第0章
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あの後どんちゃん騒ぎになってしまった為、デュースとエースは寮へと即刻帰らされ、ウチとグリムも学園長に連れられてオンボロ寮へと連れていかれた。
「オレ様…眠いんだゾ~…。」
帰って来るや否や迎える埃臭さと強烈な睡魔。
グリムは今にも床で寝てしまいそうだ。
「おやおや、グリム君はもう眠ってしまいなさい。ナマエさんは怪我の治療をしてからです!」
グリムと共に寝室に逃げようとするウチに学園長が釘をさす。
正直もう治ったって事でいいのでは…?と、思ったが大人しくしよう。最近は学園長に我が儘言ってばっかりだったし。
ぽすんとソファーに埋まり、早々に寝息をたて始めるグリム。
羨ましく思いながら救急箱を構える学園長の前へと行き、服を脱ぐ。
「ちょ、ちょっと、待ってください!!!!!!」
しかし、お腹辺りまでシャツを上げたところで学園長に止められてしまう。
「なんですか?」
「なんですかって、貴方…私が見ているんですよ…?」
此方を見ないようにしているのか見ようとしているのか、視線が彷徨う学園長。
別に女子高生程度の着替えを見て、学園長が何か思うなんて考えていないから大丈夫だと思ったのだが…。歳的にも…。
「でも…脱がないと…」
「分かりました!!私は後ろを見てますので、その間に脱いでください!!!」
もの凄い勢いで後ろを向く学園長。
勢いが良すぎて首がボキッと音を立てていたのが心配だが、ここは大人しく服を脱ごう。
シャツを脱ぎブラも外す。正直、背中の殆どを打付けた記憶しかないので、ブラの下も酷い事になっているであろう。
そのまま学園長に背中を見せる形で立つ。
「いいですよ。」
「はい、分かりまっ……っっ!!!!!!」
不自然な所で学園長が黙りこくってしまった。
もしかしてそんなにウチの傷が酷かったのだろうか…?
「くっっ…駄目です…ここは何とか我慢です…」
ぶつぶつと何か呟きながら、ゴソゴソと救急箱を漁る学園長。
そろそろ眠気がピークに来そうだ…。
「ひぎっ!!!」
睡魔に襲われそうな時だった。
背中に物凄い激痛が走った。
「あ、動かないで下さい。切り傷があるので消毒しておかないと。」
「は…いぃ…っ」
凄く痛い。
分かるだろうか。傷口に消毒液を塗られた痛みを。
あの激痛と後に続く微妙な痛み。
ウチは忘れていた。
背中以外にも傷があると言うことを…。
「さぁ、背中の次は両手足です!!!」
「そ、そんなぁ!!!」
オンボロ寮でウチの悲鳴が響いたのは、言うまでもない。
かくして、ウチはめでたく監督生ライフを今のところは平穏に送っている…と思う。
しかし、これから訪れる出来事に平穏で過ごす暇はないのであった。
第0章 END
「オレ様…眠いんだゾ~…。」
帰って来るや否や迎える埃臭さと強烈な睡魔。
グリムは今にも床で寝てしまいそうだ。
「おやおや、グリム君はもう眠ってしまいなさい。ナマエさんは怪我の治療をしてからです!」
グリムと共に寝室に逃げようとするウチに学園長が釘をさす。
正直もう治ったって事でいいのでは…?と、思ったが大人しくしよう。最近は学園長に我が儘言ってばっかりだったし。
ぽすんとソファーに埋まり、早々に寝息をたて始めるグリム。
羨ましく思いながら救急箱を構える学園長の前へと行き、服を脱ぐ。
「ちょ、ちょっと、待ってください!!!!!!」
しかし、お腹辺りまでシャツを上げたところで学園長に止められてしまう。
「なんですか?」
「なんですかって、貴方…私が見ているんですよ…?」
此方を見ないようにしているのか見ようとしているのか、視線が彷徨う学園長。
別に女子高生程度の着替えを見て、学園長が何か思うなんて考えていないから大丈夫だと思ったのだが…。歳的にも…。
「でも…脱がないと…」
「分かりました!!私は後ろを見てますので、その間に脱いでください!!!」
もの凄い勢いで後ろを向く学園長。
勢いが良すぎて首がボキッと音を立てていたのが心配だが、ここは大人しく服を脱ごう。
シャツを脱ぎブラも外す。正直、背中の殆どを打付けた記憶しかないので、ブラの下も酷い事になっているであろう。
そのまま学園長に背中を見せる形で立つ。
「いいですよ。」
「はい、分かりまっ……っっ!!!!!!」
不自然な所で学園長が黙りこくってしまった。
もしかしてそんなにウチの傷が酷かったのだろうか…?
「くっっ…駄目です…ここは何とか我慢です…」
ぶつぶつと何か呟きながら、ゴソゴソと救急箱を漁る学園長。
そろそろ眠気がピークに来そうだ…。
「ひぎっ!!!」
睡魔に襲われそうな時だった。
背中に物凄い激痛が走った。
「あ、動かないで下さい。切り傷があるので消毒しておかないと。」
「は…いぃ…っ」
凄く痛い。
分かるだろうか。傷口に消毒液を塗られた痛みを。
あの激痛と後に続く微妙な痛み。
ウチは忘れていた。
背中以外にも傷があると言うことを…。
「さぁ、背中の次は両手足です!!!」
「そ、そんなぁ!!!」
オンボロ寮でウチの悲鳴が響いたのは、言うまでもない。
かくして、ウチはめでたく監督生ライフを今のところは平穏に送っている…と思う。
しかし、これから訪れる出来事に平穏で過ごす暇はないのであった。
第0章 END