭されつつあった。
だが、それだけでは満たされない欲望とさらに膨らんだ性的な好奇心に、ふたりの不満はかすかな苛立ちを伴って徐々に募っていった。
「んー・・・、確かに気持ちイイんだけどさぁ・・・。何か、違うんだよねぇ」
「そうか?オレは気持ちイイぞ?」
「何か、こう・・・決め手に欠く、みたいな?」
「ああ、わかるな、それ」
「やっぱ、このまんまじゃ、ダメなんじゃねぇの?」
「そうかもな」
「そ、そんなぁ・・・。それじゃあ、私はどうしたらイイんですか?」
「そりゃあ・・・なぁ、バータ」
「約束は守って貰わないとな、ジース」
「・・・!・・・だからっ・・・それだけはやめて、って・・・」
「そうは言っても」
「悟飯ちゃんも納得したじゃないかよ」
「お願いっ!!初めては、どうしてもトランクスさんじゃないとイヤ!!」
「・・・どうしても?」
「どうしても!」
悟飯の2度に渡る絶頂により、今や親近感を覚え始めていた3人だったが、心の内の思惑は完全な2対1の比率で分たれ、それぞれの希望は正反対のベクトルを向いていた。
もとよりふたりには悟飯に呑ませた交換条件を守る意思など端からなかったのだが、人を疑うことを知らない悟飯は、当初の口約束は当然守られて然るべきとの考えの甘さがあった。
その考えに従って最悪の事態を何とか回避する方法はないのかと脳内で模索を始めた悟飯は、唐突に上半身と下半身をそれぞれふたりに固定され、なけなしの力を振り絞って最後の抵抗を試みた。
「やめてっ!!」
「おいおい、あんま暴れんなよ!」
「ちゃんと慣らしてあげるからさ。暴れると、痛くなっちゃうよ?」
「いやっ!!やっ・・・あ・・・!」
躰の自由を奪われた上に脚を押さえ付けられ、無防備になった股間にバータの指が侵入し、局部の痛みに悟飯は眉間に険しく皺を寄せた。
体内の粘膜を傷付けずに異性の生殖器を受け入れる準備を進めていた悟飯の局部は、出逢ったばかりの男子生徒の歓迎されざる闖入を阻む術もなく、さきの愛撫で溢れたジュースを潤滑剤にしてやすやすとバータの指を飲み込んでゆく。
生まれて初めての体内への侵攻の痛みに、欠けるほどの勢いで奥歯を噛み締めた悟飯だったが、狭い入り口を無理矢理こじ開けられる疼痛は、同時に陰核を愛撫されることによって心なしか中和されていった。
「う~ん・・・どこだ?」
「どうした、バータ?」
「悟飯ちゃんのGスポットを探してるんだけどな」
「そんなの、お前にわかるのかよ!?」
「多分な・・・おっと、ここか?」
「あっ、あっ、やっ・・・!」
「へへっ、ビンゴらしいぜ」
「あんま手荒にすんなよ!」
ジースの掛け声にバータは口もとを歪めて了承の意を示し、悟飯の中を拡げる作業と、並行して内部の性感帯を刺激する労務のふたつを器用にこなした。
痛みと快感を同時に与えられた悟飯は、苦悶と悦楽の入り交じった表情で顔を顰め、ジースに捕らえられた指先から血の気と同時に力が引いてゆくのを感じていた。
「いっ、痛っ・・・!・・・あっ、んっ・・・」
未経験の悟飯を慮ったバータは、ジースの忠告通りにいきなり乱暴に中をかき回すようなことはせず、指先で悟飯の性感帯を擦り上げるだけの単一の動きのみを繰り返した。
まるで芋虫のように体内を這うバータの指は、痛みを伴っているもののやがて躰の表層を刺激されるのとは違う快感を生み出し、その得も言われぬ感覚に悟飯は再び戸惑った。
一旦は沈静化した淫靡の炎が再燃して躰の最奥を疼かせて内臓の収縮運動を誘い、局部の快感と連動して蠢く内臓がさらに強い快感を引き起こす。
これまでのように躰の表面で感じ取っていた快感とは質の違う、躰の芯が蕩けるような喜悦に、悟飯は腹部と腰の内側で数百匹のミミズがのたうちまわっているように感じた。
その、躰の中でのたくる官能の波はぞくぞくと背筋を駆け昇り、トランクスの為に最後まで純潔を守り通したい悟飯の乙女心を意地悪く嘲笑う。
「気持ちイイ、悟飯ちゃん?中がびくびくしてる」
バータが放った言葉通りに悟飯の内部は時には波うち、時にはバータの指を締め付け、時には肉の壁がバータの指に圧力を加えて、悟飯の快感の度合いを侵略者に伝えていた。
声や表情と違って装うことのできない内部の変化は、女性の快感を映像の中でしか知り得なかったバータにも悟飯の快感の真偽を容易に推察可能にし、悟飯の体内への二本目の挿入へと行動を促した。
「はあっ・・・!ああっ・・・!あっ、あっ、あっ・・・!」
体内の指が増加したことにより、その動きはさらに複雑化して悟飯を苛んだ。
今や悟飯の喘ぎ声に以前のような甘ったるさはなく、追い詰められる悟飯の極限状態を表して高いトーンで弾んでいた。
官能のメロディに例えるにはあまりにも音階とリズムを外したその喘ぎ声が止まったのは、ピストン運動を始めたバータの指が最奥部のこりこりとした場所を探り当てた時だった。
その瞬間、悟飯は息を詰めたきり熱性痙攣を起こした幼児のように何度も躰を引き攣らせ、快感の刺激を受けた内臓によって引き起こされた3度目の絶頂を迎えた。
バータが意図せず刺激した内臓―子宮―に向かって躰が引き絞られ、呼吸が止まって全身の筋肉が硬直と弛緩を繰り返す息苦しさの中で、悟飯は全身を駆け巡る悦楽に精神を開放した。
そのめくるめく快感のピークが過ぎぬうちにバータは侵攻を始め、局部の入口をこじ開ける指よりも太くて固い物質を拒絶する術を持たないまま、悟飯は徐々に引いてゆく快感の波と鈍痛の狭間でバータを受け入れさせられていた。
「あぐっ・・・!ぐ、ぅっ・・・!」
狭い内壁を無理矢理押し拡げながら進むバータの肉塊が、局部周辺のみならず、内臓を守る骨までも痛みつけているように悟飯には感じられた。
局部のずきずきした痛みから逃れようと、悟飯は無意識に片方の踵で床を蹴って上へとずり上がったが、バータの太い腕がそれを許さず、細腰を固定されたままさらに奥までの無許可の征服を押し切られてしまう。
「いっ、イヤァ!!痛いっ!!イヤッ!!」
力で敵うわけがないと百も承知の上で、それでも痛みに抵抗する為にもがきたい悟飯の両腕はジースによって頭上でしっかりと固定されていてどうにもままならず、せめてもの抗いに悟飯はバータの行動を言葉で拒絶した。
だが―
「まぁ、静かにしてなって。ここだろ?さっき悟飯ちゃんがイったトコ」
最奥部まで侵入したバータの肉塊に子宮の入口を小突かれた途端に脳内に電気が横切り、悟飯は発するべき声を失った。
「言っただろ、トランクスなんかより気持ちよくしてやるって。だから大人しくしてな。暴れてると、いつまでも痛いまんまだぜ」
バータはトランクスへの一方的な勝利宣言を果たすと、痛みから脱却しない悟飯に余計な負担を与えないように、ゆらゆらと腰を動かし始めた。
円を描くようにゆっくりと腰を回すバータの腹部が悟飯の陰核を擦り、悟飯の内部では肉塊の先端で子宮口への愛撫が施される。
痛みの中の快感と、トランクス以外の男子を拒絶したい心とは裏腹な快楽を求める躰の許容に、生理的なのか心理的なのか判別のつかないひと雫の涙が悟飯の頬を濡らしていった。
「悟飯ちゃん、力抜いて。キツくて動きにくい」
苦悶と緊張にいつまで経っても躰の強張りを解けない悟飯をバータは宥め、それがきつい命令口調でないのを感じ取っていながらも、快感の中に存在する苦痛からの開放を求めて悟飯は全身の力を抜いた。
狭い内部での暴挙を嫌った悟飯にぎりぎりと締め付けられていたバータの肉塊は、自由を得た途端に前後の運動を開始し、弾力の残る先端で悟飯の子宮口を容赦なく責め立てた。
「ん、あっ、あっ、あっ、あひっ・・・!」
子宮口が受けた衝撃は雷を伴って波状に拡がり、そのいくつかが脳を直撃して悟飯にあられもない声を上げさせ続ける。
だが、それだけでは満たされない欲望とさらに膨らんだ性的な好奇心に、ふたりの不満はかすかな苛立ちを伴って徐々に募っていった。
「んー・・・、確かに気持ちイイんだけどさぁ・・・。何か、違うんだよねぇ」
「そうか?オレは気持ちイイぞ?」
「何か、こう・・・決め手に欠く、みたいな?」
「ああ、わかるな、それ」
「やっぱ、このまんまじゃ、ダメなんじゃねぇの?」
「そうかもな」
「そ、そんなぁ・・・。それじゃあ、私はどうしたらイイんですか?」
「そりゃあ・・・なぁ、バータ」
「約束は守って貰わないとな、ジース」
「・・・!・・・だからっ・・・それだけはやめて、って・・・」
「そうは言っても」
「悟飯ちゃんも納得したじゃないかよ」
「お願いっ!!初めては、どうしてもトランクスさんじゃないとイヤ!!」
「・・・どうしても?」
「どうしても!」
悟飯の2度に渡る絶頂により、今や親近感を覚え始めていた3人だったが、心の内の思惑は完全な2対1の比率で分たれ、それぞれの希望は正反対のベクトルを向いていた。
もとよりふたりには悟飯に呑ませた交換条件を守る意思など端からなかったのだが、人を疑うことを知らない悟飯は、当初の口約束は当然守られて然るべきとの考えの甘さがあった。
その考えに従って最悪の事態を何とか回避する方法はないのかと脳内で模索を始めた悟飯は、唐突に上半身と下半身をそれぞれふたりに固定され、なけなしの力を振り絞って最後の抵抗を試みた。
「やめてっ!!」
「おいおい、あんま暴れんなよ!」
「ちゃんと慣らしてあげるからさ。暴れると、痛くなっちゃうよ?」
「いやっ!!やっ・・・あ・・・!」
躰の自由を奪われた上に脚を押さえ付けられ、無防備になった股間にバータの指が侵入し、局部の痛みに悟飯は眉間に険しく皺を寄せた。
体内の粘膜を傷付けずに異性の生殖器を受け入れる準備を進めていた悟飯の局部は、出逢ったばかりの男子生徒の歓迎されざる闖入を阻む術もなく、さきの愛撫で溢れたジュースを潤滑剤にしてやすやすとバータの指を飲み込んでゆく。
生まれて初めての体内への侵攻の痛みに、欠けるほどの勢いで奥歯を噛み締めた悟飯だったが、狭い入り口を無理矢理こじ開けられる疼痛は、同時に陰核を愛撫されることによって心なしか中和されていった。
「う~ん・・・どこだ?」
「どうした、バータ?」
「悟飯ちゃんのGスポットを探してるんだけどな」
「そんなの、お前にわかるのかよ!?」
「多分な・・・おっと、ここか?」
「あっ、あっ、やっ・・・!」
「へへっ、ビンゴらしいぜ」
「あんま手荒にすんなよ!」
ジースの掛け声にバータは口もとを歪めて了承の意を示し、悟飯の中を拡げる作業と、並行して内部の性感帯を刺激する労務のふたつを器用にこなした。
痛みと快感を同時に与えられた悟飯は、苦悶と悦楽の入り交じった表情で顔を顰め、ジースに捕らえられた指先から血の気と同時に力が引いてゆくのを感じていた。
「いっ、痛っ・・・!・・・あっ、んっ・・・」
未経験の悟飯を慮ったバータは、ジースの忠告通りにいきなり乱暴に中をかき回すようなことはせず、指先で悟飯の性感帯を擦り上げるだけの単一の動きのみを繰り返した。
まるで芋虫のように体内を這うバータの指は、痛みを伴っているもののやがて躰の表層を刺激されるのとは違う快感を生み出し、その得も言われぬ感覚に悟飯は再び戸惑った。
一旦は沈静化した淫靡の炎が再燃して躰の最奥を疼かせて内臓の収縮運動を誘い、局部の快感と連動して蠢く内臓がさらに強い快感を引き起こす。
これまでのように躰の表面で感じ取っていた快感とは質の違う、躰の芯が蕩けるような喜悦に、悟飯は腹部と腰の内側で数百匹のミミズがのたうちまわっているように感じた。
その、躰の中でのたくる官能の波はぞくぞくと背筋を駆け昇り、トランクスの為に最後まで純潔を守り通したい悟飯の乙女心を意地悪く嘲笑う。
「気持ちイイ、悟飯ちゃん?中がびくびくしてる」
バータが放った言葉通りに悟飯の内部は時には波うち、時にはバータの指を締め付け、時には肉の壁がバータの指に圧力を加えて、悟飯の快感の度合いを侵略者に伝えていた。
声や表情と違って装うことのできない内部の変化は、女性の快感を映像の中でしか知り得なかったバータにも悟飯の快感の真偽を容易に推察可能にし、悟飯の体内への二本目の挿入へと行動を促した。
「はあっ・・・!ああっ・・・!あっ、あっ、あっ・・・!」
体内の指が増加したことにより、その動きはさらに複雑化して悟飯を苛んだ。
今や悟飯の喘ぎ声に以前のような甘ったるさはなく、追い詰められる悟飯の極限状態を表して高いトーンで弾んでいた。
官能のメロディに例えるにはあまりにも音階とリズムを外したその喘ぎ声が止まったのは、ピストン運動を始めたバータの指が最奥部のこりこりとした場所を探り当てた時だった。
その瞬間、悟飯は息を詰めたきり熱性痙攣を起こした幼児のように何度も躰を引き攣らせ、快感の刺激を受けた内臓によって引き起こされた3度目の絶頂を迎えた。
バータが意図せず刺激した内臓―子宮―に向かって躰が引き絞られ、呼吸が止まって全身の筋肉が硬直と弛緩を繰り返す息苦しさの中で、悟飯は全身を駆け巡る悦楽に精神を開放した。
そのめくるめく快感のピークが過ぎぬうちにバータは侵攻を始め、局部の入口をこじ開ける指よりも太くて固い物質を拒絶する術を持たないまま、悟飯は徐々に引いてゆく快感の波と鈍痛の狭間でバータを受け入れさせられていた。
「あぐっ・・・!ぐ、ぅっ・・・!」
狭い内壁を無理矢理押し拡げながら進むバータの肉塊が、局部周辺のみならず、内臓を守る骨までも痛みつけているように悟飯には感じられた。
局部のずきずきした痛みから逃れようと、悟飯は無意識に片方の踵で床を蹴って上へとずり上がったが、バータの太い腕がそれを許さず、細腰を固定されたままさらに奥までの無許可の征服を押し切られてしまう。
「いっ、イヤァ!!痛いっ!!イヤッ!!」
力で敵うわけがないと百も承知の上で、それでも痛みに抵抗する為にもがきたい悟飯の両腕はジースによって頭上でしっかりと固定されていてどうにもままならず、せめてもの抗いに悟飯はバータの行動を言葉で拒絶した。
だが―
「まぁ、静かにしてなって。ここだろ?さっき悟飯ちゃんがイったトコ」
最奥部まで侵入したバータの肉塊に子宮の入口を小突かれた途端に脳内に電気が横切り、悟飯は発するべき声を失った。
「言っただろ、トランクスなんかより気持ちよくしてやるって。だから大人しくしてな。暴れてると、いつまでも痛いまんまだぜ」
バータはトランクスへの一方的な勝利宣言を果たすと、痛みから脱却しない悟飯に余計な負担を与えないように、ゆらゆらと腰を動かし始めた。
円を描くようにゆっくりと腰を回すバータの腹部が悟飯の陰核を擦り、悟飯の内部では肉塊の先端で子宮口への愛撫が施される。
痛みの中の快感と、トランクス以外の男子を拒絶したい心とは裏腹な快楽を求める躰の許容に、生理的なのか心理的なのか判別のつかないひと雫の涙が悟飯の頬を濡らしていった。
「悟飯ちゃん、力抜いて。キツくて動きにくい」
苦悶と緊張にいつまで経っても躰の強張りを解けない悟飯をバータは宥め、それがきつい命令口調でないのを感じ取っていながらも、快感の中に存在する苦痛からの開放を求めて悟飯は全身の力を抜いた。
狭い内部での暴挙を嫌った悟飯にぎりぎりと締め付けられていたバータの肉塊は、自由を得た途端に前後の運動を開始し、弾力の残る先端で悟飯の子宮口を容赦なく責め立てた。
「ん、あっ、あっ、あっ、あひっ・・・!」
子宮口が受けた衝撃は雷を伴って波状に拡がり、そのいくつかが脳を直撃して悟飯にあられもない声を上げさせ続ける。