第17話
夢小説設定
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私があいつと出会ったのは、偶然か否か。
神の気まぐれか。
どちらにせよ、私はあの時助けた事に後悔は無い。
*
ザアアァ…
川の畔に水を汲みに来ていた。
ここの川の水は本当に綺麗で、飲んでも害は全く無い。
「キャラーメル~てんーごくー
あまーくてやさーしいー
ねっとり感~」
…なんだろう。
将来このフレーズの歌が流行りそうな気がする。
それはそれでどうかと思うけど。
「…げっ!!」
汲んでいた桶の中に赤い血が紛れていた。
自分の手を切ってしまったのかと思ったが、それは違った。
上流の方から血が流れてくる。
誰か上で倒れているのだろうか。
いつも父様は助けられる鬼は助けなさいって言ってたし。
誰か怪我をしているかもしれない。
私は上流に向けて、歩を進めていった。
***
「…!」
大分上の方まで登ってくると、原因の主はそこにいた。
「………これは」
大きな白い獣。
確か、中国の獣で…。
名前を…
「白濁…?」
…いや、違う。白澤様だよ。
なんか打点付けるだけでこうもエロっぽくなるのか。
とにかく吉兆の象徴と言われている神獣が何でこんな所に。
凄い偉い神獣なのに。
しかも酷い怪我をしている。
「大丈夫ですか?」
「う、うーん…」
意識はあるみたいだな。
そうと決まれば。
「待っててください。今人を呼んで…!」
着物の裾が引っ張られる。
何かと思い、後ろを振り替えると白澤は人の姿になっていた。
「ご、ごめん…人は呼ばなくていいから…
そっとしておいてくれる…?」
「…」
何かワケありだろうか。
しかし私とて医者の卵の卵の卵の卵。
つまりはまだ勉強中だけど。
見捨て置くわけにはいかないよ。
「白澤様、ここでお待ちになられるでしょうか?
私が薬を持ってきます。他の鬼は呼びません」
「……悪いね」
神獣だし、無下には扱う事は出来ないだろう。
白澤様は分かってくれたのか単に力が無くなったのか。
どちらにせよ、手は離してくれた。
白澤様には少し待ってて貰って、私は一旦家に戻る。
水汲みなんてすかっり忘れちゃって。