恋刃SS
夢主ちゃんのお名前は?
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「うぅ⋯はぁ、また失敗しちゃった⋯」
私は恋刃。私には意中の相手が居る⋯それは梓お姉さま。勿論紅刃姉さまも好きよ、でも私のマスターである梓お姉さまは、紅刃姉さまには無い魅力があるの。
私は人の血が大好きで、それが高じて保健委員長にまでなったわ。でも自分の血を差し出す者なんてそうそう居ない。けれど、そんな私のワガママに梓お姉さまは付き合ってくれたの。私の為なら⋯って腕を差し出してくれた。梓お姉さまの生々しい真っ赤な鮮血は、今までに見た血の中でも特に綺麗で美しかったわ。
⋯それ以来、私は夜中に梓お姉さまの首元に噛み付いて血を啜るようになった。勿論梓お姉さまは許してくれたわ。優しくて、私の言う事を何でも聞いてくれて、それどころか私の事をいつも気遣ってくれる、大好きで大好きで仕方ない梓お姉さま。
でも私に血を与え過ぎたせいか、梓お姉さまは最近貧血気味みたいなの。だから血を作る食べ物を使って料理を作っているのだけれど⋯
「ぜんっぜん上手くいかないわ⋯料理って難しいのね⋯」
ため息をついて薄ら涙目になる。梓お姉さまは私に尽くしてくれるのに、私が梓お姉さまに尽くす事が出来ないなんて⋯ショックで涙が溢れる。
「どうしたの、恋刃?」
後ろから話しかけてきたのは紅刃姉さま。
「あ⋯紅刃姉さま⋯⋯」
私は紅刃姉さまに泣きながら抱きついて事情を話す。
「⋯そう、そんな事があったのね。」
紅刃姉さまは優しく私の頭を撫でてくれて、親身になって話を聞いてくれた。
「それなら私も手伝うわよ、梓への手作り料理。⋯でも恋刃、貴女自分の血を料理に混ぜようとしないでね?この前私にプレゼントしてきたおやつ、注射器で中身に血を混ぜたでしょ?匂いで分かったわよ。」
「ギクッ!だ、大丈夫よ⋯今回はそんな事しないわ⋯(紅刃姉さまやっぱり鋭いわ⋯)」
「それなら良いのだけど⋯⋯⋯もう、キッチンめちゃくちゃじゃない。それに⋯何?このジャ〇アンシチューみたいなものは⋯」
「え、えっと、梓お姉さまが最近貧血気味みたいだから、鉄分の入った食べ物を調べて一通り鍋に入れてみたのだけど⋯」
「どうりで⋯はぁ、分かったわ。なら梓には鉄分の含まれた食事を取ってもらえば良いのね?じゃあ私がレシピを教えるから2人で頑張りましょ?」
「紅刃姉さまと、ふ、2人きりで⋯!?勿論頑張るわ!」
「ふふっ、一緒に頑張ってマスターに美味しい料理食べて貰いましょうね♪(私もこうやって梓に尽くせるなら満足よ⋯メインは恋刃に譲るけどね。)」
その日、2人でご馳走を作って梓お姉さまからは沢山喜んでもらえたし、私も紅刃姉さまも褒めて貰えて最高の1日になったわ。⋯愛しているわよ、梓お姉さま♡
私は恋刃。私には意中の相手が居る⋯それは梓お姉さま。勿論紅刃姉さまも好きよ、でも私のマスターである梓お姉さまは、紅刃姉さまには無い魅力があるの。
私は人の血が大好きで、それが高じて保健委員長にまでなったわ。でも自分の血を差し出す者なんてそうそう居ない。けれど、そんな私のワガママに梓お姉さまは付き合ってくれたの。私の為なら⋯って腕を差し出してくれた。梓お姉さまの生々しい真っ赤な鮮血は、今までに見た血の中でも特に綺麗で美しかったわ。
⋯それ以来、私は夜中に梓お姉さまの首元に噛み付いて血を啜るようになった。勿論梓お姉さまは許してくれたわ。優しくて、私の言う事を何でも聞いてくれて、それどころか私の事をいつも気遣ってくれる、大好きで大好きで仕方ない梓お姉さま。
でも私に血を与え過ぎたせいか、梓お姉さまは最近貧血気味みたいなの。だから血を作る食べ物を使って料理を作っているのだけれど⋯
「ぜんっぜん上手くいかないわ⋯料理って難しいのね⋯」
ため息をついて薄ら涙目になる。梓お姉さまは私に尽くしてくれるのに、私が梓お姉さまに尽くす事が出来ないなんて⋯ショックで涙が溢れる。
「どうしたの、恋刃?」
後ろから話しかけてきたのは紅刃姉さま。
「あ⋯紅刃姉さま⋯⋯」
私は紅刃姉さまに泣きながら抱きついて事情を話す。
「⋯そう、そんな事があったのね。」
紅刃姉さまは優しく私の頭を撫でてくれて、親身になって話を聞いてくれた。
「それなら私も手伝うわよ、梓への手作り料理。⋯でも恋刃、貴女自分の血を料理に混ぜようとしないでね?この前私にプレゼントしてきたおやつ、注射器で中身に血を混ぜたでしょ?匂いで分かったわよ。」
「ギクッ!だ、大丈夫よ⋯今回はそんな事しないわ⋯(紅刃姉さまやっぱり鋭いわ⋯)」
「それなら良いのだけど⋯⋯⋯もう、キッチンめちゃくちゃじゃない。それに⋯何?このジャ〇アンシチューみたいなものは⋯」
「え、えっと、梓お姉さまが最近貧血気味みたいだから、鉄分の入った食べ物を調べて一通り鍋に入れてみたのだけど⋯」
「どうりで⋯はぁ、分かったわ。なら梓には鉄分の含まれた食事を取ってもらえば良いのね?じゃあ私がレシピを教えるから2人で頑張りましょ?」
「紅刃姉さまと、ふ、2人きりで⋯!?勿論頑張るわ!」
「ふふっ、一緒に頑張ってマスターに美味しい料理食べて貰いましょうね♪(私もこうやって梓に尽くせるなら満足よ⋯メインは恋刃に譲るけどね。)」
その日、2人でご馳走を作って梓お姉さまからは沢山喜んでもらえたし、私も紅刃姉さまも褒めて貰えて最高の1日になったわ。⋯愛しているわよ、梓お姉さま♡
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