怨念のハジマリ
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気づけば、湖の上にいた。
いや、正確には立っていったと表現するのが正しいだろう。
何故なのか…?と言う疑問には答えられない。
ウチ自身さえも分からないのだから…。
それでも不思議とパニックに陥らないどころか、これこそ今の状態が正しいと言う確信まで湧いてくる。
底の見えない暗い湖の水は冷たく感じない。
むしろ暖かい…。
「…… ウチは…、理のモノノ怪…。」
自分の意思とは違う口から出た言葉に、ウチは酷く納得してしまった。