🎼本編
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それからあたしはおよそ1.5時間も演奏し続け、終わった後山本さんが大きな拍手をくれた。
「すげーのな!すぐ覚えちまった!」
「疲れた。僕はもう寝る。」
『あ、お疲れさまでした!!』
立ち去ろうとする雲雀さんにぺこっとお辞儀をすると、雲雀さんはくるっと振り向いて。
「一緒に寝る?柚子。」
『えっ!?』
「雲雀君、抜け駆けはなしですよー。柚子、僕と寝ましょう♪」
『丁重にお断り致します。』
骸さんは変態だもん。
「骸、雲雀さん、柚子は俺と寝ますから。」
えぇーっ!!?
『ツナさん!あたし、家に帰りますんで!』
「無理だぞ。」
『はい!?』
リボーンさん、さっき言ってたじゃないですか。
あたしが一人暮らしって事、知ってるって。
「それでもダメだ。」
「柚子は今日からここで俺達と暮らすんだよ。」
間。
かつて無い程、尋常ではないような展開の速さに、
石化した。
「10代目…柚子のヤツ固まってますよ…?」
「ちょうどいいや、俺の部屋に運ぼう。」
『待って下さいっ!!』
「あ、戻った。」
当然!
ここで戻らないとツナさんルームにLet's go!になるし!!
「大丈夫。柚子の家の家具達は全部俺の部屋の隣にあるから。」
信じられない!!
『そ、それでも…大学に住むなんてっ…』
しかも…
立ち入り禁止の…
誰も近づかない…
7号館に住むなんてっ!!
(ドキドキ)
「結構ノリノリだね。」
『そ、そんな事ありませんっ!!』
危ない危ない。
気を引き締めなくちゃ。
「しかし、柚子はもう沢田の専属家政婦なのだろう?」
『それは、そうですけど…』
ここに通えばいいだけだしー…。
「クフフ、住んだ方が楽ですよ?」
『そうです…けど………』
次第に俯くあたし。
何だか、周りの条件全てが
“住み込みは得策だよ♪”
と言っているようで悔しい。
すると、
「柚子、」
『ツナさん…』
ツナさんが、あたしの頭を撫でる。
「無理に、とは言うつもり……あんまりないけど…」
よし、断る余地あり!
頑張れあたし!
「ただ、住んでくれたら器楽サークルとしてこんなに嬉しい事はないよ。それに…」
ツナさんは演奏室の奥にある引き出しから、何か取り出した。
「これ、あげようと思って。」
『え…?』
それは、フルートのケース。
素人のあたしが見ても分かる、随分と高級そうなモノ。
「最高級の防水加工済みケースだよ。柚子のそのフルート、凄く大切そうだったから作らせたんだけど……」
う……
そ、そんな哀しそうに微笑まないで下さいよー…。
てゆーか防水加工ケース…
欲しいっ!!
いやいや、さっき断る余地ありって思ったのに…
うぅ…
でも……
---「器楽サークルとして、こんなに嬉しい事はないよ。」
どうして…
どうしてあんな事言うかなぁ…。
しかも防水加工ケース…(これ重要)
「柚子…?」
俯き黙るあたしに、ツナさんが呼びかけた。
『……ツナさんは………ずるいです。』
ちょっと横暴!
って思ったら、
すぐこんな表情になる。
それにさっきの言葉…
まるで、
あたしが必要とされてるみたいで……
悔しいけど、揺らいだ。
「俺は、柚子にココにいて欲しいだけ。」
『わ…』
あー、もう知らない。
『分かりましたよっ!住めばいいんですよね!?住めば!!』
超顔熱いよー…。
するとツナさんはにこりと笑って。
「んじゃ宜しく、専属家政婦の柚子さん。」
ちょ、待って。
さっきの哀しそうな笑みとはまるで違う。
黒っ!!
めっちゃ黒っ!!!
やっぱり騙されたーーー!!
うわーん!
この演技派俳優め~~~っ!!
「どーも♪」
聞こえてるし!
「じゃぁ、ここのルール説明するからおいで、柚子。」
いーやー!!
せめて、
せめて防水加工ケースに触らせてっ…!!
「はい。」
『あ、ありがとーございます…』
「それ、使っていいから。」
『は、はい。』
ホントにくれるんだ…。
やっぱりツナさんって、
強引なのか優しいのか分かんないや…。
つーか…
ツナさんルームLet's go!?
うわっ、ちょ、やばくない?
「何が?」
『い、いえ!何でもありません!』
パタン、
あたしはツナさんの部屋に来てしまいました。
つーかすんごい豪華!!
「基本的に授業はちゃんと出る。」
あ、もう説明されてんのね。
「朝は早いよ。たまに仕事もあるから。」
『はい!』
朝は任せとけっ☆
自信ある!
「授業の無い時はなるべくこの7号館にいる事。」
『はいっ!』
「家政婦さんの休憩時間は毎日15~16時。まぁ、臨時で俺達に仕事が入ったらその時は準備とか手伝ってもらうかもしれないけど。」
『了解です!』
「休憩時間中は、3階の演奏室と大広間を自由に使っていい。」
『ホントですか!?演奏室!?』
「嘘は言わない。」
ツナさん…!
ちょっと今、後光が見えました…!
音楽好きのあたしにとって、演奏室使用自由は夢!
まさにパラダイス!!
「給料は毎月…働きによって変わるから。」
『はぁ…』
頑張らなくちゃいけないって事かぁ。
「あと…ここで寝る事。」
『はぃ……………えぇ!!?』
飛び上がるあたしにツナさんはサラッと、
「だって、柚子の家具はこの隣の部屋にあるんだし。」
『いや、でしたら隣で寝るべきでは…?』
「どーせだから。」
『遠慮します。』
「主人に逆らうんだ。ふーん…」
うわーん!
それは殺し文句というヤツです、ツナさん!!
「じゃぁ、改めて宜しく、柚子。」
『ヨロシクオネガイシマス……』
いくらこのフルートが父の形見だからって、
防水加工ケースにつられたあたしは、
おバカでしょーか…?
ウォータープルーフ
「入ってくれたら嬉しい」あの時の表情が頭から離れなかった。嘘か本当かも分からないのに。
continue…
「すげーのな!すぐ覚えちまった!」
「疲れた。僕はもう寝る。」
『あ、お疲れさまでした!!』
立ち去ろうとする雲雀さんにぺこっとお辞儀をすると、雲雀さんはくるっと振り向いて。
「一緒に寝る?柚子。」
『えっ!?』
「雲雀君、抜け駆けはなしですよー。柚子、僕と寝ましょう♪」
『丁重にお断り致します。』
骸さんは変態だもん。
「骸、雲雀さん、柚子は俺と寝ますから。」
えぇーっ!!?
『ツナさん!あたし、家に帰りますんで!』
「無理だぞ。」
『はい!?』
リボーンさん、さっき言ってたじゃないですか。
あたしが一人暮らしって事、知ってるって。
「それでもダメだ。」
「柚子は今日からここで俺達と暮らすんだよ。」
間。
かつて無い程、尋常ではないような展開の速さに、
石化した。
「10代目…柚子のヤツ固まってますよ…?」
「ちょうどいいや、俺の部屋に運ぼう。」
『待って下さいっ!!』
「あ、戻った。」
当然!
ここで戻らないとツナさんルームにLet's go!になるし!!
「大丈夫。柚子の家の家具達は全部俺の部屋の隣にあるから。」
信じられない!!
『そ、それでも…大学に住むなんてっ…』
しかも…
立ち入り禁止の…
誰も近づかない…
7号館に住むなんてっ!!
(ドキドキ)
「結構ノリノリだね。」
『そ、そんな事ありませんっ!!』
危ない危ない。
気を引き締めなくちゃ。
「しかし、柚子はもう沢田の専属家政婦なのだろう?」
『それは、そうですけど…』
ここに通えばいいだけだしー…。
「クフフ、住んだ方が楽ですよ?」
『そうです…けど………』
次第に俯くあたし。
何だか、周りの条件全てが
“住み込みは得策だよ♪”
と言っているようで悔しい。
すると、
「柚子、」
『ツナさん…』
ツナさんが、あたしの頭を撫でる。
「無理に、とは言うつもり……あんまりないけど…」
よし、断る余地あり!
頑張れあたし!
「ただ、住んでくれたら器楽サークルとしてこんなに嬉しい事はないよ。それに…」
ツナさんは演奏室の奥にある引き出しから、何か取り出した。
「これ、あげようと思って。」
『え…?』
それは、フルートのケース。
素人のあたしが見ても分かる、随分と高級そうなモノ。
「最高級の防水加工済みケースだよ。柚子のそのフルート、凄く大切そうだったから作らせたんだけど……」
う……
そ、そんな哀しそうに微笑まないで下さいよー…。
てゆーか防水加工ケース…
欲しいっ!!
いやいや、さっき断る余地ありって思ったのに…
うぅ…
でも……
---「器楽サークルとして、こんなに嬉しい事はないよ。」
どうして…
どうしてあんな事言うかなぁ…。
しかも防水加工ケース…(これ重要)
「柚子…?」
俯き黙るあたしに、ツナさんが呼びかけた。
『……ツナさんは………ずるいです。』
ちょっと横暴!
って思ったら、
すぐこんな表情になる。
それにさっきの言葉…
まるで、
あたしが必要とされてるみたいで……
悔しいけど、揺らいだ。
「俺は、柚子にココにいて欲しいだけ。」
『わ…』
あー、もう知らない。
『分かりましたよっ!住めばいいんですよね!?住めば!!』
超顔熱いよー…。
するとツナさんはにこりと笑って。
「んじゃ宜しく、専属家政婦の柚子さん。」
ちょ、待って。
さっきの哀しそうな笑みとはまるで違う。
黒っ!!
めっちゃ黒っ!!!
やっぱり騙されたーーー!!
うわーん!
この演技派俳優め~~~っ!!
「どーも♪」
聞こえてるし!
「じゃぁ、ここのルール説明するからおいで、柚子。」
いーやー!!
せめて、
せめて防水加工ケースに触らせてっ…!!
「はい。」
『あ、ありがとーございます…』
「それ、使っていいから。」
『は、はい。』
ホントにくれるんだ…。
やっぱりツナさんって、
強引なのか優しいのか分かんないや…。
つーか…
ツナさんルームLet's go!?
うわっ、ちょ、やばくない?
「何が?」
『い、いえ!何でもありません!』
パタン、
あたしはツナさんの部屋に来てしまいました。
つーかすんごい豪華!!
「基本的に授業はちゃんと出る。」
あ、もう説明されてんのね。
「朝は早いよ。たまに仕事もあるから。」
『はい!』
朝は任せとけっ☆
自信ある!
「授業の無い時はなるべくこの7号館にいる事。」
『はいっ!』
「家政婦さんの休憩時間は毎日15~16時。まぁ、臨時で俺達に仕事が入ったらその時は準備とか手伝ってもらうかもしれないけど。」
『了解です!』
「休憩時間中は、3階の演奏室と大広間を自由に使っていい。」
『ホントですか!?演奏室!?』
「嘘は言わない。」
ツナさん…!
ちょっと今、後光が見えました…!
音楽好きのあたしにとって、演奏室使用自由は夢!
まさにパラダイス!!
「給料は毎月…働きによって変わるから。」
『はぁ…』
頑張らなくちゃいけないって事かぁ。
「あと…ここで寝る事。」
『はぃ……………えぇ!!?』
飛び上がるあたしにツナさんはサラッと、
「だって、柚子の家具はこの隣の部屋にあるんだし。」
『いや、でしたら隣で寝るべきでは…?』
「どーせだから。」
『遠慮します。』
「主人に逆らうんだ。ふーん…」
うわーん!
それは殺し文句というヤツです、ツナさん!!
「じゃぁ、改めて宜しく、柚子。」
『ヨロシクオネガイシマス……』
いくらこのフルートが父の形見だからって、
防水加工ケースにつられたあたしは、
おバカでしょーか…?
ウォータープルーフ
「入ってくれたら嬉しい」あの時の表情が頭から離れなかった。嘘か本当かも分からないのに。
continue…