日常編
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久しぶりの休み。
朝起きると、そこは戦場だった。
どうやらイーピンちゃんがランボちゃんをお化けだと思っているらしい。
そして、奈々さんはピアノの発表会を見に行ってしまったらしい。
『つまり、子供のお世話をまるまる任された、と』
「うん…」
『よし!片付け手伝うよ』
「ありがと、檸檬」
2人でこぼれたご飯などを片付けていると、
ピーンポーン
チャイムが鳴った。
『あ、あたし出る』
「うん」
『はーい!』
ガチャ
『あ、武!隼人!』
「よっ、檸檬」
「…ちス」
「いらっしゃい。どーぞ」
武は今日、ツナと補習の宿題をやりに来たらしい。隼人は助っ人だ。
「ごめんね、急に留守番になっちゃって……」
「俺はどこでもいーぜ」
「しかしガキの世話とは、10代目も大変ですね」
3人は2階に上がっていく。
『あ、ツナ!』
「何?檸檬」
『あたし面倒見てるから、ゆっくりやってて』
「檸檬、ごめんね。ありがと」
『あとで差し入れ持ってくね♪』
あたしはまず、イーピンちゃんとランボちゃんを庭に閉じ込め、キッチンの片付けをした。
そして、アップルティーを入れ、クッキーを並べた。
『そこにいてねー』
聞こえていないのは分かっていたが、ランボちゃんとイーピンちゃんに忠告しておいた。
トントントン……
コンコン
お盆を持って階段を上がり、ツナの部屋のドアをノックする。
『アップルティーとクッキー、持って来たよ~』
「あ、今開けるね!」
中からツナの声がした。
ガチャ
スルッ…
『あれ…?』
あたしよりも早く部屋に入った人物がいた。
『イーピンちゃん!!』
しまった、子供を甘く見ていた。
当然その後ろからランボちゃんが来るわけで。
『あーっ!ダメ!!』
ランボちゃんは机の上に乗り、隼人の粘土の作品(?)を潰してしまった。
怒った隼人はランボちゃんの胸ぐらにつかみかかる。
「お前、わざと俺の狙ったよなぁ!」
ランボちゃんは苦しそうに「ガハハ……ハ…」と。
『わーっ!ごめんね、隼人!!あたしの不注意で!!ちゃんと閉じ込めておけば良かったのに!』
あたしは思わず頭を下げた。
「なっ、檸檬のせいじゃ…ねぇし……!」
照れ隠しなのか、隼人はランボちゃんの首締めに力を入れる。
すると、
「何してるんですか、獄寺さん!!子供を虐めちゃダメだって、何で分からないんですか!!」
「『ハル!!』」
「またうるせーのが来た…」
ハルは奈々さんに「時々見てやって」と言われたそうで。
「あっ、あなたがイーピンちゃんですね!」
そう話しかけたハルを見て、イーピンちゃんは何か叫ぶ。
「はひ?」
「なんて言ってんだ?」
ツナがリボーンに聞く。
「シューマイの化け物だ!!」と、言ったらしい。
『え"…(それはまたすごい近視だなぁ…)』
「私、シューマイじゃありませ~ん。」
と、嘆くハル。
『イーピンちゃん、ド近眼なの』
「え?ド近眼?じゃぁ、これ。ド近眼用です」
ハルは父親用の眼鏡を取り出した。
試しに眼鏡で見てみるイーピンちゃん。
すると、
「$&’=#¥`<」
「女の子が見える」
「良かったです~」
次に見たのは、「おばけだぞ~」と脅かしているランボちゃん。
「”%&#¥`<」
「バカが見える」
「くぴゃっ!」
あらら……そう捉えちゃったか。
でも、メガネをかけようにも耳がないから眼鏡が掛けられない事が判明。
その時。
「コラ新入り!!ランボさんを無視するなー!!」
と、ランボちゃんがイーピンちゃんに襲い掛かってきた。
化け物じゃない事が分かり、戦闘体制に入るイーピンちゃん。
餃子拳でランボちゃんを吹っ飛ばした。
『(あーあ、やっちゃったよ。ランボちゃんが泣いちゃう)』
案の定泣いちゃったランボちゃんは、イーピンちゃんの髪型を思いっきり罵った。
「お前なんかしっぽ頭ーーーー!!しっぽ頭ああぁ!!」
大量の汗を流した後、箇子時限超爆のカウントダウンを始めちゃったイーピンちゃん。
「人間爆弾のカウントダウンだーーーっ!!」
「げっ!」
慌てるツナと隼人。
「またあのアブねー遊びか」
笑う武。
この精神構造はすごいと思う。
「はひ?」
かわいく首をかしげるハル。
ドタバタしているうちに、着実に爆発が迫って来る。
「もうダメだーーー!!!」
「こーしろ」
泣いているランボちゃんが構えた10年バズーカを、イーピンちゃんに向けたリボーン。
「これで爆発は未来に持ち越されたぞ」
「ってことは、そこにいるのは10年後のイーピン!?」
モクモクモク…
「あり!?何で?何で出前の途中のはずなのに、屋根の上にいんのかな?」
『きゃーーーー!!!可愛いっ!!!』
「ってか、うそーーー!!イーピンて女の子だったのーーー!!?」
『うそーーーっ!!!ツナ、気が付かなかったの!!!?』
あたしとツナが言い合っていると、大人イーピンちゃんが話しかけた。
「あ、沢田さんだ!こんちは!」
「イーピン…あの…女の子らしく…なったね…」
「へ?何言ってるんですか、やぶからぼーに!何も出ませんよ!」
「ふつーに恥ずかしがってるし、日本語ペラペラ!」
彼女の話だと、どうやら大学へ行く学費をためてて、ラーメンやでバイトしているらしい。
拳法も、爆弾も、キーワードと共に中国の師匠に封印してもらったそうだ。
「人って変われるもんだなぁー」
ツナ、感心。
「ねぇ、しっぽ頭は!!?」
そこへ出て来たランボちゃん。
その途端、大人イーピンちゃんの様子がおかしくなった。
目を見開いて、
何か呟いて、る…??
「はぐっ!」
『(どうしたんだろ…)』
頭を抱えるイーピンちゃんを見て疑問に思うあたしの手を、リボーンが引っ張った。
『何?』
「逃げるぞ」
『え?』
「ブロッコリーの……化け物…!!!」
こ、これはもしや…!!!
嫌な予感がよぎる中、あたしはリボーンに引っ張られていった。
空飛ぶリボーンに捕まれて、沢田家からうんと遠くへ。
『ちょっ、リボーン!ツナ達が…』
「放っとけ」
その十秒後でした。
沢田家で、
どおおおおおん
という、爆発が起こったのは。
===================
おまけ
後日。
もう一度大人イーピンに出くわした檸檬。
「あ!檸檬さん!」
『(大人)イーピンちゃん!!』
「この間はすいませんでした!」
『へ?』
「檸檬さんが頼んだ出前が遅れたのは、事故に遭遇しちゃって、目撃者になって、連行されちゃったからなんです!」
『(あたし…頼んだんだ。)まぁ、いいよ。うん、覚えておくよ(未来であなたを怒らないように)』
「やだ!過去の失態なんて忘れて下さいな!」
『(私にとっては未来なんだけどな…)』
「これからも、御贔屓お願いします!」
『う、うん。(常連なのかな?あたし)』
朝起きると、そこは戦場だった。
どうやらイーピンちゃんがランボちゃんをお化けだと思っているらしい。
そして、奈々さんはピアノの発表会を見に行ってしまったらしい。
『つまり、子供のお世話をまるまる任された、と』
「うん…」
『よし!片付け手伝うよ』
「ありがと、檸檬」
2人でこぼれたご飯などを片付けていると、
ピーンポーン
チャイムが鳴った。
『あ、あたし出る』
「うん」
『はーい!』
ガチャ
『あ、武!隼人!』
「よっ、檸檬」
「…ちス」
「いらっしゃい。どーぞ」
武は今日、ツナと補習の宿題をやりに来たらしい。隼人は助っ人だ。
「ごめんね、急に留守番になっちゃって……」
「俺はどこでもいーぜ」
「しかしガキの世話とは、10代目も大変ですね」
3人は2階に上がっていく。
『あ、ツナ!』
「何?檸檬」
『あたし面倒見てるから、ゆっくりやってて』
「檸檬、ごめんね。ありがと」
『あとで差し入れ持ってくね♪』
あたしはまず、イーピンちゃんとランボちゃんを庭に閉じ込め、キッチンの片付けをした。
そして、アップルティーを入れ、クッキーを並べた。
『そこにいてねー』
聞こえていないのは分かっていたが、ランボちゃんとイーピンちゃんに忠告しておいた。
トントントン……
コンコン
お盆を持って階段を上がり、ツナの部屋のドアをノックする。
『アップルティーとクッキー、持って来たよ~』
「あ、今開けるね!」
中からツナの声がした。
ガチャ
スルッ…
『あれ…?』
あたしよりも早く部屋に入った人物がいた。
『イーピンちゃん!!』
しまった、子供を甘く見ていた。
当然その後ろからランボちゃんが来るわけで。
『あーっ!ダメ!!』
ランボちゃんは机の上に乗り、隼人の粘土の作品(?)を潰してしまった。
怒った隼人はランボちゃんの胸ぐらにつかみかかる。
「お前、わざと俺の狙ったよなぁ!」
ランボちゃんは苦しそうに「ガハハ……ハ…」と。
『わーっ!ごめんね、隼人!!あたしの不注意で!!ちゃんと閉じ込めておけば良かったのに!』
あたしは思わず頭を下げた。
「なっ、檸檬のせいじゃ…ねぇし……!」
照れ隠しなのか、隼人はランボちゃんの首締めに力を入れる。
すると、
「何してるんですか、獄寺さん!!子供を虐めちゃダメだって、何で分からないんですか!!」
「『ハル!!』」
「またうるせーのが来た…」
ハルは奈々さんに「時々見てやって」と言われたそうで。
「あっ、あなたがイーピンちゃんですね!」
そう話しかけたハルを見て、イーピンちゃんは何か叫ぶ。
「はひ?」
「なんて言ってんだ?」
ツナがリボーンに聞く。
「シューマイの化け物だ!!」と、言ったらしい。
『え"…(それはまたすごい近視だなぁ…)』
「私、シューマイじゃありませ~ん。」
と、嘆くハル。
『イーピンちゃん、ド近眼なの』
「え?ド近眼?じゃぁ、これ。ド近眼用です」
ハルは父親用の眼鏡を取り出した。
試しに眼鏡で見てみるイーピンちゃん。
すると、
「$&’=#¥`<」
「女の子が見える」
「良かったです~」
次に見たのは、「おばけだぞ~」と脅かしているランボちゃん。
「”%&#¥`<」
「バカが見える」
「くぴゃっ!」
あらら……そう捉えちゃったか。
でも、メガネをかけようにも耳がないから眼鏡が掛けられない事が判明。
その時。
「コラ新入り!!ランボさんを無視するなー!!」
と、ランボちゃんがイーピンちゃんに襲い掛かってきた。
化け物じゃない事が分かり、戦闘体制に入るイーピンちゃん。
餃子拳でランボちゃんを吹っ飛ばした。
『(あーあ、やっちゃったよ。ランボちゃんが泣いちゃう)』
案の定泣いちゃったランボちゃんは、イーピンちゃんの髪型を思いっきり罵った。
「お前なんかしっぽ頭ーーーー!!しっぽ頭ああぁ!!」
大量の汗を流した後、箇子時限超爆のカウントダウンを始めちゃったイーピンちゃん。
「人間爆弾のカウントダウンだーーーっ!!」
「げっ!」
慌てるツナと隼人。
「またあのアブねー遊びか」
笑う武。
この精神構造はすごいと思う。
「はひ?」
かわいく首をかしげるハル。
ドタバタしているうちに、着実に爆発が迫って来る。
「もうダメだーーー!!!」
「こーしろ」
泣いているランボちゃんが構えた10年バズーカを、イーピンちゃんに向けたリボーン。
「これで爆発は未来に持ち越されたぞ」
「ってことは、そこにいるのは10年後のイーピン!?」
モクモクモク…
「あり!?何で?何で出前の途中のはずなのに、屋根の上にいんのかな?」
『きゃーーーー!!!可愛いっ!!!』
「ってか、うそーーー!!イーピンて女の子だったのーーー!!?」
『うそーーーっ!!!ツナ、気が付かなかったの!!!?』
あたしとツナが言い合っていると、大人イーピンちゃんが話しかけた。
「あ、沢田さんだ!こんちは!」
「イーピン…あの…女の子らしく…なったね…」
「へ?何言ってるんですか、やぶからぼーに!何も出ませんよ!」
「ふつーに恥ずかしがってるし、日本語ペラペラ!」
彼女の話だと、どうやら大学へ行く学費をためてて、ラーメンやでバイトしているらしい。
拳法も、爆弾も、キーワードと共に中国の師匠に封印してもらったそうだ。
「人って変われるもんだなぁー」
ツナ、感心。
「ねぇ、しっぽ頭は!!?」
そこへ出て来たランボちゃん。
その途端、大人イーピンちゃんの様子がおかしくなった。
目を見開いて、
何か呟いて、る…??
「はぐっ!」
『(どうしたんだろ…)』
頭を抱えるイーピンちゃんを見て疑問に思うあたしの手を、リボーンが引っ張った。
『何?』
「逃げるぞ」
『え?』
「ブロッコリーの……化け物…!!!」
こ、これはもしや…!!!
嫌な予感がよぎる中、あたしはリボーンに引っ張られていった。
空飛ぶリボーンに捕まれて、沢田家からうんと遠くへ。
『ちょっ、リボーン!ツナ達が…』
「放っとけ」
その十秒後でした。
沢田家で、
どおおおおおん
という、爆発が起こったのは。
===================
おまけ
後日。
もう一度大人イーピンに出くわした檸檬。
「あ!檸檬さん!」
『(大人)イーピンちゃん!!』
「この間はすいませんでした!」
『へ?』
「檸檬さんが頼んだ出前が遅れたのは、事故に遭遇しちゃって、目撃者になって、連行されちゃったからなんです!」
『(あたし…頼んだんだ。)まぁ、いいよ。うん、覚えておくよ(未来であなたを怒らないように)』
「やだ!過去の失態なんて忘れて下さいな!」
『(私にとっては未来なんだけどな…)』
「これからも、御贔屓お願いします!」
『う、うん。(常連なのかな?あたし)』