取り合いシリーズ

「なぁなぁ、」

『ん?どしたの山本君。』

「一緒に帰らねぇ?」

『あ、今日は部活無いんだっけ。』

「おう!」

「ちょっと待った!!」

『あれ、獄寺君。』


「何でコイツが野球バカと一緒に帰るんだよ!!お…オラ、こないだ言ってた…あの店行こうぜっ。」

『え!?獄寺君、覚えててくれたの!?』

「ったりめーだろ!!」

「なぁ、それって何の店だ?」

「てめーには関係な…」
『雑貨屋さん♪友達の誕生日プレゼント買おうと思って。』

「(何で答えんだよ…)」


「へー!じゃあ、俺も一緒に行くぜっ♪」

「はぁっ!?」

『でも、2人とも忙しいんじゃ…』

「んー…獄寺は忙しいんじゃねーか?ツナの護衛とかさ。」

「へっ!今日は10代目の許可を頂いたんだ!!」

『(何のだろ…??)』


「だからおめーは1人で帰ってろ!行くぜ!!」

『あっ…獄寺君っ……!』

「おいおい、急に走んなよーっ。」

「ついて来んじゃねー!野球バカが!!」

『今日、部活休みなんだって。』

「そーゆーワケだ♪」

「るせぇ!!」

『3人で行くー?』

「じょ、冗談じゃね…」
「ま、それでもいっか♪」

「てめっ………のやろ~っ…」


『だからさ、走るのやめよーよ……ちょっと疲れた…』

「わ、悪ぃ…!」

『んーん、息切れてないし。』

「だったらジュースでも奢ろっか?」

『ホント!?』

「ふっざけんな!だったら俺にも奢れ!!」

「何でそーなんだ…?」

「何でもだ!!!」


『獄寺君と山本君ってさ、仲いいよねっ♪』

「はぁ!!?」
「まーな!」


「んなワケねーだろ!!」

「まーまー♪」

『ほら、漫才みたーいっ!』

「なっ…!」

「ハハッ、こりゃー参ったな。」





引き分け



(獄寺君がツッコミで、山本君がボケかな?)
(誰が組むか!!)
(なんでやね~んっ)
(あれ?山本君がツッコミ…?)
(違ぇよっ!!)


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