第14話
夢小説設定
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「鬼灯!」
「鬼灯様!」
ようやく鬼灯様は目を覚ました。
「………夜鈴、髪…伸びましたか?」
「…鬼灯様?」
「今…夢を見ていました。昔の。
なので一瞬どっちで呼ばれたのか分からなくなりました」
「……なにがあったのか覚えてるか?」
「…いえ」
ここは鬼灯様の部屋。
「鬼灯様、急に業務中に倒れたんだ。それから覚えていないのか…
とても…酷い熱だ」
「…チッ!」
「!?」
「不覚でしたね…」
「(舌打ちしたぞこの患者)しかも鬼インフルエンザだ。今年は来るのが早い」
机の上には処方箋とお粥が置いてある。
鬼灯様が倒れた時は地獄の破滅かと思った。
冗談抜きで閻魔様がパニックになっててちょっと面白かったのは内緒だ。
「喜べ鬼灯様。鬼灯様が今年の鬼インフルエンザ第一号だ」
「嬉しくありませんよ」
「それは冗談として…鬼インフルエンザは強烈だからな」
「申し訳ありません。油断した隙にこんなことになるなんて…」
「いや、鬼灯様…最近働き詰めだったから良い機会に休んでくれ」
「…しかし仕事が」
「それなら心配ない」
「?」
「だから、ゆっくり休んでくれ」
他の補佐官に手伝ってもらうよう頼んだ。
全員快く受けてくれて日頃の鬼灯様の人柄の良さ(?)が伺える。
先ほども皆も随分鬼灯様を心配していたし。
お見舞いの品も部屋に入り切らないほど、たくさん貰っていた。
「夜鈴、あなたの仕事もあるはずでしょう。
私は大丈夫ですからそちらに…」
「鬼灯様、熱で頭がやられたか?
私の仕事は鬼灯様を看病することだぞ?」
「…そうでしたね」
「今は鬼灯様専属の医者だ。何でも言ってくれ!」
「…」
「鬼灯様?」
鬼灯様はごろん、と反対側を向いてしまった。
きっと照れてるんだろうと思うと、何だか可愛いなぁと微笑んでいた。
「鬼灯様、昔の夢って何の夢なんだ?」
「……初めて、夜鈴と会った時の夢です」
「良く覚えていたな…あんな昔のこと」
「そう言えば夜鈴は昔、私の事を呼び捨てだったのにいつから私の事を様づけにしたんですか?」
「えっ!?…いや…成り行きというか…」
「夜鈴は昔はもっと甘えん坊でしたよね」
「わああああ!!きこえなーいきこえなーい!!」
「私が生きていたころは妙に大人っぽいと思っていましたが…
実際に一緒に暮らすようになれば意外と寂しがり屋ですよね?
今はどうですか?いつでも一緒に寝てあげますよ」
「お前本当に病人か。
人の昔の恥ずかしい過去を赤裸々に話すな!」
再び鬼灯様は寝返りをうってこちらを向く。
人が忘れているような事をよく覚えているなぁ。
「あとは村人達に対して、夜鈴がとても激怒したことはわすれませんね」
「…そんなことあったっけ?」