番外編
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『Mafia Dream』番外編
(大人雲雀)
-----------
『あ、いたいた!恭弥ーっ!』
「やぁ。」
『哲さんも、お久しぶりです♪』
「はい。」
日本のとある街中で待ち合わせした檸檬と雲雀。
2人はこれから料亭に行くのだ。
「この辺でいいよ、哲。」
「へい。」
車を止める草壁に、檸檬は尋ねる。
『え?哲さん一緒じゃないんですか?』
「別にいいでしょ。」
「私は他で戴きますので。」
『そうですか…』
「ほら、行くよ檸檬。」
『あ、待ってよ恭弥!じゃあ、また後で!』
車を見送り、料亭に入る。
広い和室を2人占めして、運ばれた和食に舌鼓を打つ。
『んーっ、おいしーっ!あ、日本酒あるよ、恭弥。飲む?』
「うん。」
『はい、コレ。』
杯を渡して、檸檬は雲雀の隣に移動する。
『お酌してあげる♪』
「ありがと。」
こぼれない程度に上手く注がれた日本酒を、雲雀は少し飲んだ。
その姿に、しばし見とれる檸檬。
「……何?」
『あ!ううん、何でも無いっ。///』
「気になるよ。」
『うぅ……恭弥さ、スーツとワインも似合うけど、着流しと日本酒の方が似合うなーって……///』
目線を下に落としながらの檸檬の言葉に、少しだけ目を丸くした後、雲雀はふっと微笑んで。
「檸檬も、飲む?」
『え?あ、美味しかった?』
「うん。」
『う~ん…じゃあ久々に飲もうかなぁ…』
「こっち向いて。」
『…………んっ!?///』
ぐいっと顎を引かれた檸檬の唇に、雲雀のソレが重なって。
こじ開けられた隙間から、ほんのり香る日本酒の風味。
『あ………んうっ…///』
こくっと檸檬の喉が鳴れば、雲雀はゆっくり離れる。
「おいしい?」
『なっ……何してんのよーっ!!///』
「飲みたいって言うから。」
『ふ、普通に飲むもんっ!バカ!恭弥のバカぁーっ!!』
口の端から零れてしまった一筋の日本酒を、指でギュッと拭き取りながら檸檬は叫ぶ。
恥ずかしさとアルコールとで紅潮した檸檬の頬を見て、雲雀はまた笑みをこぼした。
「もう1回、飲む?」
『普 通 に 飲 む !!』
酒瓶を持ってぷいっとそっぽを向く檸檬の手首を、雲雀はすぐに捕らえて、
「僕が注ぐから。」と。
数秒間ジトーッと疑惑の視線を送っていた檸檬も、ついに折れる。
『お願いします…』
「はい。」
『恭弥も、もっと飲む?』
「うん。」
『じゃあ今度は……』
お互いの杯を向かい合わせて。
「『乾杯。』」
(さっきはね、)
(なぁに?)
(着流しの檸檬見てたら、キスしたくなったんだ)
(そっ、そーゆー事は面と向かって言わないの!///)
fin.
(大人雲雀)
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『あ、いたいた!恭弥ーっ!』
「やぁ。」
『哲さんも、お久しぶりです♪』
「はい。」
日本のとある街中で待ち合わせした檸檬と雲雀。
2人はこれから料亭に行くのだ。
「この辺でいいよ、哲。」
「へい。」
車を止める草壁に、檸檬は尋ねる。
『え?哲さん一緒じゃないんですか?』
「別にいいでしょ。」
「私は他で戴きますので。」
『そうですか…』
「ほら、行くよ檸檬。」
『あ、待ってよ恭弥!じゃあ、また後で!』
車を見送り、料亭に入る。
広い和室を2人占めして、運ばれた和食に舌鼓を打つ。
『んーっ、おいしーっ!あ、日本酒あるよ、恭弥。飲む?』
「うん。」
『はい、コレ。』
杯を渡して、檸檬は雲雀の隣に移動する。
『お酌してあげる♪』
「ありがと。」
こぼれない程度に上手く注がれた日本酒を、雲雀は少し飲んだ。
その姿に、しばし見とれる檸檬。
「……何?」
『あ!ううん、何でも無いっ。///』
「気になるよ。」
『うぅ……恭弥さ、スーツとワインも似合うけど、着流しと日本酒の方が似合うなーって……///』
目線を下に落としながらの檸檬の言葉に、少しだけ目を丸くした後、雲雀はふっと微笑んで。
「檸檬も、飲む?」
『え?あ、美味しかった?』
「うん。」
『う~ん…じゃあ久々に飲もうかなぁ…』
「こっち向いて。」
『…………んっ!?///』
ぐいっと顎を引かれた檸檬の唇に、雲雀のソレが重なって。
こじ開けられた隙間から、ほんのり香る日本酒の風味。
『あ………んうっ…///』
こくっと檸檬の喉が鳴れば、雲雀はゆっくり離れる。
「おいしい?」
『なっ……何してんのよーっ!!///』
「飲みたいって言うから。」
『ふ、普通に飲むもんっ!バカ!恭弥のバカぁーっ!!』
口の端から零れてしまった一筋の日本酒を、指でギュッと拭き取りながら檸檬は叫ぶ。
恥ずかしさとアルコールとで紅潮した檸檬の頬を見て、雲雀はまた笑みをこぼした。
「もう1回、飲む?」
『普 通 に 飲 む !!』
酒瓶を持ってぷいっとそっぽを向く檸檬の手首を、雲雀はすぐに捕らえて、
「僕が注ぐから。」と。
数秒間ジトーッと疑惑の視線を送っていた檸檬も、ついに折れる。
『お願いします…』
「はい。」
『恭弥も、もっと飲む?』
「うん。」
『じゃあ今度は……』
お互いの杯を向かい合わせて。
「『乾杯。』」
(さっきはね、)
(なぁに?)
(着流しの檸檬見てたら、キスしたくなったんだ)
(そっ、そーゆー事は面と向かって言わないの!///)
fin.