【お願い】

【お願い】


「なぁ、悟飯。おめぇにお願いがあんだけど、ちょっくら聞いてくれっか?」

「いいですよ、お父さん。お願いって、何ですか?」

「抱っこさせてくれ」

「・・・僕はもう、そんな子供じゃありません!」

すげなくあしらわれた。



「悟飯、お願いがあんだけど」

「何ですか、お父さん?」

「尻に触らせてくれ」

「嫌です!!」

・・・手をひっぱたかれた。



「悟飯、今度こそオラのお願いを聞いてくれ!」

「・・・今度は何ですか・・・?」

「チュ、チュウさせてれ・・・!!」

「☆×◇※△●≒!!」

・・・一目散に逃げられた・・・。



「どうしてオラのお願いを聞いてくれねぇんだよッッ!!」

「お父さんが変なことばっかり言うからですよっ!!」

「・・・変か?」

「変ですよ!」

「そんなことねぇ!好きだったら『してぇ』と思って当然のことを言っただけだ!オラは変なことは言ってねぇ!」

「・・・お、お父さんは・・・僕が好きなんですか?」

「おう!今そう言ったばかりじゃねぇか」

「///お父さんの気持ちは分かりました。でも、お父さんの『お願い』は聞けません」

「そっか・・・」

「・・・そうですよ」

「なら、実力行使でいく!!!」

「///・・・えっ・・・!?・・・ちょ、ちょっと、お父さん///」





END

ここまでお読み戴きありがとうございました。
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