未来編②
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「真6弔花は行ってしまったよう、これでしばらくは大丈夫でしょう。」
外から戻って来た川平の言葉に、ユニをはじめ全員がホッと胸を撫で下ろす。
「しかし白蘭ってのも酷い男だ。こんないたいけな娘を、殺人集団を使って追い回すとはねぇ。」
「あ、あの…何でそんなに俺達のことを知って…」
「ああ、そーだ……」
ツナの質問を遮って、川平は言う。
「並中へ向かう学ランの子と、黒ずくめの可愛い女の子を見たなぁ……お仲間?」
「それって…雲雀さんと檸檬のことだ!!ディーノさんと、並中に落ちた真6弔花を倒しに行ったんです!!」
「大丈夫かねぇ?…彼らの力を侮ってないといいんだが。」
「(彼らの…力……?)」
修羅開匣
並中では、吹き荒れる風に誰もがその場を動けずにいた。
「ぐっ…修羅開匣だと…!?」
「うおっ、」
「一体何が出て来るんだ!!」
『(晴の波動の強さが…どんどん増してく…!)』
風と砂煙が収まり始め、より大きくなった晴の炎が全員の視界に入る。
同時に、敵の声が。
「選んでもらうよ。ユニ様の隠し場所を吐くか、ダークを引き渡すか。」
「んだありゃあ!!う…ウロコ!!?」
「人間じゃないのか!?」
『うそ…』
驚き声をあげるロマーリオと草壁、唖然とする檸檬。
その視線の先には、四肢を爬虫類のソレと変化させ、肩の部分から晴の炎を翼のような形に放出するデイジーの姿。
「修羅開匣は、体に埋め込まれた匣の開匣によって、肉体そのものを最強兵器に変えるんだよ。」
「(肉体そのものを……)」
『な、何てエグいことを…』
「こいつは驚いたぜ……確かにそのナリじゃ、ある意味人間超えてるかもな。」
と、その時。
-「ディーノさん!!」
「ツナか!?」
-「良かった無事だ!あの…敵は並中にいたんですか?」
「ああ。目の前に化け物みてーなデイジーってのがいる。」
-「え!?」
「そっちはどーなんだ?ユニは無事だろうな。」
ユニの安否を尋ねるディーノに、ツナは現状を伝える。
-「はい……ただ…ザクロにアジトがやられて…俺達を逃すために残ったスクアーロが……」
「何!?」
ツナが最後まで言わずとも、その言葉の続きをディーノも雲雀も理解した。
同じく、檸檬も。
『(あ、アロちゃんが…?)』
-「今…俺達……5丁目の川平不動産て所に避難してます……」
「わかった。」
-「あの、そっちは…」
「待て!」
ディーノが会話を途切れさせたのは、目の前にいる敵の雰囲気が変わったからである。
恐らく、ディーノの様子から無線で話していることを見抜いたのだろう。
「仲間と話してるよね……ユニ様もそこにいるんだよね……何処だよ!!」
「ツナ、後で連絡する。」
ディーノに向かって真っ直ぐ突っ込んで来たデイジー。
素早くジャンプして回避したディーノだが、デイジーはすぐに方向転換して迫る。
「(速い!)」
『(修羅開匣でスピードが上がったんだ…)』
「こうなりゃ全力で行くぜ!スクーデリア!!」
鞭を持つその手にあるリングに炎を灯し、ディーノも開匣する。
すると今度は、先ほど出てきた大空属性の馬が炎の翼を生やした状態で現れた。
“天馬超翔”!!
(ペガソ・スーペル・サルト・ヴォランテ)
「炎の翼!!」
『ディーノの匣アニマルの本当の姿は…ペガサス!!』
「翼に触れた物はみな切り裂かれ、調和によりて炎となりて灰と化す。」
「ぼば!?」
スクーデリアはデイジーと正面からすれ違い、その左腕を切り落とした。
「悪く思うなよ。」
「やっぱり今の……知ってるよ。」
その言葉と不敵な笑みに、ディーノは違和感を覚える。
と、同時に…
「おいっ!!」
「あれは!!」
『どうして…!?』
「ちぎれた腕が、巻きついている!!」
デイジーの左腕は、左腕だけの状態で生きている触手のようにスクーデリアを締め付けていた。
この光景にはディーノも眉を寄せる。
「(あの腕は天馬超翔により朽ちるはず……どうなってる!?)」
スクーデリアはドサッと地に伏し、デイジーはそのまま旋回する。
『あっ、あれ!!』
「腕が再生していく!!」
ちぎられた箇所から、まるで植物のように腕がみるみるうちに元通り生えていく。
そんなデイジーの姿に、背筋がゾッとする檸檬。
「おもしれぇ、来い!」
『ディーノ…!』
「個人的には匣バトルより、肉弾戦の方が好きだぜ。」
「僕チンも。」
ディーノは鞭全体に炎を灯し、大きく振るった。
それを見たロマーリオは誇らしげに言う。
「ボスめ、奥義でシメる気だな。」
「光速天翔!!」
(サルト・ヴォランテ・ヴェローチェ・コメ・ルーチェ)
『わぁ…!』
大地をも削る大空の炎が加わった鞭の攻撃を見て、檸檬は思わず声をあげた。
が、次の瞬間再び青ざめることになる。
「上下右右下前左右下右上下左左右下左下右下左上上左右下下上上右左下上…」
『え…?』
何と、デイジーはディーノの鞭の動きに合わせて全ての打撃を上手く回避していたのである。
技を繰り出しているディーノ自身も、その異常さを感じ取った。
「(この見切りは反射神経のレベルじゃない!!技が既に攻略されている!?)」
既に攻略されている……
知らないハズの情報を既に知っている……
その考えに至った時、デイジーの中にディーノは“ある人物の影”を見た。
「(まさか!!)」
真6弔花の強さの秘密を悟った直後、鞭の軌道を全て読み確実に接近していたデイジーの腕が、ディーノの腹部に突き刺さった。
草壁、ロマーリオは驚愕に息を呑み、檸檬は目を見開いた。
「(……白蘭の奴…パラレルワールドで俺の技と既に遭遇していたんだな……それを分析し、攻略法を真6弔花に伝授したんだ……)」
吐血しながらも、スクアーロがザクロに敗れたという知らせの理由も察したディーノ。
ところが、ここで更なる痛みが彼を襲う。
「う"っ…」
デイジーが更に深く腕を突き刺し、傷を広げたのだ。
「おいボス!!」
「ディーノさん!!」
『や、やだっ…』
頼れる存在であるディーノが今にも殺されそうな状況に、檸檬は体の震えを抑えられなかった。
「もっと痛くしないと、ユニ様の居場所吐かないよね。」
「ぐっ…!」
「それとも、ダーク引き渡す?」
「ぐあ!!」
「内臓、潰してくよ。」
悲痛な声と、デイジーの残酷な宣告に、檸檬はとうとう叫んだ。
『や、やめてぇーっ!!』
「おい檸檬!」
「その怪我では!」
止めようとするロマーリオと草壁の言葉に耳も貸さず、檸檬がナイフを取り駆けだそうとした、その時だった。
「ジッとしてなよ、檸檬。」
『きゃっ…』
腕を掴まれ後ろへ引き戻される檸檬。
代わりに、そのまま前へ飛び出しデイジーを殴り飛ばす人物。
「んん?」
校舎の2階部分の壁に激突したデイジーは、何が起きたか分からないというように疑問符を浮かべる。
ディーノが倒れる傍には、トンファーを構えた雲雀が立っていた。
『恭弥っ…!』
「ねぇ君達、並中で暴れるの、やめてくれる?」
「君達には制裁を与えなきゃね。」
「ぐあっ!」
言いながら、今度はディーノを蹴り飛ばす。
一見ただの暴力行為だが、ディーノが飛ばされた先には檸檬や草壁、ロマーリオ。
『ディーノっ!』
「恭さん!!何てことを!!」
ディーノに駆け寄る檸檬。
『ディーノ、大丈夫…!?』
「あぁ、何とかな。」
『よ、良かった……ホントに、良かったぁっ……』
「お、おいおい…泣くなよ檸檬……」
ポロポロ涙を流す檸檬の頭を、ディーノは優しく撫でる。
「にしても……借りが出来ちまったぜ。」
「借り?」
目を丸くする草壁に、ディーノは言う。
「助けたのさ……あいつなりのやり方でな…」
『うん、恭弥はホントはすごく優しいもん。』
「そーゆートコ、やっぱ初代守護者に似てんだな…」
「初代ボンゴレ雲の守護者にですか!?」
「ああ…」
ディーノ曰く、
初代ボンゴレ雲の守護者は、ある国の秘密諜報部のトップだった。
だが誰にも迎合することなく一人でいることを好み、ファミリーと足並みを揃えることはなかった。
『(確かに…群れるの嫌いな恭弥みたい……)』
「だが、一たびボンゴレI世の正義と己の正義が重なった時には……誰よりも多くの敵を倒し、誰よりも味方に優しかったという。」
雲雀は、既に開匣している雲ハリネズミに言う。
「行くよ、ロール。形態変化(カンビオ・フォルマ)。」
「クピィイイイ!!」
すると、鳴き声と共に雲ハリネズミは全身から紫色の眩い光を放ち……
雲雀の手元に収まっていく。
『(恭弥のハリネズミちゃんも、固有武器に…)』
変化が終わり、全員が雲雀の手元に注目する。
「ぼばっ!!」
「あれが恭さんの…!!」
「そう…あれが恭弥のボンゴレ匣、」
なにものにも囚われず我が道をいく浮雲と謳われた、アラウディの手錠!!!
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外から戻って来た川平の言葉に、ユニをはじめ全員がホッと胸を撫で下ろす。
「しかし白蘭ってのも酷い男だ。こんないたいけな娘を、殺人集団を使って追い回すとはねぇ。」
「あ、あの…何でそんなに俺達のことを知って…」
「ああ、そーだ……」
ツナの質問を遮って、川平は言う。
「並中へ向かう学ランの子と、黒ずくめの可愛い女の子を見たなぁ……お仲間?」
「それって…雲雀さんと檸檬のことだ!!ディーノさんと、並中に落ちた真6弔花を倒しに行ったんです!!」
「大丈夫かねぇ?…彼らの力を侮ってないといいんだが。」
「(彼らの…力……?)」
修羅開匣
並中では、吹き荒れる風に誰もがその場を動けずにいた。
「ぐっ…修羅開匣だと…!?」
「うおっ、」
「一体何が出て来るんだ!!」
『(晴の波動の強さが…どんどん増してく…!)』
風と砂煙が収まり始め、より大きくなった晴の炎が全員の視界に入る。
同時に、敵の声が。
「選んでもらうよ。ユニ様の隠し場所を吐くか、ダークを引き渡すか。」
「んだありゃあ!!う…ウロコ!!?」
「人間じゃないのか!?」
『うそ…』
驚き声をあげるロマーリオと草壁、唖然とする檸檬。
その視線の先には、四肢を爬虫類のソレと変化させ、肩の部分から晴の炎を翼のような形に放出するデイジーの姿。
「修羅開匣は、体に埋め込まれた匣の開匣によって、肉体そのものを最強兵器に変えるんだよ。」
「(肉体そのものを……)」
『な、何てエグいことを…』
「こいつは驚いたぜ……確かにそのナリじゃ、ある意味人間超えてるかもな。」
と、その時。
-「ディーノさん!!」
「ツナか!?」
-「良かった無事だ!あの…敵は並中にいたんですか?」
「ああ。目の前に化け物みてーなデイジーってのがいる。」
-「え!?」
「そっちはどーなんだ?ユニは無事だろうな。」
ユニの安否を尋ねるディーノに、ツナは現状を伝える。
-「はい……ただ…ザクロにアジトがやられて…俺達を逃すために残ったスクアーロが……」
「何!?」
ツナが最後まで言わずとも、その言葉の続きをディーノも雲雀も理解した。
同じく、檸檬も。
『(あ、アロちゃんが…?)』
-「今…俺達……5丁目の川平不動産て所に避難してます……」
「わかった。」
-「あの、そっちは…」
「待て!」
ディーノが会話を途切れさせたのは、目の前にいる敵の雰囲気が変わったからである。
恐らく、ディーノの様子から無線で話していることを見抜いたのだろう。
「仲間と話してるよね……ユニ様もそこにいるんだよね……何処だよ!!」
「ツナ、後で連絡する。」
ディーノに向かって真っ直ぐ突っ込んで来たデイジー。
素早くジャンプして回避したディーノだが、デイジーはすぐに方向転換して迫る。
「(速い!)」
『(修羅開匣でスピードが上がったんだ…)』
「こうなりゃ全力で行くぜ!スクーデリア!!」
鞭を持つその手にあるリングに炎を灯し、ディーノも開匣する。
すると今度は、先ほど出てきた大空属性の馬が炎の翼を生やした状態で現れた。
“天馬超翔”!!
(ペガソ・スーペル・サルト・ヴォランテ)
「炎の翼!!」
『ディーノの匣アニマルの本当の姿は…ペガサス!!』
「翼に触れた物はみな切り裂かれ、調和によりて炎となりて灰と化す。」
「ぼば!?」
スクーデリアはデイジーと正面からすれ違い、その左腕を切り落とした。
「悪く思うなよ。」
「やっぱり今の……知ってるよ。」
その言葉と不敵な笑みに、ディーノは違和感を覚える。
と、同時に…
「おいっ!!」
「あれは!!」
『どうして…!?』
「ちぎれた腕が、巻きついている!!」
デイジーの左腕は、左腕だけの状態で生きている触手のようにスクーデリアを締め付けていた。
この光景にはディーノも眉を寄せる。
「(あの腕は天馬超翔により朽ちるはず……どうなってる!?)」
スクーデリアはドサッと地に伏し、デイジーはそのまま旋回する。
『あっ、あれ!!』
「腕が再生していく!!」
ちぎられた箇所から、まるで植物のように腕がみるみるうちに元通り生えていく。
そんなデイジーの姿に、背筋がゾッとする檸檬。
「おもしれぇ、来い!」
『ディーノ…!』
「個人的には匣バトルより、肉弾戦の方が好きだぜ。」
「僕チンも。」
ディーノは鞭全体に炎を灯し、大きく振るった。
それを見たロマーリオは誇らしげに言う。
「ボスめ、奥義でシメる気だな。」
「光速天翔!!」
(サルト・ヴォランテ・ヴェローチェ・コメ・ルーチェ)
『わぁ…!』
大地をも削る大空の炎が加わった鞭の攻撃を見て、檸檬は思わず声をあげた。
が、次の瞬間再び青ざめることになる。
「上下右右下前左右下右上下左左右下左下右下左上上左右下下上上右左下上…」
『え…?』
何と、デイジーはディーノの鞭の動きに合わせて全ての打撃を上手く回避していたのである。
技を繰り出しているディーノ自身も、その異常さを感じ取った。
「(この見切りは反射神経のレベルじゃない!!技が既に攻略されている!?)」
既に攻略されている……
知らないハズの情報を既に知っている……
その考えに至った時、デイジーの中にディーノは“ある人物の影”を見た。
「(まさか!!)」
真6弔花の強さの秘密を悟った直後、鞭の軌道を全て読み確実に接近していたデイジーの腕が、ディーノの腹部に突き刺さった。
草壁、ロマーリオは驚愕に息を呑み、檸檬は目を見開いた。
「(……白蘭の奴…パラレルワールドで俺の技と既に遭遇していたんだな……それを分析し、攻略法を真6弔花に伝授したんだ……)」
吐血しながらも、スクアーロがザクロに敗れたという知らせの理由も察したディーノ。
ところが、ここで更なる痛みが彼を襲う。
「う"っ…」
デイジーが更に深く腕を突き刺し、傷を広げたのだ。
「おいボス!!」
「ディーノさん!!」
『や、やだっ…』
頼れる存在であるディーノが今にも殺されそうな状況に、檸檬は体の震えを抑えられなかった。
「もっと痛くしないと、ユニ様の居場所吐かないよね。」
「ぐっ…!」
「それとも、ダーク引き渡す?」
「ぐあ!!」
「内臓、潰してくよ。」
悲痛な声と、デイジーの残酷な宣告に、檸檬はとうとう叫んだ。
『や、やめてぇーっ!!』
「おい檸檬!」
「その怪我では!」
止めようとするロマーリオと草壁の言葉に耳も貸さず、檸檬がナイフを取り駆けだそうとした、その時だった。
「ジッとしてなよ、檸檬。」
『きゃっ…』
腕を掴まれ後ろへ引き戻される檸檬。
代わりに、そのまま前へ飛び出しデイジーを殴り飛ばす人物。
「んん?」
校舎の2階部分の壁に激突したデイジーは、何が起きたか分からないというように疑問符を浮かべる。
ディーノが倒れる傍には、トンファーを構えた雲雀が立っていた。
『恭弥っ…!』
「ねぇ君達、並中で暴れるの、やめてくれる?」
「君達には制裁を与えなきゃね。」
「ぐあっ!」
言いながら、今度はディーノを蹴り飛ばす。
一見ただの暴力行為だが、ディーノが飛ばされた先には檸檬や草壁、ロマーリオ。
『ディーノっ!』
「恭さん!!何てことを!!」
ディーノに駆け寄る檸檬。
『ディーノ、大丈夫…!?』
「あぁ、何とかな。」
『よ、良かった……ホントに、良かったぁっ……』
「お、おいおい…泣くなよ檸檬……」
ポロポロ涙を流す檸檬の頭を、ディーノは優しく撫でる。
「にしても……借りが出来ちまったぜ。」
「借り?」
目を丸くする草壁に、ディーノは言う。
「助けたのさ……あいつなりのやり方でな…」
『うん、恭弥はホントはすごく優しいもん。』
「そーゆートコ、やっぱ初代守護者に似てんだな…」
「初代ボンゴレ雲の守護者にですか!?」
「ああ…」
ディーノ曰く、
初代ボンゴレ雲の守護者は、ある国の秘密諜報部のトップだった。
だが誰にも迎合することなく一人でいることを好み、ファミリーと足並みを揃えることはなかった。
『(確かに…群れるの嫌いな恭弥みたい……)』
「だが、一たびボンゴレI世の正義と己の正義が重なった時には……誰よりも多くの敵を倒し、誰よりも味方に優しかったという。」
雲雀は、既に開匣している雲ハリネズミに言う。
「行くよ、ロール。形態変化(カンビオ・フォルマ)。」
「クピィイイイ!!」
すると、鳴き声と共に雲ハリネズミは全身から紫色の眩い光を放ち……
雲雀の手元に収まっていく。
『(恭弥のハリネズミちゃんも、固有武器に…)』
変化が終わり、全員が雲雀の手元に注目する。
「ぼばっ!!」
「あれが恭さんの…!!」
「そう…あれが恭弥のボンゴレ匣、」
なにものにも囚われず我が道をいく浮雲と謳われた、アラウディの手錠!!!
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