第28話
夢小説設定
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「で、出たぞ!!」
「こいつが…」
「あぁ…死神の夜叉だ!!」
ひぃ…ふぅ…みぃ…
…やぁ……とぉ…
「死にたい奴は、どいつだ?」
***
時代でいうところの、神代。
この頃から鬼灯と私は一緒に暮らすことは無かった。
「おい!夜鈴!!」
勢い良く扉を開けて入ってきたのは烏頭だった。
イカしたヘアスタイルは色々大丈夫だろうか。
「烏頭か…なんだ?漬物か?」
「お前、大丈夫か?」
「何が?頭か?」
「ちげーよ!!最近、現世で暴れてる悪鬼が黄泉にきてるんだと!!
こんな忙しい時期に犯罪者がウロついてるなんて…危なく仕方ねぇっ!!!」
「悪鬼ぐらいでギャーギャー騒いで…お子ちゃまですかこのヤロー」
「誰だよ!!!」
朝から…こっちは寝起きで辛いっていうのに…
床下から漬物の壺を取り出す。
取り敢えず烏頭に漬物あげれば帰ってくれる。
「漬物。今日出来たて。味見してないから味の保証は出来ない」
「わーい!夜鈴の漬物……ってちげーよ!
夜鈴の漬物好きだけどさ!!そういうことじゃなくて!」
「悪鬼に気をつけろ、だろ?言われなくとも」
「…また後でくるからな!」
「はいはい。烏頭は心配症だなぁ…
ま、そんな烏頭も好きだけどさ」
「っ///!」
烏頭は顔を真っ赤にして、急ぎ足で帰っていく。
それを見送ってから壺を床下に埋めた。
寝起きだからだろうか。
全然お腹が空いていない…
朝が一番食べなきゃいけないんだけどなぁ…
しばらく悩んだところで、結局朝食は断念。
問題があるわけでも無いし、まぁいいかと思う。
「ちょっと白澤の所に行って…現世の様子でも見てこようかな」
現世は少しだけ医学な発展が進んできた。
そのうちに疫病とかも治してしまうんじゃないだろうか。
なんとも、人とは欲深い生き物だ。
生きるために、永らえるために。
死、という恐怖を克服するために、
ぬくぬくと生を全うしている。
「死の概念を捨て去ることは出来ないのにな…」
私は鬼だから。
人ではないから。
(丁の気持ちも、あの時には気づいてやれなかったんだろう…)