第29話
夢小説設定
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渡り廊下を歩きながら金魚草を横目に、私は閻魔殿の入口まで歩いていく。
そこには既にその人物は姿を現していた。
「お待たせ致しました…
ベルゼブブ様、レディリリス様」
「久しぶりだな。急に来日して悪かったな…
リリスがどうしても日本に来たいと言うからな」
「あらぁ!!あなたが夜鈴様?
とっても可愛い顔をしてるのね!!私、こういう子も好きよ?」
「ってリリス!!」
リリス様は目が合うなりいきなり抱擁をかまして来た。
これが外国のスキンシップか…
難易度高ぇ。
コミュ症にはキツイな。
「リ、リリス様。お初にお目にかかります…
あの、離してもらってもよろしいでしょうか…」
「夜鈴、お客様ですか?」
と、そこに沢山の書類を持った鬼灯様が現れた。
また書類整理に追われているのだろう。
外交官を出迎えるのも私に回って来たしな。
閻魔様は私の本業が医者だと忘れているだろう。
ぱふん
「きゃーっ!あなた、見かけによらず胸あるのねぇ!
いい身体持ってるなら活かさないと駄目よ!」
…これが外国のスキンシップか…
胸を平気で触るのか……
レベルがたかかかかかかかかかか「お前外国に来たことがあるんだろう?」
「そうだった!!」
ベルゼブブ様の言葉にハッとした。
あまりのリリス様の行動力にビックリしていたようだ。
どさどさっ!
何かと振り返ると鬼灯様が阿修羅みたいな顔を浮かべていた。しかも書類を落として。
が、そんな顔もほんの一瞬で、いつものすまし顔に戻った。
…何か私は目撃したのか。
いや、きっと見間違いだと信じたい。
「鬼灯様…書類が落ちてるが?」
「すみません、手が滑りました」
「…」
そして何事も無かったかのように去って行く。
私も何も見なかったようにしよう。
「んー…鬼灯様、ちょっと待って下さらない?」
と言ってリリス様は鬼灯様を引き止めた。
「今日は鬼灯様が地獄を案内してくれないかしら?」
「!」
「申し訳ないのですが…私も今日は仕事が詰まっているので…」
「じゃあ鬼灯様の手が空くまで待ってるわ、私」
「何言ってるんだリリス!!俺がいるだろう!!」
「やっぱりイイ男の人に案内してもらうほうぎ花があって素敵だわ」
この言葉にベルゼブブ様が撃沈なされたのは、言うまでもない。