第4話
夢小説設定
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「昨日は散々な目にあった…」
毘沙門天さんの隣で書類整理をする。
鬼灯様の判子が必要なものと分けて、積み上げていく。
「なに?夜鈴ちゃん鬼灯様と何があったの」
「カルテ」
「あ、はい」
「あー…新しい患者増えたなー」
「聞いてる!?」
「…色々あった」
「鬼灯様も夜鈴ちゃんに夢中だからなぁ」
「は?何を言ってるんだ?鬼灯様が私に?ナイナイ」
「……夜鈴ちゃん、それ本気?」
「セクハラでからかってくることは(昨日以外にも何度も)あるが…
あの人は私で遊んでるだけだろ。リアクション面白いみたいだしな」
「……鬼灯様、不憫」
「不憫なのは私の方だろう。
毎回毎回あの人の悪戯に付き合うと…」
「じゃあさ、夜鈴ちゃんは鬼灯様のことどう思ってるの?」
「歳の違う同期」
「…」
「もしくは幼なじみ」
「…」
「カルテ確認終わった。ハゲィさんはまた精神科で…」
「夜鈴ちゃん」
「なんだ?」
「ちょっと衆合地獄行って来て」
「…どうしてまた」
「お香さんに恋とは何か、勉強してらっしゃい!!」
「え、ちょっと!!!」
いきなり毘沙門天さんに襟首を捕まれて、外に出されてしまった。
しかも扉を閉められた。
…仕事しなくていいのか?
すると扉がちょっとだけ開いて、大仏の顔が覗く。
思ったんだけど、毘沙門天(鬼)なのに何で大仏のお面被ってるんだろうか。
すっごく謎。
「お香さんには連絡したからねっ!ノウハウを教えてもらってよね」
「…ノウハウも何も恋は何かぐらい私だって知ってるぞ?」
「いいから行ってきなさい!!」
ぴしゃりと、門を閉ざされる。
仕方がない。お香ちゃんの所に行こうか。
***
「あらぁ、夜鈴ちゃん!久しぶりねぇ」
「ひひゃふり、おほふひゃん」
衆合地獄についた早々、お香ちゃんに抱き締められた。
胸が。胸が、大きいよ。お香ちゃん。
「夜鈴様!?」
「夜鈴様が帰ってきたの!!?」
「みんなーただいまー。病気してないな?」
お香ちゃんをきっかけに、女獄卒の子がたくさん集まってくる。
一時期、私も衆合にいたんだけど、毘沙門天さんにスカウトされて今に至る。
「これは…何の騒ぎですか?」
「鬼灯様!いらっしゃい」
「おや、夜鈴さん」
「……皮肉にも」
こんな所で会うなんて。
それはあえて言葉にしなかった。
懐かしさのあまりに鬼灯様はテンション上がってると思うんだけどな。
毘沙門天さんも考えすぎだ。
「鬼灯様!!夜鈴様が帰ってきたんです!」
「貴女達からしたら、懐かしい先輩ですからね」
「はい!私達の王子様が!!」
「……はい?」
鬼灯様がスッゴい訝しい顔をしている。
「王子…?」
「夜鈴ちゃんはここの女の子達に人気なのよ。
性格も男の子っぽいし」
「それで王子なんて…」
「それ、ムズ痒いんで止めてくださいお願いします」
なんでこう恥ずかしい事をさらっと言うんだろうか。
切実に止めて頂きたい。