ヴァリアー編
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夜の並盛-------
キンッ、キキンッ、
闇の中、何かがぶつかり合う音が響いていた。
1人が剣を振るい、もう1人はブーメランを投げるが、お互いに上手くかわす。
「う"お"ぉい、」
1人が口を開く。
「てめぇ、何で日本に来たぁ。ゲロっちまわねーと3枚におろすぞぉ、オラァ。」
すると、ブーメランを持つ少年は、
「答える必要はない。」
と。
その額には、青い死ぬ気の炎。
だが再び武器を交えると、少年はビルの屋上から落ちそうになる。
片手で捕まっている状態だ。
「う"お"ぉい、弱ぇぞ。」
にやりと笑う長髪の剣士。
その時、少年のポケットから写真が一枚こぼれ落ちる。
それをパシッと受け止め、歯を食いしばる。
「(こんな所で…やられるわけには……!)」
それに映っているのは他でもない、
ツナだった。
嵐の予感
沢田家。
「母さん、飯まだ~?」
『お腹空きました~。』
キッチンに入るツナと檸檬。
すると…
「『すんごい御馳走!!』」
テーブルの上には溢れんばかりの豪華な夕飯が。
「しかもまだ作り続けてるーーーっ!!?」
『何処にそんな食材が……?』
とりあえずリボーンの隣に座る檸檬。
ツナはビアンキとフゥ太と話している。
「か、母さん?」
「ランランラ~ン♪」
「母さん!!」
ツナが大きな声を出して、やっと奈々さんはそちらを向いた。
「あら、ツッ君~♪」
包丁を持ったまま手を振る奈々さん。
「危ないって!!」
ツナはすかさずツッコミ。
「どーしたんだよ?何か、態度変だよ?」
「あら、そうかしら?そー言えばまだ言ってなかったわね。」
奈々さんは満面の笑みで言った。
「2年ぶりに、お父さん帰って来るって。」
「え!?な!!!はぁ~っ!?」
ツナの驚き用ったら。
でも、あたしもちょっと驚いた。
『リボーン……』
「あぁ、珍しいな。」
そっか、
帰って来るんだ。
ってか、2年も家空けてたの!?あの人!!
とにかく、ツナは色々勘違いをしてたみたいだけど、ビア姉さんやフゥ太君と一緒に奈々さんから説明を受けて、脱力したようだった。
「で、いつ帰って来るの?」
「もうすぐよ!絵葉書が来たの!」
奈々さんは嬉しそうにそれを取り出す。
だがツナは…
「石油出てんのかよ、ここーーー!!!」
確かに、
その絵葉書の裏は、南極の海とペンギンの写真だった。
『(石油、ねぇ…)』
「言うなよ、檸檬。」
『分かってる。ってか、読心術使わないでよ、リボーン。』
それからあたし達は、豪華な夕飯を食べまくった。
こんなに豪華になるなら、ツナのお父さんに感謝しなきゃね♪
翌日。
あたし、ツナ、隼人と武は補習の為に登校中。
その間も、ツナのお父さんの話題は絶えない。
「良かったじゃねーか。」
「うん…まぁ……」
「帰って来られた暁には、ご挨拶に伺います!!」
「いや、いいよ……そんな、挨拶なんて……。」
何か、ツナは乗り気じゃないみたい。
『どしたの?嬉しくないの?』
「だ、だって……あの父親、めちゃくちゃデタラメな人だし…。」
ツナ曰く、世界中の交通整理をしてると言っていたらしい。
ホント、面白い人。(笑)
いいじゃない。
あーゆー人が父親なんだから。
あたしも、
もっと別の人のトコに生まれたかったなぁ…。
めちゃくちゃなのは、あいつらだよ。
あたしの両親。
親とも認めたくないような、
最低な両親。
「俺んちなんか、もっとドロドロのぐちゃぐちゃですしね!!」
あ、隼人が笑顔で凄い事言ってる。(笑)
そうだよ、考え過ぎは良くないね!
『ツナ、今日は日曜日だよ!皆で遊びに行こうっ!』
「でも…」
「いいじゃんか!日曜なら、皆来れるだろーし。」
「そうっスよ。ってか野球バカ、アホは呼ぶなよ。」
こうして、あたし達は補習をサボる事にした。
(もともと隼人とあたしは違うんだけど)
そして…
「(……すごい大所帯になってるー!!)」
集まったのは、京子、ハル、ランボちゃん、イーピンちゃん、フゥ太君。
勿論、リボーンもいる。
京子が来てくれて嬉しいのか、ツナの顔は緩みっぱなし。
そんなツナにリボーンが、
「サボった分の補習の勉強は、後でネッチョリやるからな。」
「ネッチョリやだーっ!!」
途中でランボちゃんが色々してたけど、とりあえずゲームセンターに行く事に。
するとリボーンが、あたしの肩を突ついた。
「檸檬、」
『何?』
「そこのエスプレッソが飲みたいぞ。」
『オッケー♪』
こんな時も役に立つ、風紀委員の腕章。
見せればどんな店でもタダになるんだーっ♪
流石恭弥パワー☆
『エスプレッソと、カフェラテ1つずつ。』
「かっ、畏まりましたぁ!!」
最優先で用意してくれた店員さん。リボーンも満足そう。
「ホントに便利だな。」
『だねっ!』
外のテーブルに座ってリボーンと2人で喋っていた。
すると…
ドォォォン………
変な音がした。
『え…?』
「どーした、檸檬。」
『うん、何か…ちょっと変な感じがする……。』
「何か分かるか?」
『………やってみる。』
目を閉じて、
目を開けて。
『(透視、発動---)』
音が聞こえて来た方向を見つめる。
透視を使うと、生命の熱反応のみをキャッチする事が出来る。
つまりこの場合…
『ビルの向こうに……人影が2つある!』
「2つ?」
もう少しよく見てみる。
キィィィン……
これは……
「檸檬?」
『戦ってる…ぶつかり合ってる。』
「こんなトコで、誰だ?特定出来るか?」
『近付いて来てるから、出来ると思う。』
あたしは一旦“透視”を解除して、今度は“超五感”を発動させた。
ものすごい破壊音の中から聞こえて来た、2種類の声。
---「う"お"ぉい!とっとと吐けぇ!!」
---「断る!!」
『う……そ……』
あたしは思わず、カップを落とした。
中身がこぼれて、地面を汚す。
リボーンは疑問符を浮かべた。
「どうしたんだ、檸檬。」
あたしはゆっくりとリボーンに尋ねる。
『リボーン……』
「何だ。」
『ツナのお父さん、帰って来るんだよね…?』
「そーだな。」
『だったら……』
だったら1人は納得出来る。
同じ、門外顧問だから。
けど、けど……
もう1人は……!!
「檸檬?」
リボーンの目の前で、檸檬は固まっていた。
と、次の瞬間。
『来るっ!!』
「ん?」
檸檬は立ち上がってツナと京子がいる方を向いた。
リボーンもそれに続く。
すると…
ガキンッ、
ひゅぅぅぅぅ……
「え?」
ワケが分からず戸惑うツナ。
落ちて来たのは…
「ぎゃああっ!」
人だった。
『(やっぱり…!)』
彼は、すぐに起き上がる。
「す、すみませ…………………………!!」
しかし、ツナを見て表情を一変させた。
「おぬし………!!」
「21世紀に……おぬし?」
こんな時でもツッコミは忘れないツナ。
そして、その光景を遠くで見ていたリボーンが、檸檬に言う。
「何であいつが此処にいんだ?」
『分からない…けど……』
檸檬はぐっと拳を握った。
『分からないけど、嫌な予感がする………。』
「奇遇だな。俺もだぞ。」
2人が会話しているうちに、戦っていたもう1人がやって来た。
『(来ちゃった………)』
「う"お"ぉい!!」
その声に反応して、落ちて来た少年はぐっと顔をあげる。
ツナ、隼人、武も一緒に。
檸檬には、見なくても分かっていた。
リボーンは相変わらず無表情で、何を考えているのやら。
「何だぁ?外野がゾロゾロとぉ。邪魔するカスは叩っ切るぞぉ!!」
破壊されたビルの上に立っていたのは、
銀色の長い髪を持つ、
剣士だった。
「あぁ?」
「な…何なの一体……」
「嵐の予感だな。」
どうして?
どうして来たの?
檸檬は拳を握り直した。
キンッ、キキンッ、
闇の中、何かがぶつかり合う音が響いていた。
1人が剣を振るい、もう1人はブーメランを投げるが、お互いに上手くかわす。
「う"お"ぉい、」
1人が口を開く。
「てめぇ、何で日本に来たぁ。ゲロっちまわねーと3枚におろすぞぉ、オラァ。」
すると、ブーメランを持つ少年は、
「答える必要はない。」
と。
その額には、青い死ぬ気の炎。
だが再び武器を交えると、少年はビルの屋上から落ちそうになる。
片手で捕まっている状態だ。
「う"お"ぉい、弱ぇぞ。」
にやりと笑う長髪の剣士。
その時、少年のポケットから写真が一枚こぼれ落ちる。
それをパシッと受け止め、歯を食いしばる。
「(こんな所で…やられるわけには……!)」
それに映っているのは他でもない、
ツナだった。
嵐の予感
沢田家。
「母さん、飯まだ~?」
『お腹空きました~。』
キッチンに入るツナと檸檬。
すると…
「『すんごい御馳走!!』」
テーブルの上には溢れんばかりの豪華な夕飯が。
「しかもまだ作り続けてるーーーっ!!?」
『何処にそんな食材が……?』
とりあえずリボーンの隣に座る檸檬。
ツナはビアンキとフゥ太と話している。
「か、母さん?」
「ランランラ~ン♪」
「母さん!!」
ツナが大きな声を出して、やっと奈々さんはそちらを向いた。
「あら、ツッ君~♪」
包丁を持ったまま手を振る奈々さん。
「危ないって!!」
ツナはすかさずツッコミ。
「どーしたんだよ?何か、態度変だよ?」
「あら、そうかしら?そー言えばまだ言ってなかったわね。」
奈々さんは満面の笑みで言った。
「2年ぶりに、お父さん帰って来るって。」
「え!?な!!!はぁ~っ!?」
ツナの驚き用ったら。
でも、あたしもちょっと驚いた。
『リボーン……』
「あぁ、珍しいな。」
そっか、
帰って来るんだ。
ってか、2年も家空けてたの!?あの人!!
とにかく、ツナは色々勘違いをしてたみたいだけど、ビア姉さんやフゥ太君と一緒に奈々さんから説明を受けて、脱力したようだった。
「で、いつ帰って来るの?」
「もうすぐよ!絵葉書が来たの!」
奈々さんは嬉しそうにそれを取り出す。
だがツナは…
「石油出てんのかよ、ここーーー!!!」
確かに、
その絵葉書の裏は、南極の海とペンギンの写真だった。
『(石油、ねぇ…)』
「言うなよ、檸檬。」
『分かってる。ってか、読心術使わないでよ、リボーン。』
それからあたし達は、豪華な夕飯を食べまくった。
こんなに豪華になるなら、ツナのお父さんに感謝しなきゃね♪
翌日。
あたし、ツナ、隼人と武は補習の為に登校中。
その間も、ツナのお父さんの話題は絶えない。
「良かったじゃねーか。」
「うん…まぁ……」
「帰って来られた暁には、ご挨拶に伺います!!」
「いや、いいよ……そんな、挨拶なんて……。」
何か、ツナは乗り気じゃないみたい。
『どしたの?嬉しくないの?』
「だ、だって……あの父親、めちゃくちゃデタラメな人だし…。」
ツナ曰く、世界中の交通整理をしてると言っていたらしい。
ホント、面白い人。(笑)
いいじゃない。
あーゆー人が父親なんだから。
あたしも、
もっと別の人のトコに生まれたかったなぁ…。
めちゃくちゃなのは、あいつらだよ。
あたしの両親。
親とも認めたくないような、
最低な両親。
「俺んちなんか、もっとドロドロのぐちゃぐちゃですしね!!」
あ、隼人が笑顔で凄い事言ってる。(笑)
そうだよ、考え過ぎは良くないね!
『ツナ、今日は日曜日だよ!皆で遊びに行こうっ!』
「でも…」
「いいじゃんか!日曜なら、皆来れるだろーし。」
「そうっスよ。ってか野球バカ、アホは呼ぶなよ。」
こうして、あたし達は補習をサボる事にした。
(もともと隼人とあたしは違うんだけど)
そして…
「(……すごい大所帯になってるー!!)」
集まったのは、京子、ハル、ランボちゃん、イーピンちゃん、フゥ太君。
勿論、リボーンもいる。
京子が来てくれて嬉しいのか、ツナの顔は緩みっぱなし。
そんなツナにリボーンが、
「サボった分の補習の勉強は、後でネッチョリやるからな。」
「ネッチョリやだーっ!!」
途中でランボちゃんが色々してたけど、とりあえずゲームセンターに行く事に。
するとリボーンが、あたしの肩を突ついた。
「檸檬、」
『何?』
「そこのエスプレッソが飲みたいぞ。」
『オッケー♪』
こんな時も役に立つ、風紀委員の腕章。
見せればどんな店でもタダになるんだーっ♪
流石恭弥パワー☆
『エスプレッソと、カフェラテ1つずつ。』
「かっ、畏まりましたぁ!!」
最優先で用意してくれた店員さん。リボーンも満足そう。
「ホントに便利だな。」
『だねっ!』
外のテーブルに座ってリボーンと2人で喋っていた。
すると…
ドォォォン………
変な音がした。
『え…?』
「どーした、檸檬。」
『うん、何か…ちょっと変な感じがする……。』
「何か分かるか?」
『………やってみる。』
目を閉じて、
目を開けて。
『(透視、発動---)』
音が聞こえて来た方向を見つめる。
透視を使うと、生命の熱反応のみをキャッチする事が出来る。
つまりこの場合…
『ビルの向こうに……人影が2つある!』
「2つ?」
もう少しよく見てみる。
キィィィン……
これは……
「檸檬?」
『戦ってる…ぶつかり合ってる。』
「こんなトコで、誰だ?特定出来るか?」
『近付いて来てるから、出来ると思う。』
あたしは一旦“透視”を解除して、今度は“超五感”を発動させた。
ものすごい破壊音の中から聞こえて来た、2種類の声。
---「う"お"ぉい!とっとと吐けぇ!!」
---「断る!!」
『う……そ……』
あたしは思わず、カップを落とした。
中身がこぼれて、地面を汚す。
リボーンは疑問符を浮かべた。
「どうしたんだ、檸檬。」
あたしはゆっくりとリボーンに尋ねる。
『リボーン……』
「何だ。」
『ツナのお父さん、帰って来るんだよね…?』
「そーだな。」
『だったら……』
だったら1人は納得出来る。
同じ、門外顧問だから。
けど、けど……
もう1人は……!!
「檸檬?」
リボーンの目の前で、檸檬は固まっていた。
と、次の瞬間。
『来るっ!!』
「ん?」
檸檬は立ち上がってツナと京子がいる方を向いた。
リボーンもそれに続く。
すると…
ガキンッ、
ひゅぅぅぅぅ……
「え?」
ワケが分からず戸惑うツナ。
落ちて来たのは…
「ぎゃああっ!」
人だった。
『(やっぱり…!)』
彼は、すぐに起き上がる。
「す、すみませ…………………………!!」
しかし、ツナを見て表情を一変させた。
「おぬし………!!」
「21世紀に……おぬし?」
こんな時でもツッコミは忘れないツナ。
そして、その光景を遠くで見ていたリボーンが、檸檬に言う。
「何であいつが此処にいんだ?」
『分からない…けど……』
檸檬はぐっと拳を握った。
『分からないけど、嫌な予感がする………。』
「奇遇だな。俺もだぞ。」
2人が会話しているうちに、戦っていたもう1人がやって来た。
『(来ちゃった………)』
「う"お"ぉい!!」
その声に反応して、落ちて来た少年はぐっと顔をあげる。
ツナ、隼人、武も一緒に。
檸檬には、見なくても分かっていた。
リボーンは相変わらず無表情で、何を考えているのやら。
「何だぁ?外野がゾロゾロとぉ。邪魔するカスは叩っ切るぞぉ!!」
破壊されたビルの上に立っていたのは、
銀色の長い髪を持つ、
剣士だった。
「あぁ?」
「な…何なの一体……」
「嵐の予感だな。」
どうして?
どうして来たの?
檸檬は拳を握り直した。