第21話
夢小説設定
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最近、本当に自分がおかしいと思う。
頭?いやいや違う。
なんていうか、鬼灯様を直視出来ないというか。
今更ではあるけれど日頃増して来ている気がする。
何これ病気?
「あ、キャリアウーマンがいる!」
「え?夜鈴様…どわわわ!!?な、なんでそんな格好してるんですかっ!?」
「唐瓜、茄子!」
現世に視察をしに行って来たが、今回はビジネス会社。
なので服装はスーツ。
ついでに前髪は掻き上げて眼鏡を使用。
ホモサピ擬態薬が切れていないので周りから見れば(なんか凄い)亡者にしかみえないだろう。
「ミニスカだ!!なんかエロい」
「ななな茄子!!お前はなんてことを…!」
「まぁ…スーツってのは身体のラインをよく見せる作りになっているからな」
「ライン!!!?」
「出るとこは出てしまうし…あまりこの格好は好きではないんだがな」
「そそそっうですね!!だって夜鈴様おっきいですもんね!「何が?」
ズガンッ!!
唐瓜の目の前に金棒が突き刺さる。
「何が大きいのですか?唐瓜さん」
「ほっ、鬼灯様!!!」
「夜鈴に手を出したら阿鼻地獄に叩き落としますよ」
「申し訳ございませんでしたッッ!!!!」
鬼灯様はくるりとこちらを向いて、上から下まで品定めするかのように見た。
「…」
「な、なんだ?似合わないか?」
「寧ろ…」
鬼灯様は私の耳元に近づいて、囁いた。
「そういう格好の方が余程妖艶ですよ」
「な、っ!!?」
コメントに困り果てる。
どうしたものかと照れたり慌てたりしていると。
「夜鈴様!?大変です!!急患です!!」
医療課の鬼が息を切らしてやってきた。
さすがに急患の二文字を聞けば頭の切り替えを職業モードにする。
とにかく今は服を着替えてる間も無いので急いで向かう。
医務室に運び込まれたと、熱中症という事を聞いた。
地獄で熱中症?
「もしかしたらそれは…」
「鬼灯様!!?」
気付いたら鬼灯様も一緒になってついてきた。
別に構いやしないけど…
しかし、心当たりでもあるのだろうか。
医務室の扉を開けながら、部屋の中に掛けてあった白衣をスーツの上に羽織る。
「急患は誰だ!?」
ベッドのカーテンを開けると。
「あ、熱いよぅ…」
「熱い?」
「やっぱり…春一さんでしたか…」
「なんだ、鬼灯様知り合いか?」
「ええ、まぁ…八寒地獄の方です。
以前来られた時はそうでもなかったんですけどね…」
「八寒の…」
ちょっと…ヤバイな。
八寒と言うことは熱さに抵抗が無いし…
詳しい話は後にして、処置しなければ。
「春一、春一!」
「…うぅ、熱いよぅ…熱いよぅ…」
「私が見えるか!?」
「はぁ…はぁ…熱いよぅ…」
「…!」
意識朦朧…痙攣…
熱中症…かなり重症のようだ。
「点滴と……あと、大量の氷!窓を開けたら…熱いか…
体にあまりよくないが、冷房!!最低まで下げろ!」
「…」
「冷水も持ってきた方がいいかな…私、八大専門だし…八寒は管轄外だからな…
とにかく冷たいもの、全て持って来い!」
「……夜鈴」
鬼灯様に言われて、後ろを振り向く。
「今の全て私がやれば良いんですか?」
「………」
思わず顔に青筋が浮かび上がった。
今のは私の独り言ではない。
最初に私に急患だと私を呼んできた人物。
そいつに全て言っていたのだ。
「吉祥天!!!!!」
あいつどこに行った!!!?