黒曜編
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嫌な予感がしたの。
お腹の中が、
黒いもやでいっぱいになるような。
==================
黒曜ランドにて。
「骸さ~ん、聞きたい事があるんれすけどー。」
「何ですか?犬。」
ボウリングをしながら骸に話しかけた犬。
骸は膝の上の檸檬の頭を撫でながら応える。
「これが終わったら、檸檬はどーするんれすか?」
犬は振り向いて骸の膝の上の檸檬を見る。
「檸檬って、ボンゴレなんれすよね?」
「…そうですね。でも、今は違いますよ。」
骸の言葉に犬はピクリと反応した。
「じゃぁやっぱり、連れてくんれすか?」
「犬は、檸檬が嫌いですか?」
「檸檬の事は大好きなんれすけど……マフィアは嫌いれす。」
「クフフフ、檸檬はもうマフィアではありませんよ。僕らの仲間です。」
僕の返事に、犬は無言でボウリングのピンを立て直した。
そう、檸檬はもう、僕らの仲間だ。
何も怖がる事はない。
壊れかけた今の檸檬の心を支えているのは、ボンゴレではなく……
僕なのだから。
---『CRAZY DANCER & Six Abilities、発動するしかないか。』
---「無理はやめた方がいいですよ。」
---『え?』
---「その能力、そんなに長くはもたないでしょう?」
僕がそう言うと、彼女は不敵な笑みを浮かべた。
---『あたしはね、どうなっても構わない。最後に“俊足”と“剛腕”が使える分だけ体力が残ってれば、それでいい。』
僕の攻撃を華麗に避けながら。
---『フゥ太君を連れて逃げるだけの力が、最後に残っていればいいの。』
檸檬は、笑っていた。
---『だから、返して。』
一瞬、「はい」と答えてしまいそうになった。
僕だけじゃない、犬も千種も攻撃をしていた。3対1で戦っていたのに、檸檬には全く当たらなかった。
---『見切ったもん。眼鏡の彼の遠隔操作武器も、金髪の彼の身体能力も。それで……あなたはどんな力を持ってるの?』
挑発的なその笑みは、僕らを魅了した。
---
------
------------
『う…ん……?』
「おや?目が醒めましたか。」
『む、くろ……』
僕の名を呼んだ次の瞬間、檸檬はバッと起き上がった。
「どうしたんですか?」
『ご、ごめんね!あたしったら、骸の膝使って寝るなんて…!』
「いいんですよ。ここには枕がありませんから。」
『あ、ありがとう…』
「あれぇ?檸檬、起きたんれすか?」
ボウリングをしていた犬がこちらにやって来た。
『犬ちゃん…』
「大丈夫れすか?」
『うん、もう大丈夫。ありがとう。』
檸檬は優しく笑った。
初めて会った時に見せた笑みとは、全く違う。
きっと、あの挑発的な笑みは敵に見せるものなんだろう。
と、その時。
檸檬がぶるっと体を震わせた。
「どうしました?」
『骸…何か、嫌な予感がする。』
膝の上で、両手をキュッと握りしめる檸檬。
「嫌な予感??」
犬が首をかしげる。
『ねぇ、千種は?』
「3位狩りに行ったびょん!」
楽しそうに笑う犬とは裏腹に、檸檬の表情は少しだけ曇った。
「何か、問題でも?」
『分からないけど…嫌な予感がするの。』
目を閉じて何か考える檸檬。
次に君が言う事は、分かっていますよ。
『骸、あたし…千種の所に行っていい?』
「クフフ…檸檬ならきっとそう言うと思っていましたよ。」
「何で行くんれすか?」
『千種が心配なの。』
キリリとした目で訴えられれば、拒否は出来ない。
それに……並盛の生徒に、今の檸檬に会わせて驚かせるのもなかなか面白そうだ。
「どうぞ、僕は止めませんよ。ただ、ボンゴレの人間に会うかも知れませんが?」
僕の揺さぶりに、やはり檸檬はほんの少し動揺した。
が、小さく一呼吸おいて哀しく微笑む。
『…もう、いいの。ありがとう、骸。』
「気をつけて。」
『うんっ。』
僕と犬の頬に小さくキスを落とし、檸檬は外へ走っていった。
---
--------
その頃。
軽く変装をして、電話ボックスからイタリアのディーノに連絡をとっていたリボーン。
「助かるぞ、ディーノ。」
ツナには獄寺の所へ行かせて、自分は情報収集をしていたのだ。
「もし問題の連中と同一人物なら、奴らが妙な手をうって来るのも納得出来るな。脱獄したばかりで、こちらの情報を持ってねーんだからな。」
「あぁ、そうだな。」
「じゃぁ、もう切るぞ。」
リボーンが切ろうとすると、ディーノはストップをかけた。
「リボーン、今の情報、檸檬から聞いてねぇのか?」
「檸檬…?」
「3日ぐらい前に、同じ事聞いてきたんだぜ?」
「檸檬が…?」
---
------
------------
同じ頃、獄寺は“黒曜中の柿本千種”と名乗る男に喧嘩を売られ、苦戦していた。
「すっとぼけてんじゃねぇぞ。てめー、何処のファミリーのもんだ?」
その言葉を聞いた千種は、ぽつりと呟く。
「やっと…当たりが出た。」
「あぁ?」
「お前にはファミリーの構成、ボスの正体、洗いざらい吐いてもらう。」
言葉と同時に、千種の武器・ヘッジホッグが針を出す。
「狙いは10代目か!!」
叫びながら避ける獄寺。
食い止めようと決意するも、彼の放つダイナマイトは、悉く消されていく。
「くそっ!」
その上、千種はヘッジホッグを2つ使い始め、獄寺を挟み撃ちにした。
「(俺のスピードじゃ避けきれねぇ!)」
最終手段として、ベルトに備え付けてあった小さいダイナマイトを自分の首元で爆発させた。
その行動に、千種は一瞬だけ怯む。
「食らいなっ!」
千種のすぐ近くからパンチを放つ。
「遅い。」
難無くかわされる。
するとまた、獄寺は2倍ボムを放った。
「芸のない奴……」
ゆっくり振り向いて、さっきと同じように消そうとした。
ところが……ヘッジホッグの紐に当たらないボムが2、3本。
千種は思わず目を見開いた。
ドガアン!
それは見事に千種に傷を負わせた。
「へへっ、ざまーねぇな!」
獄寺が少し口角を上げる。
「てめーは簡単な遠近法のトリックに引っ掛かったのさ。俺が2倍ボムのかけ声と共に通常のダイナマイトを放った時、既に放っておいたチビボムが通常のと同じ大きさに見える程、お前に接近してたのさ。」
千種に体勢の立て直しをさせる隙を与えないように、こう付け足す。
「ボンゴレ舐めんじゃねー。果てな。」
千種が上を見上げると、いつの間に放ったのか、大量の通常ダイナマイトが。
ドガドガドガァンッ!
その爆発音は、商店街中に響いた。
「はっ!」
そして当然、獄寺を探していたツナの耳にもその音は入って来る。
同じく、千種を探している檸檬の耳にも入って来た。
『千種…!それに、爆発音ってことは……』
頭をよぎる、千種の相手をしているであろう人物。
このまま行けば確実に遭遇してしまう。
しかし……
『(もう、関係ないんだ……あたしには、要らないんだ…!)』
全ての情を振り切って、檸檬は俊足で向かった。
---
-------
「あの通りから聞こえて来たような…」
ツナはそうっと近付く。
「(お取り込み中だったらどーしよー……)」
恐る恐る覗いたその先には…
「結構ヤバかったな。」
「獄寺君!!」
タバコをふかして座っている獄寺が。
「10代目!どうしてココに?」
「いや、あの、もしかしてなんだけど…獄寺君が黒曜中の奴に狙われてるって、噂みたいのがあって…」
「その為にわざわざ!!恐縮っス!!今やっつけたとこっス!!」
軽くお辞儀をする獄寺。
「えーっ!じゃぁやっぱり本当だったんだー!!」
驚くツナ。
「(つーか返り討ちですか……?やっぱこの人強ぇーっ…)」
「その辺に転がしといたんで…………な!いない!!」
獄寺の言葉に、ツナも思わずそちらを向く。
「手間が省けた…。」
冷たい声が辺りに響き、ツナも獄寺も背筋を凍らせる。
声のした方を見ると、血まみれになって立っている千種が。
「ひいいいっ!!」
震え上がるツナ。
「気を付けて下さい!奴の武器はヨーヨーです!!」
「そんな事言われても、怖くて……動けないよ……」
弱音を吐くツナに、千種は容赦なく攻撃を加えた。
「なっ!」
「ひいっ!」
ザシュッ……
痛みを感じない事を不思議に思い、ツナは恐る恐る目を開けた。
「10代目…逃げて下さい……」
「え…………!!?」
ツナの目に映ったのは、
自分を庇う獄寺の背中と、
彼に刺さる針の先端部分。
そして…
プピャーッ、
彼の胸から吹き出す大量の血だった。
「うわぁ!!大丈夫!?獄寺君!!」
呼びかけも虚しく、獄寺はその場に倒れる。
ぱしっ、
「ひっ!」
聞こえて来るヨーヨーを取る音は、ツナの恐怖心を煽る。
「壊してから、連れていく。」
「(どーしよー!!)」
ぼだぼだと血を流しながら千種が口にした言葉は、恐怖と混乱に包まれたツナの耳に、静かに響くのだった。
お腹の中が、
黒いもやでいっぱいになるような。
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黒曜ランドにて。
「骸さ~ん、聞きたい事があるんれすけどー。」
「何ですか?犬。」
ボウリングをしながら骸に話しかけた犬。
骸は膝の上の檸檬の頭を撫でながら応える。
「これが終わったら、檸檬はどーするんれすか?」
犬は振り向いて骸の膝の上の檸檬を見る。
「檸檬って、ボンゴレなんれすよね?」
「…そうですね。でも、今は違いますよ。」
骸の言葉に犬はピクリと反応した。
「じゃぁやっぱり、連れてくんれすか?」
「犬は、檸檬が嫌いですか?」
「檸檬の事は大好きなんれすけど……マフィアは嫌いれす。」
「クフフフ、檸檬はもうマフィアではありませんよ。僕らの仲間です。」
僕の返事に、犬は無言でボウリングのピンを立て直した。
そう、檸檬はもう、僕らの仲間だ。
何も怖がる事はない。
壊れかけた今の檸檬の心を支えているのは、ボンゴレではなく……
僕なのだから。
---『CRAZY DANCER & Six Abilities、発動するしかないか。』
---「無理はやめた方がいいですよ。」
---『え?』
---「その能力、そんなに長くはもたないでしょう?」
僕がそう言うと、彼女は不敵な笑みを浮かべた。
---『あたしはね、どうなっても構わない。最後に“俊足”と“剛腕”が使える分だけ体力が残ってれば、それでいい。』
僕の攻撃を華麗に避けながら。
---『フゥ太君を連れて逃げるだけの力が、最後に残っていればいいの。』
檸檬は、笑っていた。
---『だから、返して。』
一瞬、「はい」と答えてしまいそうになった。
僕だけじゃない、犬も千種も攻撃をしていた。3対1で戦っていたのに、檸檬には全く当たらなかった。
---『見切ったもん。眼鏡の彼の遠隔操作武器も、金髪の彼の身体能力も。それで……あなたはどんな力を持ってるの?』
挑発的なその笑みは、僕らを魅了した。
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『う…ん……?』
「おや?目が醒めましたか。」
『む、くろ……』
僕の名を呼んだ次の瞬間、檸檬はバッと起き上がった。
「どうしたんですか?」
『ご、ごめんね!あたしったら、骸の膝使って寝るなんて…!』
「いいんですよ。ここには枕がありませんから。」
『あ、ありがとう…』
「あれぇ?檸檬、起きたんれすか?」
ボウリングをしていた犬がこちらにやって来た。
『犬ちゃん…』
「大丈夫れすか?」
『うん、もう大丈夫。ありがとう。』
檸檬は優しく笑った。
初めて会った時に見せた笑みとは、全く違う。
きっと、あの挑発的な笑みは敵に見せるものなんだろう。
と、その時。
檸檬がぶるっと体を震わせた。
「どうしました?」
『骸…何か、嫌な予感がする。』
膝の上で、両手をキュッと握りしめる檸檬。
「嫌な予感??」
犬が首をかしげる。
『ねぇ、千種は?』
「3位狩りに行ったびょん!」
楽しそうに笑う犬とは裏腹に、檸檬の表情は少しだけ曇った。
「何か、問題でも?」
『分からないけど…嫌な予感がするの。』
目を閉じて何か考える檸檬。
次に君が言う事は、分かっていますよ。
『骸、あたし…千種の所に行っていい?』
「クフフ…檸檬ならきっとそう言うと思っていましたよ。」
「何で行くんれすか?」
『千種が心配なの。』
キリリとした目で訴えられれば、拒否は出来ない。
それに……並盛の生徒に、今の檸檬に会わせて驚かせるのもなかなか面白そうだ。
「どうぞ、僕は止めませんよ。ただ、ボンゴレの人間に会うかも知れませんが?」
僕の揺さぶりに、やはり檸檬はほんの少し動揺した。
が、小さく一呼吸おいて哀しく微笑む。
『…もう、いいの。ありがとう、骸。』
「気をつけて。」
『うんっ。』
僕と犬の頬に小さくキスを落とし、檸檬は外へ走っていった。
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その頃。
軽く変装をして、電話ボックスからイタリアのディーノに連絡をとっていたリボーン。
「助かるぞ、ディーノ。」
ツナには獄寺の所へ行かせて、自分は情報収集をしていたのだ。
「もし問題の連中と同一人物なら、奴らが妙な手をうって来るのも納得出来るな。脱獄したばかりで、こちらの情報を持ってねーんだからな。」
「あぁ、そうだな。」
「じゃぁ、もう切るぞ。」
リボーンが切ろうとすると、ディーノはストップをかけた。
「リボーン、今の情報、檸檬から聞いてねぇのか?」
「檸檬…?」
「3日ぐらい前に、同じ事聞いてきたんだぜ?」
「檸檬が…?」
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同じ頃、獄寺は“黒曜中の柿本千種”と名乗る男に喧嘩を売られ、苦戦していた。
「すっとぼけてんじゃねぇぞ。てめー、何処のファミリーのもんだ?」
その言葉を聞いた千種は、ぽつりと呟く。
「やっと…当たりが出た。」
「あぁ?」
「お前にはファミリーの構成、ボスの正体、洗いざらい吐いてもらう。」
言葉と同時に、千種の武器・ヘッジホッグが針を出す。
「狙いは10代目か!!」
叫びながら避ける獄寺。
食い止めようと決意するも、彼の放つダイナマイトは、悉く消されていく。
「くそっ!」
その上、千種はヘッジホッグを2つ使い始め、獄寺を挟み撃ちにした。
「(俺のスピードじゃ避けきれねぇ!)」
最終手段として、ベルトに備え付けてあった小さいダイナマイトを自分の首元で爆発させた。
その行動に、千種は一瞬だけ怯む。
「食らいなっ!」
千種のすぐ近くからパンチを放つ。
「遅い。」
難無くかわされる。
するとまた、獄寺は2倍ボムを放った。
「芸のない奴……」
ゆっくり振り向いて、さっきと同じように消そうとした。
ところが……ヘッジホッグの紐に当たらないボムが2、3本。
千種は思わず目を見開いた。
ドガアン!
それは見事に千種に傷を負わせた。
「へへっ、ざまーねぇな!」
獄寺が少し口角を上げる。
「てめーは簡単な遠近法のトリックに引っ掛かったのさ。俺が2倍ボムのかけ声と共に通常のダイナマイトを放った時、既に放っておいたチビボムが通常のと同じ大きさに見える程、お前に接近してたのさ。」
千種に体勢の立て直しをさせる隙を与えないように、こう付け足す。
「ボンゴレ舐めんじゃねー。果てな。」
千種が上を見上げると、いつの間に放ったのか、大量の通常ダイナマイトが。
ドガドガドガァンッ!
その爆発音は、商店街中に響いた。
「はっ!」
そして当然、獄寺を探していたツナの耳にもその音は入って来る。
同じく、千種を探している檸檬の耳にも入って来た。
『千種…!それに、爆発音ってことは……』
頭をよぎる、千種の相手をしているであろう人物。
このまま行けば確実に遭遇してしまう。
しかし……
『(もう、関係ないんだ……あたしには、要らないんだ…!)』
全ての情を振り切って、檸檬は俊足で向かった。
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「あの通りから聞こえて来たような…」
ツナはそうっと近付く。
「(お取り込み中だったらどーしよー……)」
恐る恐る覗いたその先には…
「結構ヤバかったな。」
「獄寺君!!」
タバコをふかして座っている獄寺が。
「10代目!どうしてココに?」
「いや、あの、もしかしてなんだけど…獄寺君が黒曜中の奴に狙われてるって、噂みたいのがあって…」
「その為にわざわざ!!恐縮っス!!今やっつけたとこっス!!」
軽くお辞儀をする獄寺。
「えーっ!じゃぁやっぱり本当だったんだー!!」
驚くツナ。
「(つーか返り討ちですか……?やっぱこの人強ぇーっ…)」
「その辺に転がしといたんで…………な!いない!!」
獄寺の言葉に、ツナも思わずそちらを向く。
「手間が省けた…。」
冷たい声が辺りに響き、ツナも獄寺も背筋を凍らせる。
声のした方を見ると、血まみれになって立っている千種が。
「ひいいいっ!!」
震え上がるツナ。
「気を付けて下さい!奴の武器はヨーヨーです!!」
「そんな事言われても、怖くて……動けないよ……」
弱音を吐くツナに、千種は容赦なく攻撃を加えた。
「なっ!」
「ひいっ!」
ザシュッ……
痛みを感じない事を不思議に思い、ツナは恐る恐る目を開けた。
「10代目…逃げて下さい……」
「え…………!!?」
ツナの目に映ったのは、
自分を庇う獄寺の背中と、
彼に刺さる針の先端部分。
そして…
プピャーッ、
彼の胸から吹き出す大量の血だった。
「うわぁ!!大丈夫!?獄寺君!!」
呼びかけも虚しく、獄寺はその場に倒れる。
ぱしっ、
「ひっ!」
聞こえて来るヨーヨーを取る音は、ツナの恐怖心を煽る。
「壊してから、連れていく。」
「(どーしよー!!)」
ぼだぼだと血を流しながら千種が口にした言葉は、恐怖と混乱に包まれたツナの耳に、静かに響くのだった。