【ワイングラス】
熱い吐息で告げられて、悟飯は眩暈に似た感覚に襲われた。
トランクスの体液でいっぱいになった自分の中を想像して、少なからず興奮を覚えたと言ってもいい。
未だ他者を征服した経験のない悟飯の躯は、どうやら他者に支配されることに悦びを見出だしたようだった。
トランクスのものが前立腺を刺激する度に、悟飯の秘部は更にトランクスを奥に誘うかのように口をすぼめる。
トランクスを包み込む悟飯の腸壁はトランクスの動きに合わせて収縮を繰り返し、トランクス自身に刺激を与え続ける。
尻が壊れるのではないかと思われるほどの痛みの中で、徐々に悟飯の躯は快楽に目覚めていた。
「悟飯さんの中、すっごく気持ち良いですよ。そんなにぎゅうぎゅうオレを締め付けて、悟飯さんも気持ち良いんですか?」
トランクスの淡い息遣いが敏感な悟飯の耳に届き、悟飯は躯を強張らせた。
腰からは絶え間なく電流が駆け昇っている上にねっとりと言葉で嬲られて、既に一度射精したとは思えないほど大量の先走りが、悟飯自身からダラダラと垂れ流れている。
その鈴口は、悲鳴のような喘ぎ声を上げ、話すことの出来なくなった悟飯に代わって何かを語ろうとするかのようにヒクついていた。
こんな有様をトランクスに目撃されたらトランクスを歓ばせるだけなのだが、悟飯の躯はもはや悟飯の意思ではどうにもならなくなっている。
腰の動きを早めたトランクスは、つと操縦桿を握る手を持ち替えると、悟飯の手を精液と先走りに濡れそぼった悟飯自身へと導いた。
悟飯の手ごと上下に動かし、雄の中でも特に敏感な部分を悟飯に触らせる。
「ここ、擦ると気持ち良いでしょう?よーく覚えていて下さいね。自分で弄る時には、ここに指を引っ掛けるようにして擦るんですよ!」
「うぁっ!く、うっ、あっ!」
自慰行為の経験すら殆どと言っていいほどない悟飯には、屹立して敏感になっている自身に更に敏感な箇所があるなどと、把握してはいない。
トランクスの指は悟飯の指を悟飯自身のクビレに押し付け、そこを執拗に攻め立てる。
精液と先走りが混ざり合った悟飯の体液は泡立ち、二人の指が動く度に、にちにちと粘液質の音を微かに響かせた。
手の中のヌルヌルした感触が悟飯の脳にアドレナリンを排出させる作用を働かせ、悟飯の躯のすべての筋肉の震えを誘う。
前立腺を突き上げられる刺激と自身を擦られる快感に悟飯は背中をのけ反らせ、筋肉のついたトランクスの肩に頭を預ける格好で苦痛に耐えるような喘ぎ声を上げ続ける。
トランクスの膝の上に拡げられた両脚の中心から溢れる先走りは際限がなく、トランクスの手を汚して尚も下へと滴り、二人の結合部に向って流れ込もうとしているかのようだった。
トランクスが操縦桿を思い切り奥へ傾けると、ジェットフライヤーはわずか数秒で一気に最高速度に達し、二人の体にGの負担をかけてくる。
トランクスのものを呑み込む悟飯の秘部にも同様の負担がかかり、腸壁同士がせめぎ合って、躯の中心に熱くて太い楔を穿たれたかの錯覚を悟飯に起こさせた。
痛みと快感と羞恥に歪む悟飯の視界と違い、超化して通常時よりも動体視力に優れたトランクスの眼は、森の上から突き出た高木や眼前に現れた崖、ジェットフラーやーの飛来に驚いて慌てて飛び立った鳥の群れなど、あらゆる障害物を視認しては難無くかわいてゆく。
トランクスが障害物を避ける為に大袈裟に傾けられた車体の中で二人の体も傾き、その都度様々な角度から悟飯は突き上げられた。前立腺にトランクスのものが喰い込み、何度も意識が途切れかかったが、尿道を爪先で拡げられた途端、悟飯の躯は限界を迎えた。
「やっ、め・・・!・・・いやだ、いやだ・・・っ!やぁぁっ!!」
最後までトランクスとの行為を拒絶し続ける心とは裏腹に、拒否の声を上げながら悟飯は再び頂点へと達した。
悟飯の手の中で悟飯自身は今まで以上に質量を増し、それが弾けたと思った瞬間、鼓動を打ち付ける心臓のように等間隔にびくびくと震え、開いた鈴口から、急ブレーキをかけられて急停車したジェットフライヤーのH型の操縦桿に向って白濁液を撒き散らした。
「オレも、出ますよ・・・っ!悟飯さんの中を、オレで、いっぱい、にっ・・・!」
トランクスが言い終えぬうちに、宣告どおり熱い奔流が水流のように腸壁にぶつかるのを、悟飯は感じていた。
トランクスが自分の中で射精している、その事実さえ、悟飯に云いようのない快楽と眩暈がするほどの興奮を与えてくる。
だが、体中に電気が走り回っていた躯は更なる快感に耐え兼ね、正気を保つ限界を迎えていた。
「これからうちの社員が運転するのに、こんなに汚して、どうするんですか?責任とって下さい」
射精の間中、呼吸もできずにいた悟飯は、半分カラになった肺に酸素を取り込もうと、懸命に全身を使って呼吸を続けている。
それでも、土下座でもすればいいのかと、掠れた声で何とか返答する悟飯にニヤリと笑うトランクスの顔を眼の端に捉えた直後、悟飯は意識を失った。
そうしてどれほどの時間が経過したのだろうか、携帯で会話するトランクスの声で悟飯は眼を覚ました。
まだ陽が燦々と照り付けていることから、どうやら長時間の睡眠ではなかったようだと悟飯は推測したが、悟飯の躯は鉛のように重く、壁に収納式のソファベッドから起き上がるのも困難で、悟飯の躯がトランクスとの性交渉から回復するのには短か過ぎる睡眠のようだった。
片手で携帯電話を操り、片手でジェットフライヤーを操縦するトランクスの会話には時折『お母さん』という単語が交じり、電話の向こうの相手がブルマであることはすぐにわかった。
「ちょっと待って下さい。今悟飯さんに代わります」
と、悟飯の目覚めに気付いたトランクスが通話の相手を悟飯に代わる旨を伝え、操縦桿の右横のタッチパネルを開いてジェットフライヤーの運転を自動操縦に切り換えて悠々と悟飯に近寄って来る様を、悟飯は呆気に取られて見守った。
人造人間襲来前の高度な文明を誇っていた時代には、ジェットフライヤーの自動操縦は、確かに標準装備だった。
だが、人造人間の手によってまだまだ成長の余地のある文明が一度リセットされたこの世界では、以前と寸分違わぬものを臨むべくもない。
今回のジェットフライヤーの開発に関しても例外ではなく、ブルマは自動操縦の装備の件には一言も触れなかった。
ましてやタッチパネルの存在すら、悟飯には知らされていなかったのである。
自動操縦が可能だとは、悟飯は夢にも思っていなかった。
それが、トランクスは目の前で悟飯に種明かしをして見せたのだ、悟飯があんぐりとトランクスの動作を見守ってしまうのも、無理はない。
自動操縦の存在を悟飯が知っていたのならば、トランクスに襲われた時点で運転を自動操縦に切り替え、思う様トランクスに抵抗が出来ていた。
「もしもしー、悟飯君?運転ご苦労様」
トランクスから受話器を受け取ると、すぐさまブルマのトーンの高い陽気な声が響いてくる。
ありふれた挨拶を交わして試運転の成果を事務的に報告する悟飯の横で、トランクスは小さな簡易テーブルに、一本の赤ワインと二つのワイングラスを用意していた。
良く冷えたワインと、ひび一つ入らぬワイングラスこそ、今回のカプセルコーポレーションの新製品開発の成功の証だった。
途中からのトランクスの乱暴なドライビングは、悟飯への意地悪ばかりが目的ではなく、収納時や危険性のあるドライビング中に瀬戸物に与える衝撃の度合いを計るのも目的の一つだったのだ。
トランクスの体液でいっぱいになった自分の中を想像して、少なからず興奮を覚えたと言ってもいい。
未だ他者を征服した経験のない悟飯の躯は、どうやら他者に支配されることに悦びを見出だしたようだった。
トランクスのものが前立腺を刺激する度に、悟飯の秘部は更にトランクスを奥に誘うかのように口をすぼめる。
トランクスを包み込む悟飯の腸壁はトランクスの動きに合わせて収縮を繰り返し、トランクス自身に刺激を与え続ける。
尻が壊れるのではないかと思われるほどの痛みの中で、徐々に悟飯の躯は快楽に目覚めていた。
「悟飯さんの中、すっごく気持ち良いですよ。そんなにぎゅうぎゅうオレを締め付けて、悟飯さんも気持ち良いんですか?」
トランクスの淡い息遣いが敏感な悟飯の耳に届き、悟飯は躯を強張らせた。
腰からは絶え間なく電流が駆け昇っている上にねっとりと言葉で嬲られて、既に一度射精したとは思えないほど大量の先走りが、悟飯自身からダラダラと垂れ流れている。
その鈴口は、悲鳴のような喘ぎ声を上げ、話すことの出来なくなった悟飯に代わって何かを語ろうとするかのようにヒクついていた。
こんな有様をトランクスに目撃されたらトランクスを歓ばせるだけなのだが、悟飯の躯はもはや悟飯の意思ではどうにもならなくなっている。
腰の動きを早めたトランクスは、つと操縦桿を握る手を持ち替えると、悟飯の手を精液と先走りに濡れそぼった悟飯自身へと導いた。
悟飯の手ごと上下に動かし、雄の中でも特に敏感な部分を悟飯に触らせる。
「ここ、擦ると気持ち良いでしょう?よーく覚えていて下さいね。自分で弄る時には、ここに指を引っ掛けるようにして擦るんですよ!」
「うぁっ!く、うっ、あっ!」
自慰行為の経験すら殆どと言っていいほどない悟飯には、屹立して敏感になっている自身に更に敏感な箇所があるなどと、把握してはいない。
トランクスの指は悟飯の指を悟飯自身のクビレに押し付け、そこを執拗に攻め立てる。
精液と先走りが混ざり合った悟飯の体液は泡立ち、二人の指が動く度に、にちにちと粘液質の音を微かに響かせた。
手の中のヌルヌルした感触が悟飯の脳にアドレナリンを排出させる作用を働かせ、悟飯の躯のすべての筋肉の震えを誘う。
前立腺を突き上げられる刺激と自身を擦られる快感に悟飯は背中をのけ反らせ、筋肉のついたトランクスの肩に頭を預ける格好で苦痛に耐えるような喘ぎ声を上げ続ける。
トランクスの膝の上に拡げられた両脚の中心から溢れる先走りは際限がなく、トランクスの手を汚して尚も下へと滴り、二人の結合部に向って流れ込もうとしているかのようだった。
トランクスが操縦桿を思い切り奥へ傾けると、ジェットフライヤーはわずか数秒で一気に最高速度に達し、二人の体にGの負担をかけてくる。
トランクスのものを呑み込む悟飯の秘部にも同様の負担がかかり、腸壁同士がせめぎ合って、躯の中心に熱くて太い楔を穿たれたかの錯覚を悟飯に起こさせた。
痛みと快感と羞恥に歪む悟飯の視界と違い、超化して通常時よりも動体視力に優れたトランクスの眼は、森の上から突き出た高木や眼前に現れた崖、ジェットフラーやーの飛来に驚いて慌てて飛び立った鳥の群れなど、あらゆる障害物を視認しては難無くかわいてゆく。
トランクスが障害物を避ける為に大袈裟に傾けられた車体の中で二人の体も傾き、その都度様々な角度から悟飯は突き上げられた。前立腺にトランクスのものが喰い込み、何度も意識が途切れかかったが、尿道を爪先で拡げられた途端、悟飯の躯は限界を迎えた。
「やっ、め・・・!・・・いやだ、いやだ・・・っ!やぁぁっ!!」
最後までトランクスとの行為を拒絶し続ける心とは裏腹に、拒否の声を上げながら悟飯は再び頂点へと達した。
悟飯の手の中で悟飯自身は今まで以上に質量を増し、それが弾けたと思った瞬間、鼓動を打ち付ける心臓のように等間隔にびくびくと震え、開いた鈴口から、急ブレーキをかけられて急停車したジェットフライヤーのH型の操縦桿に向って白濁液を撒き散らした。
「オレも、出ますよ・・・っ!悟飯さんの中を、オレで、いっぱい、にっ・・・!」
トランクスが言い終えぬうちに、宣告どおり熱い奔流が水流のように腸壁にぶつかるのを、悟飯は感じていた。
トランクスが自分の中で射精している、その事実さえ、悟飯に云いようのない快楽と眩暈がするほどの興奮を与えてくる。
だが、体中に電気が走り回っていた躯は更なる快感に耐え兼ね、正気を保つ限界を迎えていた。
「これからうちの社員が運転するのに、こんなに汚して、どうするんですか?責任とって下さい」
射精の間中、呼吸もできずにいた悟飯は、半分カラになった肺に酸素を取り込もうと、懸命に全身を使って呼吸を続けている。
それでも、土下座でもすればいいのかと、掠れた声で何とか返答する悟飯にニヤリと笑うトランクスの顔を眼の端に捉えた直後、悟飯は意識を失った。
そうしてどれほどの時間が経過したのだろうか、携帯で会話するトランクスの声で悟飯は眼を覚ました。
まだ陽が燦々と照り付けていることから、どうやら長時間の睡眠ではなかったようだと悟飯は推測したが、悟飯の躯は鉛のように重く、壁に収納式のソファベッドから起き上がるのも困難で、悟飯の躯がトランクスとの性交渉から回復するのには短か過ぎる睡眠のようだった。
片手で携帯電話を操り、片手でジェットフライヤーを操縦するトランクスの会話には時折『お母さん』という単語が交じり、電話の向こうの相手がブルマであることはすぐにわかった。
「ちょっと待って下さい。今悟飯さんに代わります」
と、悟飯の目覚めに気付いたトランクスが通話の相手を悟飯に代わる旨を伝え、操縦桿の右横のタッチパネルを開いてジェットフライヤーの運転を自動操縦に切り換えて悠々と悟飯に近寄って来る様を、悟飯は呆気に取られて見守った。
人造人間襲来前の高度な文明を誇っていた時代には、ジェットフライヤーの自動操縦は、確かに標準装備だった。
だが、人造人間の手によってまだまだ成長の余地のある文明が一度リセットされたこの世界では、以前と寸分違わぬものを臨むべくもない。
今回のジェットフライヤーの開発に関しても例外ではなく、ブルマは自動操縦の装備の件には一言も触れなかった。
ましてやタッチパネルの存在すら、悟飯には知らされていなかったのである。
自動操縦が可能だとは、悟飯は夢にも思っていなかった。
それが、トランクスは目の前で悟飯に種明かしをして見せたのだ、悟飯があんぐりとトランクスの動作を見守ってしまうのも、無理はない。
自動操縦の存在を悟飯が知っていたのならば、トランクスに襲われた時点で運転を自動操縦に切り替え、思う様トランクスに抵抗が出来ていた。
「もしもしー、悟飯君?運転ご苦労様」
トランクスから受話器を受け取ると、すぐさまブルマのトーンの高い陽気な声が響いてくる。
ありふれた挨拶を交わして試運転の成果を事務的に報告する悟飯の横で、トランクスは小さな簡易テーブルに、一本の赤ワインと二つのワイングラスを用意していた。
良く冷えたワインと、ひび一つ入らぬワイングラスこそ、今回のカプセルコーポレーションの新製品開発の成功の証だった。
途中からのトランクスの乱暴なドライビングは、悟飯への意地悪ばかりが目的ではなく、収納時や危険性のあるドライビング中に瀬戸物に与える衝撃の度合いを計るのも目的の一つだったのだ。