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翌日―――
昨日の一騒動で人が減ったかと思われたが、寧ろそれのお陰で人が増えていた。
野次馬やら参加者やら。
私とゾロアは昨日ジムに泊まらせて貰い、今日5年に1度の大イベントに参加するのだ。
ゼッケンをつけて、スタート地点に並ぶ。
「いい天気だね、リリィ」
「だね。トウコちゃん」
チェレン、ベル、トウコ、トウヤも無事街に戻ってきた。
格ジムに現れたのは下っ端だけだったそうだ。
何事も無く帰っていったそうなので、それはそれでよかった。騒ぎを大きくして欲しくない。
「リリィさん、頑張ってくださいね」
「頑張れよー!!」
「僕たちはここで応援しているからね」
サンヨウ3人組が応援に来るものの―――
ファンの黄色い声援が、大きくなる。
野次馬の殆どがファンである事。まぁ、ジムリーダーの人達カッコイイからねぇ…
「それではー皆さん、再度ルールを確認しまーす!」
台の上で拡声器を持ちながら、フウロさんが言う。
「ルールは簡単!1時間以内に町中に放たれたマメパトを捕まえ
足についている指輪をゲットできた人が、豪華優勝商品ゲット!!」
「楽しみだねー!早くいきたいよぅ」
「相変わらずマイペースだね…まぁ、僕だって負ける気は無いけど」
「あ、ほらほら二人とも!合図が鳴るぜ!!?」
フウロさんが運動会で良く使うような、ピストルを上に向け、そして言う。
「よーい、スタート!!」
わぁ!と言う歓声と共に、ジム前にいた人達は一斉に走っていく。
マメパトは5分前に放たれており、この街以外外に出ないそうだ。実に賢いwww
私はゾロアとゆっくり歩いていく。
「これって卑怯かな?だってゾロアポケモンだしね」
「ルールにポケモンを入れちゃダメ、なんて言ってないよ。それに現にポケモンつれてる人いるし」
「確かに」
「ねーねーリリィ、後で屋台で何か買って」
「お腹すいた?」
「ちょっとね」
「じゃあ、デントに何か作ってもらう?つか、お前は普通にポケモンフードでいいだろ?」
「えー…別にいじゃん」
「ダメだって」
あはは、と笑いながら人混みを掻き分けて急がず焦らず歩いてく。