日常編
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「ごめんなさい。今日夕飯ないのよ~っ」
突然奈々さんから発せられた言葉。
ツナだけでなく、リボーン、ビアンキ姉さん、ランボちゃんとイーピンちゃんまで驚く。(勿論あたしも。)
『ど、どうしてですか?』
「お財布スられたみたいなのよ~。最近この辺りでスリやひったくりが多いって聞いたから、気を付けてたつもりだったんだけど……」
頭を抱え込む奈々さん。
すると…
リボーンは銃を構え、
ビアンキ姉さんはポイズンクッキングを持ち、
イーピンちゃんは拳を握り、
ランボちゃんは手榴弾を用意した。
「「「「そいつ、ぶっ殺す!!!」」」」
「(心が1つになってるー!!)」
ツナは慌てた。
『待って!あたしがお金だしますから』
「檸檬!いいの!?」
『夕飯ぐらい、どうって事ないよ。奈々さん、あたしのお金、使って下さい』
とりあえず、その日の夕食は食べられた。
「心配ねーからな、ママン。明日からスられないように護衛してやるぞ」
「まぁっ!ありがとう!頼もしいわ~!」
「ツナと檸檬もやるんだからな」
『はーい』
「なっ、なんで俺まで?」
ツナが反論すると、リボーンは銃を向けた。
「飯を食うものとして当然の義務だぞ」
「そんなの聞いた事ねーよ!!」
翌日。
にぎやかな商店街に、黒いオーラを放つ集団が1つ。
先頭にいるのは、3人の子供。
真ん中にお母さん。
後ろには中学生男女と外人の女性。
「幅取って歩くなよ!恥ずかしーだろ~っ!」
そう、これは奈々さんの護衛をしているあたし達の事です。
でも、
リボーンはコーヒーを飲みたがり、
ランボちゃんはソフトクリームを食べたがり、
イーピンちゃんは甘栗を食べたがり、
ビアンキ姉さんも何かを買ってもらおうとしている。
「お前ら何しにきたんだ!!」
ツナの鋭いツッコミ。
『いーじゃない、楽しくて』
あたしはみんなでいられる事が何より嬉しくて、にっこりと微笑む。
そんな檸檬達を見ている怪しい人陰が3つ。
「間違いない、昨日スったカモ女だ」
「あの女も相当ついてないよな」
「犯罪3兄弟にまた会っちまうとは」
『ん…?』
不意に何かの視線を感じ、振り向く檸檬。
「どしたの?檸檬」
『………何でもない!行こう、ツナ』
多分…多分あれが、奈々さんの財布をスった人。
「昨日同様俺が行くぜ、兄貴。この、“スリの三郎”がな」
来る。
近づいて来る。
金を狙う、嫌なオーラが。
そいつは檸檬の後ろに来た。
気付きながらも、バレないように足を引っ掛ける檸檬。
「いてっ!」
見事にこけたその男。
顔を見られればもう何も出来ないはず。
だが、イーピンが、修行でつかったサンドバック人形と間違えて、そいつを打ちのめしてしまった。
『(ナイス!イーピンちゃん!!)』
「あいつ何パントマイムしてんだ?」
「見当がつかねぇ」
そう言いつつ、次の男が立ち上がる。
「どちらにせよ、まだまだ三郎は半人前という事だ。俺にやらせてくれ、兄貴」
「あぁ、期待してるぞ我が弟。“ゆすりの二郎”」
『また……?』
「どしたの?檸檬」
『ううん!何でもないの!』
また感じた。
金に群がる獣のような匂い。
あたしの、大嫌いな匂い。
『(近づいて来る…。さて、今度はどんな方法で…)』
檸檬が対抗策を考えていると、ランボが急に髪の毛の中から手榴弾を取り出し、後ろに投げた。
「そんじゃー行かせてもらいましょーか!」
ドガァン!
「ぬっああぁあ!!」
次の瞬間、爆発音と共に金を欲しがる気配は消えていった。
『(知らないうちに、やっつけちゃったみたいね)』
「この役立たず共!!もうお前らには任せておけん!俺が行く。“詐欺の一郎”の名に賭けて、あのカモからもう一度金をふんだくってやるさ」
---
-----
-----------
帰宅後。
ピーンポーン
「はーい………!?」
ツナがいる為、檸檬は部屋から出なかった。
それが、“詐欺の一郎”とも知らずに。
だが、
「げふぉ~!!!」
という叫び声や、
ドカンドカン
という爆発音がしたため、檸檬はそちらを見てみる。
『あ』
悪い人のオーラだしまくりじゃん。どうしてこんな人が家の中に??
檸檬がいろいろ考えていると、奈々さんが帰って来た。
「大丈夫ですのよ、綱吉には家庭教師をつけておりますし」
すると男は、
「皆さんそのようにたかが家庭教師ごときで満足してしまうものです。しかし家庭教師の力など、たかが知れております」
『(あ、何か今の発言、ムカつく)』
「『もう一度言ってみ(ろ/て)』」
そう言いながら、リボーンは彼に銃を向け、檸檬はナイフを首すれすれに突きつけていた。
「あァ?」
「リボーン!!檸檬!」
「ハハハハ、かわいらしい子達ですなぁ。家に連れて帰りたいくらいだ。さて、話を元に戻しますが、家庭教師なんてクズ……」
ズガガン!
シュッ!
「あ……がっ……!」
彼の頭には肌色の2本線が出来ていて、首筋には深紅の線が1本出来ていた。
「気を付けて続きを言えよ。へた言うとぶっ殺すからな」
『家庭教師バカにするなんて、一兆年早いのよ』
「ギャアアアア!!!殺されるぅぅ!!」
そう叫びながら男は出て行った。
「大変!あの人カバン忘れてるわ」
そう言って奈々さんが男のカバンを手に取る。
『その中に入ってますよ、奈々さんの財布』
「檸檬!どーして分かるの!!?」
『あいつの犯罪者オーラ、物凄かったから。ツナは感じなかった?』
笑顔でそういう檸檬に、驚くツナ。
「いや、俺は…そういうの疎いから…」
「と、いうワケだ。ぶっ殺して来い」
ズガン
「ふっかーつ!!死ぬ気でスリをぶっ倒す!!」
『手伝うよ、ツナ♪』
「裸で追っかけて来たーーーー!!!」
「とんでもねー家庭をカモにしちまったーーー!!!」
「殺されるぞー!!」
こうして、犯罪3兄弟は逮捕された。
そして…露出狂という事で、ツナも捕まった。
「だから、違うんですって!!」
『(ごめんツナ、どうしようもない…)』
「檸檬ーーー!!!」
その日はごちそうでした。
突然奈々さんから発せられた言葉。
ツナだけでなく、リボーン、ビアンキ姉さん、ランボちゃんとイーピンちゃんまで驚く。(勿論あたしも。)
『ど、どうしてですか?』
「お財布スられたみたいなのよ~。最近この辺りでスリやひったくりが多いって聞いたから、気を付けてたつもりだったんだけど……」
頭を抱え込む奈々さん。
すると…
リボーンは銃を構え、
ビアンキ姉さんはポイズンクッキングを持ち、
イーピンちゃんは拳を握り、
ランボちゃんは手榴弾を用意した。
「「「「そいつ、ぶっ殺す!!!」」」」
「(心が1つになってるー!!)」
ツナは慌てた。
『待って!あたしがお金だしますから』
「檸檬!いいの!?」
『夕飯ぐらい、どうって事ないよ。奈々さん、あたしのお金、使って下さい』
とりあえず、その日の夕食は食べられた。
「心配ねーからな、ママン。明日からスられないように護衛してやるぞ」
「まぁっ!ありがとう!頼もしいわ~!」
「ツナと檸檬もやるんだからな」
『はーい』
「なっ、なんで俺まで?」
ツナが反論すると、リボーンは銃を向けた。
「飯を食うものとして当然の義務だぞ」
「そんなの聞いた事ねーよ!!」
翌日。
にぎやかな商店街に、黒いオーラを放つ集団が1つ。
先頭にいるのは、3人の子供。
真ん中にお母さん。
後ろには中学生男女と外人の女性。
「幅取って歩くなよ!恥ずかしーだろ~っ!」
そう、これは奈々さんの護衛をしているあたし達の事です。
でも、
リボーンはコーヒーを飲みたがり、
ランボちゃんはソフトクリームを食べたがり、
イーピンちゃんは甘栗を食べたがり、
ビアンキ姉さんも何かを買ってもらおうとしている。
「お前ら何しにきたんだ!!」
ツナの鋭いツッコミ。
『いーじゃない、楽しくて』
あたしはみんなでいられる事が何より嬉しくて、にっこりと微笑む。
そんな檸檬達を見ている怪しい人陰が3つ。
「間違いない、昨日スったカモ女だ」
「あの女も相当ついてないよな」
「犯罪3兄弟にまた会っちまうとは」
『ん…?』
不意に何かの視線を感じ、振り向く檸檬。
「どしたの?檸檬」
『………何でもない!行こう、ツナ』
多分…多分あれが、奈々さんの財布をスった人。
「昨日同様俺が行くぜ、兄貴。この、“スリの三郎”がな」
来る。
近づいて来る。
金を狙う、嫌なオーラが。
そいつは檸檬の後ろに来た。
気付きながらも、バレないように足を引っ掛ける檸檬。
「いてっ!」
見事にこけたその男。
顔を見られればもう何も出来ないはず。
だが、イーピンが、修行でつかったサンドバック人形と間違えて、そいつを打ちのめしてしまった。
『(ナイス!イーピンちゃん!!)』
「あいつ何パントマイムしてんだ?」
「見当がつかねぇ」
そう言いつつ、次の男が立ち上がる。
「どちらにせよ、まだまだ三郎は半人前という事だ。俺にやらせてくれ、兄貴」
「あぁ、期待してるぞ我が弟。“ゆすりの二郎”」
『また……?』
「どしたの?檸檬」
『ううん!何でもないの!』
また感じた。
金に群がる獣のような匂い。
あたしの、大嫌いな匂い。
『(近づいて来る…。さて、今度はどんな方法で…)』
檸檬が対抗策を考えていると、ランボが急に髪の毛の中から手榴弾を取り出し、後ろに投げた。
「そんじゃー行かせてもらいましょーか!」
ドガァン!
「ぬっああぁあ!!」
次の瞬間、爆発音と共に金を欲しがる気配は消えていった。
『(知らないうちに、やっつけちゃったみたいね)』
「この役立たず共!!もうお前らには任せておけん!俺が行く。“詐欺の一郎”の名に賭けて、あのカモからもう一度金をふんだくってやるさ」
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帰宅後。
ピーンポーン
「はーい………!?」
ツナがいる為、檸檬は部屋から出なかった。
それが、“詐欺の一郎”とも知らずに。
だが、
「げふぉ~!!!」
という叫び声や、
ドカンドカン
という爆発音がしたため、檸檬はそちらを見てみる。
『あ』
悪い人のオーラだしまくりじゃん。どうしてこんな人が家の中に??
檸檬がいろいろ考えていると、奈々さんが帰って来た。
「大丈夫ですのよ、綱吉には家庭教師をつけておりますし」
すると男は、
「皆さんそのようにたかが家庭教師ごときで満足してしまうものです。しかし家庭教師の力など、たかが知れております」
『(あ、何か今の発言、ムカつく)』
「『もう一度言ってみ(ろ/て)』」
そう言いながら、リボーンは彼に銃を向け、檸檬はナイフを首すれすれに突きつけていた。
「あァ?」
「リボーン!!檸檬!」
「ハハハハ、かわいらしい子達ですなぁ。家に連れて帰りたいくらいだ。さて、話を元に戻しますが、家庭教師なんてクズ……」
ズガガン!
シュッ!
「あ……がっ……!」
彼の頭には肌色の2本線が出来ていて、首筋には深紅の線が1本出来ていた。
「気を付けて続きを言えよ。へた言うとぶっ殺すからな」
『家庭教師バカにするなんて、一兆年早いのよ』
「ギャアアアア!!!殺されるぅぅ!!」
そう叫びながら男は出て行った。
「大変!あの人カバン忘れてるわ」
そう言って奈々さんが男のカバンを手に取る。
『その中に入ってますよ、奈々さんの財布』
「檸檬!どーして分かるの!!?」
『あいつの犯罪者オーラ、物凄かったから。ツナは感じなかった?』
笑顔でそういう檸檬に、驚くツナ。
「いや、俺は…そういうの疎いから…」
「と、いうワケだ。ぶっ殺して来い」
ズガン
「ふっかーつ!!死ぬ気でスリをぶっ倒す!!」
『手伝うよ、ツナ♪』
「裸で追っかけて来たーーーー!!!」
「とんでもねー家庭をカモにしちまったーーー!!!」
「殺されるぞー!!」
こうして、犯罪3兄弟は逮捕された。
そして…露出狂という事で、ツナも捕まった。
「だから、違うんですって!!」
『(ごめんツナ、どうしようもない…)』
「檸檬ーーー!!!」
その日はごちそうでした。