未来編①
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ふわりと着地したツナとスパナ、そしてホログラムのリボーンは、
目的のものをジッと見上げた。
到着
「これが…俺達の目的……」
「うん…正一の装置だ。」
スパナが答えたところで、部屋の奥の扉が開く。
「まさかあの幻騎士を倒すとは計算外だった……沢田綱吉。」
「入江…正一!!それに…お前たちはチェルベッロ!!」
再びグローブに炎を灯すツナだが、入江は落ち着いた口調で言う。
「まずは拳を下ろしてもらおう。話はそれからだ。」
「…話だと?」
「聞こえなかったのか?下手に動けば彼らは死ぬぞ。」
入江が言うのと同時に、横にあった巨大な角柱が左右に割れる。
見えて来たのは……巨大なカプセルに入れられた仲間たちの姿。
「みんな!!」
「ナノコンポジットの壁で取り囲み、逃げられなくなったところを催眠ガスで眠らせてある。DARQには手こずらされたがな。」
説明する入江の横で、チェルベッロが何かのスイッチを取り出した。
「少しでも抵抗する素振りを見せれば、毒ガスに変更する。」
「くっ…」
「…正一?」
脅迫に屈したツナが拳を下ろしたのを確認すると、入江はチェルベッロに指示を出した。
と、カプセルの中の催眠ガスが吸引されていき………
「……うぅ…」
獄寺、雲雀、髑髏、そして草壁と檸檬が目を覚ました。
「………何て悪夢だ…10代目の首を絞めるなんてよぉ……」
『…あんな酷い波長…初めて……………みんな!?』
「檸檬!?」
雲ハリネズミの暴走直後、守護者たちと分断されていた檸檬は、再会に束の間の喜びを感じた。
が、すぐに自分の置かれた状況に気付かされる。
「あれは…10代目!!」
「捕まっている!?」
隔たりの向こうを見た獄寺と草壁が声を上げる。
檸檬も辺りをキョロキョロ見回した。
『何…このカプセル………つぅっ…』
「檸檬さん!?」
途端にうずくまる檸檬。
その左手は、蜜柑の銃弾を受けた右脇腹に添えられていた。
『(ヤバ…神経麻痺剤が切れて来た……)』
「檸檬、痛むの?」
『押さえてれば大丈夫…多分。ありがと、恭弥。』
雲雀が檸檬の隣に移動し、上から自分の手を重ねた。
一方、チェルベッロの姿を見て騒ぐ獄寺。
が、入江はそちらに目も向けず言った。
「お前達の命は我々が握っている。話をしたいんだ、大人しくしてくれないか?」
「入江正一!!」
「やろう…」
そこで、ハッとする獄寺。
檸檬も雲雀の右手を見る。
最悪の事実に気づいてしまったのだ。
「抵抗しようとしても無駄さ。お前達のリングと匣兵器は……全て没収した。」
「な…何!!?」
『そんな…!』
入江の手の平には、守護者のボンゴレリングが。
カプセルの中の人間だけでなく、ツナも驚愕の表情を見せる。
「何てことだ……これでは…!!」
『それなら…!』
ピタリと右手の平をカプセルにくっつける檸檬。
しかし、それを見たチェルベッロが警告する。
「手を下ろしなさい、ダーク。空間移動を使うと判断した瞬間、毒ガス放出のスイッチを入れる。」
『だったら、それより早く避難させればいいだけの話………うっ…』
「檸檬!?」
『ぐっ……つぅ…』
腹部の激痛に襲われ、カプセルに寄りかかるように倒れ込む檸檬。
雲雀がかろうじて支えるが、檸檬は既に軽い発作を再発させていた。
その症状を見て、草壁が言う。
「リバウンド初期症状……檸檬さん、そんな状態で力を使えば貴女の身体が…」
「そうだぞダーク、今のお前は体力・精神力共に急激に消耗している。無駄な抵抗はよせ。」
入江が檸檬に言い放ったところで、今度はラルが意識を取り戻す。
「……沢田…構わん!!貴様の手で装置を破壊しろ!!」
「そうです10代目!!丸い装置を!!そいつをぶっ壊せば過去に帰れるかも知れない!!」
しかし、ココで髑髏が口を開く。
「……ダメ…」
「てめー!この状況で命が惜しくなったのか!?」
「違う……でも、」
「全く、お前達の無知ぶりには呆れるばかりだ。この装置を破壊すれば、困るのはお前たちだぞ。」
「何!?」
入江がそう言うと、丸い装置の中心がプシュッと音を立てた。
「開く…!」
「この装置に入っているのは……」
『ま、まさか……』
檸檬には、何となく予想がついていた。
予想通りならば、メローネ基地で起こった不思議な出来事の理由づけにもなるからである。
「10年バズーカでお前達と入れ替わりで消えた…この時代のお前達だ。」
『あ……』
これで、檸檬は納得した。
未来の檸檬が何故、このメローネ基地で何度も自分に会いに来れたか。
距離が近かったため、会う為の負荷が通常より少なかったのだ。
「もっとも今見えているのは照射されたホログラムで、実際には分解された分子の状態で保存されているがな。」
「ど…どーなってやがる!だってこの時代の俺達は……」
「10年バズーカの効力で…10年前に行ったハズ!!」
「その通りだ、本来ならばな。」
入江はからくりを説明した。
この白くて丸い装置が、この時代のツナ達をとどめさせていると。
「この時代のお前達が過去に戻って余計なことをされては、73ポリシーに乱れが生じるからな。」
「トゥリニセッテ…ポリシー…?……つか、10年バズーカを知ってるって……まさか、」
「バズーカを当てて俺達をこの時代に送り込んだのは……お前か。」
「その通りだ。」
リボーンの問いかけに、全てを認めた入江。
10年前の彼が、この時代の技術を駆使してツナ達を順に未来へと送っていった。
また、アルコバレーノには非73線を照射し、身動きを取れなくさせた、と。
「それであの時、金縛りにあったのか……」
「…でも、どうして!?」
超死ぬ気モードから戻ったツナが、純粋に入江に問いかける。
「何でそんな事してまで、俺達をこの時代に連れて来たんだ!!」
「入江様、これ以上は……」
「いや…答えよう。簡単な話だ…」
一歩前に出た入江に、檸檬はごくりと唾を飲む。
「白蘭サンがこの世界を手中に収めもう一つの世界を創るために…ボンゴレリングが必要だからだ。」
『せ、世界…?』
この世で力を秘めたリングの中で、最高峰のもの……すなわち、
ボンゴレリング、
マーレリング、
アルコバレーノのおしゃぶり、
各7つ、計21個のリング達を……73と呼ぶ。
そしてその原石が、この世界を創造した礎だと。
「そんな…話……」
「信じる信じないは自由だが、少なくとも73を守ることを使命とし、人柱として同化したアルコバレーノは、この話を否定しないハズだな。」
「え?リボーン達関係してるの?!」
ツナはただ困惑したが、
檸檬は、リボーンとラルの表情が僅かに動いたのを見逃さなかった。
『人柱、だなんて……』
「そうだ、一つ言っておこう。お前には随分と焦らされたよ、ダーク。」
『え…?』
「まさか獄寺隼人と共に、お前も被弾するとはな……」
『…それってどーゆー………うっ…』
聞き返そうとした檸檬だったが、痛みにより再びうずくまる。
「檸檬さん、出血が…!」
『あちゃー…』
草壁に向かって軽く苦笑する檸檬の肩を、雲雀がぎゅっと抱きしめた。
『(恭弥…)』
「話は以上だ、あとは任せた。」
「はっ。」
入江は奥に下がり、チェルベッロが前に出る。
「沢田綱吉、大空のボンゴレリングを渡しなさい。さもなくば守護者達を毒殺します。」
「話はまだだ入江、お前の話には納得できねぇ部分があるぞ。」
落ち着いたリボーンの言葉にも、彼女達は応じない。
「これは交渉ではない、命令だ。3秒以内に従わなければ、全滅は免れない。」
「ちょっ…待ってよ!君達チェルベッロでしょ!?」
「3、」
絶望のカウントダウンが、始まる。
「10代目!!俺達に構わずそいつらをやって下さい!!」
「でも…そんな事できるワケ……」
「2、」
獄寺の言葉に戸惑うツナ。
するとラルが追い打ちをかける。
「やれ沢田!!どーせそいつらは大空のリングを奪った後、俺達を全滅させる気だぞ!!」
「でも……」
「1、」
ズガガン!
響いた銃声は、ツナへの攻撃では無かった。
「………入…江……さ、ま…?」
ドササッ、
「悪く思わないでくれ、少し眠ってもらうだけだ……」
奥に下がったハズの入江が、チェルベッロの2人を背後から撃ったのだ。
『な、何で…』
「はぁ~…暑い……もうクタクタだ………一時はどうなるかと思ったよ…」
髪を掻きむしりながらミルフィオーレの上着を脱ぎ捨てた彼は言った。
「沢田綱吉君と、ファミリーの皆さん……そして、雨宮檸檬さん…」
『え…?』
突然通り名を使わなくなった彼に、檸檬は目を丸くする。
「あぁ……緊張がとけて、膝が笑ってる……」
全身の力が抜けたかのように座り込み、大きなため息を1つ。
「ふぅ~……よくココまで来たね、君達を待ってたんだ……。」
それまでと、まるで違う雰囲気。
それまでと、まるで違う態度。
半ば安堵を感じさせる表情で、入江は言った。
「僕は君達の味方だよ。」
目的のものをジッと見上げた。
到着
「これが…俺達の目的……」
「うん…正一の装置だ。」
スパナが答えたところで、部屋の奥の扉が開く。
「まさかあの幻騎士を倒すとは計算外だった……沢田綱吉。」
「入江…正一!!それに…お前たちはチェルベッロ!!」
再びグローブに炎を灯すツナだが、入江は落ち着いた口調で言う。
「まずは拳を下ろしてもらおう。話はそれからだ。」
「…話だと?」
「聞こえなかったのか?下手に動けば彼らは死ぬぞ。」
入江が言うのと同時に、横にあった巨大な角柱が左右に割れる。
見えて来たのは……巨大なカプセルに入れられた仲間たちの姿。
「みんな!!」
「ナノコンポジットの壁で取り囲み、逃げられなくなったところを催眠ガスで眠らせてある。DARQには手こずらされたがな。」
説明する入江の横で、チェルベッロが何かのスイッチを取り出した。
「少しでも抵抗する素振りを見せれば、毒ガスに変更する。」
「くっ…」
「…正一?」
脅迫に屈したツナが拳を下ろしたのを確認すると、入江はチェルベッロに指示を出した。
と、カプセルの中の催眠ガスが吸引されていき………
「……うぅ…」
獄寺、雲雀、髑髏、そして草壁と檸檬が目を覚ました。
「………何て悪夢だ…10代目の首を絞めるなんてよぉ……」
『…あんな酷い波長…初めて……………みんな!?』
「檸檬!?」
雲ハリネズミの暴走直後、守護者たちと分断されていた檸檬は、再会に束の間の喜びを感じた。
が、すぐに自分の置かれた状況に気付かされる。
「あれは…10代目!!」
「捕まっている!?」
隔たりの向こうを見た獄寺と草壁が声を上げる。
檸檬も辺りをキョロキョロ見回した。
『何…このカプセル………つぅっ…』
「檸檬さん!?」
途端にうずくまる檸檬。
その左手は、蜜柑の銃弾を受けた右脇腹に添えられていた。
『(ヤバ…神経麻痺剤が切れて来た……)』
「檸檬、痛むの?」
『押さえてれば大丈夫…多分。ありがと、恭弥。』
雲雀が檸檬の隣に移動し、上から自分の手を重ねた。
一方、チェルベッロの姿を見て騒ぐ獄寺。
が、入江はそちらに目も向けず言った。
「お前達の命は我々が握っている。話をしたいんだ、大人しくしてくれないか?」
「入江正一!!」
「やろう…」
そこで、ハッとする獄寺。
檸檬も雲雀の右手を見る。
最悪の事実に気づいてしまったのだ。
「抵抗しようとしても無駄さ。お前達のリングと匣兵器は……全て没収した。」
「な…何!!?」
『そんな…!』
入江の手の平には、守護者のボンゴレリングが。
カプセルの中の人間だけでなく、ツナも驚愕の表情を見せる。
「何てことだ……これでは…!!」
『それなら…!』
ピタリと右手の平をカプセルにくっつける檸檬。
しかし、それを見たチェルベッロが警告する。
「手を下ろしなさい、ダーク。空間移動を使うと判断した瞬間、毒ガス放出のスイッチを入れる。」
『だったら、それより早く避難させればいいだけの話………うっ…』
「檸檬!?」
『ぐっ……つぅ…』
腹部の激痛に襲われ、カプセルに寄りかかるように倒れ込む檸檬。
雲雀がかろうじて支えるが、檸檬は既に軽い発作を再発させていた。
その症状を見て、草壁が言う。
「リバウンド初期症状……檸檬さん、そんな状態で力を使えば貴女の身体が…」
「そうだぞダーク、今のお前は体力・精神力共に急激に消耗している。無駄な抵抗はよせ。」
入江が檸檬に言い放ったところで、今度はラルが意識を取り戻す。
「……沢田…構わん!!貴様の手で装置を破壊しろ!!」
「そうです10代目!!丸い装置を!!そいつをぶっ壊せば過去に帰れるかも知れない!!」
しかし、ココで髑髏が口を開く。
「……ダメ…」
「てめー!この状況で命が惜しくなったのか!?」
「違う……でも、」
「全く、お前達の無知ぶりには呆れるばかりだ。この装置を破壊すれば、困るのはお前たちだぞ。」
「何!?」
入江がそう言うと、丸い装置の中心がプシュッと音を立てた。
「開く…!」
「この装置に入っているのは……」
『ま、まさか……』
檸檬には、何となく予想がついていた。
予想通りならば、メローネ基地で起こった不思議な出来事の理由づけにもなるからである。
「10年バズーカでお前達と入れ替わりで消えた…この時代のお前達だ。」
『あ……』
これで、檸檬は納得した。
未来の檸檬が何故、このメローネ基地で何度も自分に会いに来れたか。
距離が近かったため、会う為の負荷が通常より少なかったのだ。
「もっとも今見えているのは照射されたホログラムで、実際には分解された分子の状態で保存されているがな。」
「ど…どーなってやがる!だってこの時代の俺達は……」
「10年バズーカの効力で…10年前に行ったハズ!!」
「その通りだ、本来ならばな。」
入江はからくりを説明した。
この白くて丸い装置が、この時代のツナ達をとどめさせていると。
「この時代のお前達が過去に戻って余計なことをされては、73ポリシーに乱れが生じるからな。」
「トゥリニセッテ…ポリシー…?……つか、10年バズーカを知ってるって……まさか、」
「バズーカを当てて俺達をこの時代に送り込んだのは……お前か。」
「その通りだ。」
リボーンの問いかけに、全てを認めた入江。
10年前の彼が、この時代の技術を駆使してツナ達を順に未来へと送っていった。
また、アルコバレーノには非73線を照射し、身動きを取れなくさせた、と。
「それであの時、金縛りにあったのか……」
「…でも、どうして!?」
超死ぬ気モードから戻ったツナが、純粋に入江に問いかける。
「何でそんな事してまで、俺達をこの時代に連れて来たんだ!!」
「入江様、これ以上は……」
「いや…答えよう。簡単な話だ…」
一歩前に出た入江に、檸檬はごくりと唾を飲む。
「白蘭サンがこの世界を手中に収めもう一つの世界を創るために…ボンゴレリングが必要だからだ。」
『せ、世界…?』
この世で力を秘めたリングの中で、最高峰のもの……すなわち、
ボンゴレリング、
マーレリング、
アルコバレーノのおしゃぶり、
各7つ、計21個のリング達を……73と呼ぶ。
そしてその原石が、この世界を創造した礎だと。
「そんな…話……」
「信じる信じないは自由だが、少なくとも73を守ることを使命とし、人柱として同化したアルコバレーノは、この話を否定しないハズだな。」
「え?リボーン達関係してるの?!」
ツナはただ困惑したが、
檸檬は、リボーンとラルの表情が僅かに動いたのを見逃さなかった。
『人柱、だなんて……』
「そうだ、一つ言っておこう。お前には随分と焦らされたよ、ダーク。」
『え…?』
「まさか獄寺隼人と共に、お前も被弾するとはな……」
『…それってどーゆー………うっ…』
聞き返そうとした檸檬だったが、痛みにより再びうずくまる。
「檸檬さん、出血が…!」
『あちゃー…』
草壁に向かって軽く苦笑する檸檬の肩を、雲雀がぎゅっと抱きしめた。
『(恭弥…)』
「話は以上だ、あとは任せた。」
「はっ。」
入江は奥に下がり、チェルベッロが前に出る。
「沢田綱吉、大空のボンゴレリングを渡しなさい。さもなくば守護者達を毒殺します。」
「話はまだだ入江、お前の話には納得できねぇ部分があるぞ。」
落ち着いたリボーンの言葉にも、彼女達は応じない。
「これは交渉ではない、命令だ。3秒以内に従わなければ、全滅は免れない。」
「ちょっ…待ってよ!君達チェルベッロでしょ!?」
「3、」
絶望のカウントダウンが、始まる。
「10代目!!俺達に構わずそいつらをやって下さい!!」
「でも…そんな事できるワケ……」
「2、」
獄寺の言葉に戸惑うツナ。
するとラルが追い打ちをかける。
「やれ沢田!!どーせそいつらは大空のリングを奪った後、俺達を全滅させる気だぞ!!」
「でも……」
「1、」
ズガガン!
響いた銃声は、ツナへの攻撃では無かった。
「………入…江……さ、ま…?」
ドササッ、
「悪く思わないでくれ、少し眠ってもらうだけだ……」
奥に下がったハズの入江が、チェルベッロの2人を背後から撃ったのだ。
『な、何で…』
「はぁ~…暑い……もうクタクタだ………一時はどうなるかと思ったよ…」
髪を掻きむしりながらミルフィオーレの上着を脱ぎ捨てた彼は言った。
「沢田綱吉君と、ファミリーの皆さん……そして、雨宮檸檬さん…」
『え…?』
突然通り名を使わなくなった彼に、檸檬は目を丸くする。
「あぁ……緊張がとけて、膝が笑ってる……」
全身の力が抜けたかのように座り込み、大きなため息を1つ。
「ふぅ~……よくココまで来たね、君達を待ってたんだ……。」
それまでと、まるで違う雰囲気。
それまでと、まるで違う態度。
半ば安堵を感じさせる表情で、入江は言った。
「僕は君達の味方だよ。」