日常編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『寒~いっ!』
こんにちは、雨宮檸檬です。
只今帰宅途中なんですが、この頃急激に寒くなって来て、マフラーは必需品です。
あ、ちなみに今付けているマフラーは、恭弥から貰った物です!
真っ白なマフラーです。
『ただいまーっ』
「あら、お帰りなさい。檸檬ちゃん」
『あれ?ツナはまだ帰ってないんですか?』
「ツナなら2階にいるわよ」
『そうですか、ありがとうございます』
檸檬は急いで着替えて2階のツナの部屋へ。
ドアの前に立つと、ツナの声が聞こえて来た。
「なっ、マフィアだってーーーー!!?」
『(マフィア?)ツナーっ、何してるの~?』
ガチャ、
檸檬がドアを開けると、そこにはツナとリボーンと、可愛い男の子がいた。
その子は檸檬を見るなりはしゃぎ出す。
「わぁっ!雨宮檸檬さんだ!本物だ!こんな所で会えるなんて!!」
『えっ!?』
戸惑う檸檬。
だが、男の子はツナの方に向き直り、話の続きをし始めた。
「お願いです、ボンゴレ10代目ツナ兄!!僕をかくまって下さい!!」
「なっ、何言ってんの!?俺がマフィアなんて相手に出来るわけないだろ!!?」
焦るツナに対し、彼は何処からか大きな本を取り出し、こう言った。
「それは知ってます。だってツナ兄は、総合的な戦闘力も知力もマフィアのボス872人中872位で最下位だもんね」
「『えっ…!?』」
檸檬とツナの声がハモる。
彼は続けた。
「でも、頼まれたら断れないランキングでは1位!」
「何それーーーっ!!」
驚くツナに、リボーンが言う。
「こいつはランキングを作らせたら右に出るものがいないという、ランキングフゥ太っていう情報屋だ。フゥ太が作るランキングの的中率は100%だからな」
「そんな事可能なのーーー!!?」
リボーンとフゥ太によると、今回狙われているのはフゥ太が持っているランキングブックらしい。
手に入れればあらゆる情報が分かるソレは、物凄い高価値のようだ。
『助けてあげようよツナ!フゥ太君が可哀想だよ、こんなに小さいのにマフィアに追われて……』
「檸檬…」
『ツナ、あたしからもお願い』
檸檬に上目遣いで見られたツナは、断れなくなった。
「わ、わかったよ…」
「わーい!わーい!」
飛び跳ねるフゥ太。
だが、リボーンが窓の外を見て言った。
「早速かぎつけられたぞ」
「本当だ!おっかないのうろついてるー!!」
リボーンは無責任にも、「俺は知らねーぞ」などと言う。
そしてどうやら彼らトッドファミリーは狂暴性7位で、そのうちの1人パオロの攻撃力は55位らしい。
「マジーー!!?」
ツナ、フゥ太、そして檸檬の3人は、裏口から逃げる事にした。のだが…
「バア!!」
「わあ!!」
ランボとイーピンが裏口で待ち伏せをしていて、驚かされたフゥ太が声を上げてしまった。
そして気付かれた。
「に、逃げろーー!!」
「うわあああ!!」
『ちょっ…何で2人とも別々の方向に行くのーっ!!?』
あ、もしかして……分散作戦か!!(違)
そうと決まれば、あたしだって!!
檸檬も1人で走り出した。
ツナやフゥ太とは別の方向をわざわざ選んで。
その頃、ツナはフゥ太とはぐれてしまった事を物凄く後悔していた。
「あいつうまく逃げ切ったかな~?捕まってたらどーしよー……」
と、その時。
「リーダー!こいつ片割れですよ!」
「フハハハ、やったぞ!」
トッドファミリーの1人、エンゾがツナの胸ぐらを掴む。
「さぁ吐け!フゥ太を何処に隠した!!」
「ひい!!命だけは助けて下さい!」
すると…
「ダメだよ、ツナ兄」
「フゥ太!!!」
フゥ太の周りは重力が無いかのように、石やらゴミやらが浮いている。
困惑するツナの耳に、どこからリボーンの声が。
「アレがフゥ太のランキングモードだ」
「忍者チック!!」
リボーンはまるで忍者のように近くの塀に潜んでいた。
フゥ太のランキングモードについて色々と説明を受けるが、納得出来ないツナ。
すると、フゥ太のランキング(知力とか野心とか預金など)により、トッドファミリーの3人は喧嘩をし始めた。
「(い、今のうちに…!)」
逃げるようにフゥ太を誘導しようとするツナ。
だがフゥ太は、「今言ったランキング書かないと忘れちゃう…」と言ってその場から動かない。
そうしている間に、トッドファミリーは喧嘩をやめてしまった。
「おい、何処行くんだ?」
「こんな事で逃がすと思うか?」
「うわあ!ツナ兄~~!!」
「だから言ったのに~~!!」
「さぁ、どう料理してやろうか?」
トッドファミリーの1人、ロッシが殴り掛かって来た。
「ひぃっ!」
咄嗟にツナは目をつぶる。
と、その時…
ドカッ!
「ぐはぁっ!」
ロッシの顔に飛び蹴りがヒットし、彼は道の向こうに飛ばされた。
恐る恐る目を開けるツナ。
『大丈夫っ!?ツナ!』
「檸檬っ!」
『えっへへ、助っ人とーじょー♪』
ツナ達がやはり心配になって探していた檸檬が合流した。
フゥ太は目を輝かせる。
「やっぱりカッコいいよ!檸檬さん!」
『ありがと、フゥ太くんっ♪さぁて、誰からにしようか?』
挑発するような目で3人を見る檸檬。
「ふざけんな、このアマ!」
「勝てると思ってんのか!?」
『(あ。あたしの事バカにした…)わかった、3人まとめて…だね?』
檸檬が戦おうとしたその時。
ズガン!
リボーンがツナに死ぬ気弾を撃った。
「復活!!!死ぬ気でフゥ太を守る!!」
『じゃ、ツナはパオロをお願いね♪』
「ツナ兄、やめなよ!戦闘ランキング最下位のツナ兄がかなう相手じゃない!!」
フゥ太の忠告も聞かずに飛び出すツナ。
そして…
ドカッ
ボコッ
バキッ
見事パオロを倒した。
同時に、檸檬もロッシとエンゾを片付けた。
「ゆ…夢みたい!」
フゥ太は目を丸くした。
「僕のランキングが、初めてハズれたーっ!」
「ふー、死なずに済んだ……」
『お疲れ、ツナ♪』
ツナと檸檬に駆け寄るフゥ太。
「ツナ兄~っ!檸檬姉~つ!」
「『フゥ太(君)…』」
「凄いよ、2人とも!あと、ツナ兄!」
「え?」
「感動したよ、ツナ兄!僕のランキングを覆すなんて凄いよ!!」
「『(はずして喜んでるーー!??)』」
良く分からない展開に驚くツナと檸檬。
そんなことはお構い無しに、フゥ太はツナの手をがっしりと掴んだ。
そして、檸檬の方にも輝いた瞳を向ける。
「檸檬姉!」
『なぁに?』
「檸檬姉もとっても凄かったよ!流石、優しくて強い女マフィアランキング1位だね!」
「なっ、檸檬ってそんなに凄いの~っ!?」
『そんな事ないって~…』
照れる檸檬に、フゥ太は言った。
「あのさ、もう呼んじゃってるけど……檸檬姉って呼んでいい?」
檸檬は一瞬きょとんとしたが、すぐににっこり笑った。
『勿論!なーんか弟が出来たみたーい。嬉しーっ!』
檸檬はフゥ太をぎゅっと抱き締める。
その腕の中でツナの方に向き直り、フゥ太は言った。
「僕、もっとツナ兄の側で感動したい!こっちにいてもいい?」
「え"え"ーっ!」
ツナ的には、マフィアに狙われているマフィア関係者と暮らすのは、気が引ける話だったろう。
しかし…
「ツナ兄~っ…」
『ツナぁ…』
フゥ太と檸檬の、潤んだ目と上目遣いダブル攻撃が繰り出される。
ツナが勝てるワケなかった。
こんにちは、雨宮檸檬です。
只今帰宅途中なんですが、この頃急激に寒くなって来て、マフラーは必需品です。
あ、ちなみに今付けているマフラーは、恭弥から貰った物です!
真っ白なマフラーです。
『ただいまーっ』
「あら、お帰りなさい。檸檬ちゃん」
『あれ?ツナはまだ帰ってないんですか?』
「ツナなら2階にいるわよ」
『そうですか、ありがとうございます』
檸檬は急いで着替えて2階のツナの部屋へ。
ドアの前に立つと、ツナの声が聞こえて来た。
「なっ、マフィアだってーーーー!!?」
『(マフィア?)ツナーっ、何してるの~?』
ガチャ、
檸檬がドアを開けると、そこにはツナとリボーンと、可愛い男の子がいた。
その子は檸檬を見るなりはしゃぎ出す。
「わぁっ!雨宮檸檬さんだ!本物だ!こんな所で会えるなんて!!」
『えっ!?』
戸惑う檸檬。
だが、男の子はツナの方に向き直り、話の続きをし始めた。
「お願いです、ボンゴレ10代目ツナ兄!!僕をかくまって下さい!!」
「なっ、何言ってんの!?俺がマフィアなんて相手に出来るわけないだろ!!?」
焦るツナに対し、彼は何処からか大きな本を取り出し、こう言った。
「それは知ってます。だってツナ兄は、総合的な戦闘力も知力もマフィアのボス872人中872位で最下位だもんね」
「『えっ…!?』」
檸檬とツナの声がハモる。
彼は続けた。
「でも、頼まれたら断れないランキングでは1位!」
「何それーーーっ!!」
驚くツナに、リボーンが言う。
「こいつはランキングを作らせたら右に出るものがいないという、ランキングフゥ太っていう情報屋だ。フゥ太が作るランキングの的中率は100%だからな」
「そんな事可能なのーーー!!?」
リボーンとフゥ太によると、今回狙われているのはフゥ太が持っているランキングブックらしい。
手に入れればあらゆる情報が分かるソレは、物凄い高価値のようだ。
『助けてあげようよツナ!フゥ太君が可哀想だよ、こんなに小さいのにマフィアに追われて……』
「檸檬…」
『ツナ、あたしからもお願い』
檸檬に上目遣いで見られたツナは、断れなくなった。
「わ、わかったよ…」
「わーい!わーい!」
飛び跳ねるフゥ太。
だが、リボーンが窓の外を見て言った。
「早速かぎつけられたぞ」
「本当だ!おっかないのうろついてるー!!」
リボーンは無責任にも、「俺は知らねーぞ」などと言う。
そしてどうやら彼らトッドファミリーは狂暴性7位で、そのうちの1人パオロの攻撃力は55位らしい。
「マジーー!!?」
ツナ、フゥ太、そして檸檬の3人は、裏口から逃げる事にした。のだが…
「バア!!」
「わあ!!」
ランボとイーピンが裏口で待ち伏せをしていて、驚かされたフゥ太が声を上げてしまった。
そして気付かれた。
「に、逃げろーー!!」
「うわあああ!!」
『ちょっ…何で2人とも別々の方向に行くのーっ!!?』
あ、もしかして……分散作戦か!!(違)
そうと決まれば、あたしだって!!
檸檬も1人で走り出した。
ツナやフゥ太とは別の方向をわざわざ選んで。
その頃、ツナはフゥ太とはぐれてしまった事を物凄く後悔していた。
「あいつうまく逃げ切ったかな~?捕まってたらどーしよー……」
と、その時。
「リーダー!こいつ片割れですよ!」
「フハハハ、やったぞ!」
トッドファミリーの1人、エンゾがツナの胸ぐらを掴む。
「さぁ吐け!フゥ太を何処に隠した!!」
「ひい!!命だけは助けて下さい!」
すると…
「ダメだよ、ツナ兄」
「フゥ太!!!」
フゥ太の周りは重力が無いかのように、石やらゴミやらが浮いている。
困惑するツナの耳に、どこからリボーンの声が。
「アレがフゥ太のランキングモードだ」
「忍者チック!!」
リボーンはまるで忍者のように近くの塀に潜んでいた。
フゥ太のランキングモードについて色々と説明を受けるが、納得出来ないツナ。
すると、フゥ太のランキング(知力とか野心とか預金など)により、トッドファミリーの3人は喧嘩をし始めた。
「(い、今のうちに…!)」
逃げるようにフゥ太を誘導しようとするツナ。
だがフゥ太は、「今言ったランキング書かないと忘れちゃう…」と言ってその場から動かない。
そうしている間に、トッドファミリーは喧嘩をやめてしまった。
「おい、何処行くんだ?」
「こんな事で逃がすと思うか?」
「うわあ!ツナ兄~~!!」
「だから言ったのに~~!!」
「さぁ、どう料理してやろうか?」
トッドファミリーの1人、ロッシが殴り掛かって来た。
「ひぃっ!」
咄嗟にツナは目をつぶる。
と、その時…
ドカッ!
「ぐはぁっ!」
ロッシの顔に飛び蹴りがヒットし、彼は道の向こうに飛ばされた。
恐る恐る目を開けるツナ。
『大丈夫っ!?ツナ!』
「檸檬っ!」
『えっへへ、助っ人とーじょー♪』
ツナ達がやはり心配になって探していた檸檬が合流した。
フゥ太は目を輝かせる。
「やっぱりカッコいいよ!檸檬さん!」
『ありがと、フゥ太くんっ♪さぁて、誰からにしようか?』
挑発するような目で3人を見る檸檬。
「ふざけんな、このアマ!」
「勝てると思ってんのか!?」
『(あ。あたしの事バカにした…)わかった、3人まとめて…だね?』
檸檬が戦おうとしたその時。
ズガン!
リボーンがツナに死ぬ気弾を撃った。
「復活!!!死ぬ気でフゥ太を守る!!」
『じゃ、ツナはパオロをお願いね♪』
「ツナ兄、やめなよ!戦闘ランキング最下位のツナ兄がかなう相手じゃない!!」
フゥ太の忠告も聞かずに飛び出すツナ。
そして…
ドカッ
ボコッ
バキッ
見事パオロを倒した。
同時に、檸檬もロッシとエンゾを片付けた。
「ゆ…夢みたい!」
フゥ太は目を丸くした。
「僕のランキングが、初めてハズれたーっ!」
「ふー、死なずに済んだ……」
『お疲れ、ツナ♪』
ツナと檸檬に駆け寄るフゥ太。
「ツナ兄~っ!檸檬姉~つ!」
「『フゥ太(君)…』」
「凄いよ、2人とも!あと、ツナ兄!」
「え?」
「感動したよ、ツナ兄!僕のランキングを覆すなんて凄いよ!!」
「『(はずして喜んでるーー!??)』」
良く分からない展開に驚くツナと檸檬。
そんなことはお構い無しに、フゥ太はツナの手をがっしりと掴んだ。
そして、檸檬の方にも輝いた瞳を向ける。
「檸檬姉!」
『なぁに?』
「檸檬姉もとっても凄かったよ!流石、優しくて強い女マフィアランキング1位だね!」
「なっ、檸檬ってそんなに凄いの~っ!?」
『そんな事ないって~…』
照れる檸檬に、フゥ太は言った。
「あのさ、もう呼んじゃってるけど……檸檬姉って呼んでいい?」
檸檬は一瞬きょとんとしたが、すぐににっこり笑った。
『勿論!なーんか弟が出来たみたーい。嬉しーっ!』
檸檬はフゥ太をぎゅっと抱き締める。
その腕の中でツナの方に向き直り、フゥ太は言った。
「僕、もっとツナ兄の側で感動したい!こっちにいてもいい?」
「え"え"ーっ!」
ツナ的には、マフィアに狙われているマフィア関係者と暮らすのは、気が引ける話だったろう。
しかし…
「ツナ兄~っ…」
『ツナぁ…』
フゥ太と檸檬の、潤んだ目と上目遣いダブル攻撃が繰り出される。
ツナが勝てるワケなかった。