with VARIA(昔話)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『あつーい。』
「暑い…。」
「死にそうだね。」
「こんな日に限ってクーラーが壊れるとは……」
「ツイてないわねぇん。」
「黙ってろ。」
アイス
談話室に集まるメンバー達。
窓は全開にしてある。
今日は記録的な真夏日だというのに、ヴァリアーのアジトでは全てのクーラーが効かなくなってしまっていた。
アジトのクーラーの元が壊れてしまったのである。
「マジ……王子死ぬんだけど。」
『えっ!?ベル、死なないで~っ!』
「だってさぁー、だるいんだもん。」
机に突っ伏してだらんとするベル。その頭をぺしぺしと叩く檸檬。
マーモンも便乗。
レヴィも便乗。
「ってかおめーら何してんの?王子叩いていーのは檸檬だけだから。」
「だって、今のベルは抵抗しないし。」
「何かしてないと意識が朦朧とする。」
「レヴィ、そのまま逝っていーよ。」
「なぬ!?」
「喧嘩すんじゃねぇ!!うぜぇんだよ。」
ボスの一括で大人しくなるベル、マーモン、レヴィ。
と、その時。
『そーだ!』
檸檬が叫んだ。
「どしたの?」
『アイス食べよ!』
すると、皆がこの提案に乗って来た。
「いいねぇ。」
「賛成だよ。」
「食べたくなって来たな。」
「流石檸檬vV」
しかしザンザスが…
「で?何処にあるんだ?」
『…………あ。』
食べたくてもない。
その状況にまたもがっかりするヴァリアー幹部達。
檸檬はフリーズしたまんま。
ベルは机に突っ伏して、
マーモン、レヴィは首をがっくん、
ルッスーリアは苦笑い、
ザンザスは軽くため息をついた。
と、その時。
ジリリリリ…
電話が鳴った。
『もしもし。』
近くにいた檸檬が受話器を取る。
「う"お"ぉい!終わったぞぉ!!」
『アロちゃんっ!!』
途端に檸檬の顔は輝いた。
そう、
ナイスアイディアが浮かんで来たのだ。
「あぁ…檸檬かぁ……///ボスに今から帰るって伝えといてくれぇ。」
『うんっ、分かった!!あのさ、アロちゃん!お願いがあるんだけど……』
「あ?」
“お願い”という単語に少しドキッとするスクアーロ。
緊張しながら聞き返す。
「な、何だぁ?」
『アイス買って来て欲しいの。』
間。
「う"お"ぉい!!パシリじゃねぇかぁ!!!」
『だってだって~、今アジトのクーラー壊れてて、熱帯地獄なんだもん。アロちゃん、お願いっ!あたしが後で全額返すから!!』
電話口で甘えた声を出されては、スクアーロも断りきれず。
「な、何を買えばいいんだぁ…。」
素直に注文を聞いてみる。
『あ、ちょっと待ってね!』
すかさず保留ボタンを押される。
電話口には、“カノン”のメロディーが流れ始めた。
.『皆聞いて!!アロちゃんが任務の帰りにアイス買って来てくれるって!リクエストある?』
檸檬の言葉に飛びつくヴァリアー達。
「マジで!?じゃぁ俺、ハーゲン●ッツのリッチミルク!」
「僕はそれのチョコレート。」
「私はエスキモーのピ●がいいわぁvV」
「俺は雪見だい●くにしてくれ。期間限定のチョコレートで。」
檸檬は素早くメモを取る。
『オッケー、ボスは?』
「ガリ●リ君ソーダ……」
間。
『りょ、了解(汗)』
意外なチョイスに檸檬の文字も震えた。
『よしっ!じゃ、伝えておくね♪』
電話口に戻る檸檬。
『もしもし、アロちゃん?』
「お、おぅ…」
『決まったよ、あのね……』
「ま、待て!!メモ取るからよぉ!!」
『あー、はいはい。』
10秒後。
『いくよー。』
「おぅ。」
皆の注文を伝える檸檬。スクアーロはサラサラとメモを取る。
『……んで、あたしはパ●コで!』
「檸檬がパ●コ…っと。」
『あ!アロちゃんも好きなの買いなよ。帰って来たら皆で食べようっ♪』
「あぁ…」
『んじゃーね!気を付けて帰って来るんだよー。』
「ガキか!俺は!!」
最後の言葉はスルーして、檸檬は電話を切った。
「面倒臭ぇ…」
電話を切った後、今更ながら後悔するスクアーロ。
でも、檸檬に“お願い”されたのだ。買わないワケにはいかない。
「行くか。」
それから、ありとあらゆるコンビニを行き来し、スーパーまで行って、駄菓子やにも顔をだし、全てのアイスを揃えた。
「これで全部だなぁ。」
何種類もの袋を持って、スクアーロはヴァリアーのアジトへと戻った。
---
------
------------
『アロちゃん、ちゃんと買えるかなぁ?』
「うしし♪買えなかったりして。」
「いくら何でもそれは無いよ。スクアーロだって一応買い物は出来るからね。」
「2人とも、酷いわねぇん。」
「期間限定チョコレート、売り切れてないといいが…」
「(ガリ●リ君…)」
「う"お"ぉい!!帰ったぞぉぉ!!!」
『あっ!アロちゃんだっ!!』
部屋を飛び出して玄関までダッシュする檸檬。
『おかえりなさいっ!アロちゃんっ♪』
「あっ…あぁ……///」
『うわー、髪の毛暑苦しーっ。』
「う、うるせぇ!!」
檸檬はスクアーロが持っていたビニール袋を受け取って、談話室に戻る。
『じゃじゃーんっ!!』
「「「「おぉーっ!」」」」
袋をテーブルの上に置いて、早速中身を取り出す。
『溶けないうちに食べなくちゃ。』
「そーだね。」
『アロちゃーん!早く!!』
「まっ、待てぇ!!」
玄関で檸檬に「暑苦しい」と言われ、仕方なく髪を束ねていたスクアーロ。(笑)
皆に先をこされないように急いで入って来た。
「食うぞ。」
仕切るのは勿論、我らがボス。
「「「「「『いただきまーす!』」」」」」
パクッ、
「んーっ!美味しい♪やっぱ王子にはリッチミルクだよね。」
「僕のチョコレートの方が美味しいから。」
「雪見のチョコもうまいぞ。」
「チョコと言ったらピノでしょvV」
『アロちゃん、それなぁに?』
「ス●カバーだぁ!!スイカのタネがチョコだから食えるぜぇ。」
『へぇーっ!!すごいねっ♪』
そう言いながら、檸檬はパピ●をチュブリララ♪
「檸檬、」
『ん?何?ボス。』
「パ●コの残りの1本くれ。」
『え~っ!?ってかボス、食べるの早っ!!』
ザンザスのガリ●リ君の袋は、もうゴミ箱の中にあった。
そして、早くよこせと言うように、大きな手の平が差し出されている。
『しょーがないなぁ。はい、どーぞ。』
「はんっ。」
檸檬はザンザスの手に●ピコの片割れを乗せた。
ザンザスはすぐにそれを食べ始める。
「これもいけるな。」
『でしょ♪』
「檸檬ー、リッチミルク一口あげる♪」
『ホント!?わーいっ!』
ベルが差し出したスプーンをパクリ。
『美味しいっ!!』
「ししし♪でしょ?」
『あ、でもあたし、もう食べ終わっちゃったよ。』
「いーのいーの。」
ベルは満足そうに同じスプーンでアイスを食べ続ける。
反対に、“アイス交換”が出来なかった檸檬はしょんぼりしていた。
そうこうしているうちに、
「ヴァリアー幹部の皆様!空調整備、終了致しました!!」
「あぁ。」
次の瞬間、天井に取り付けてあったクーラーから涼しい風が出て来た。
『わーっ!!涼しーっ!』
「窓閉めなくちゃねぇ。」
「手伝うよ。」
ルッスーリアとマーモンが全開だった窓を閉めた。
「やっぱクーラーって大事だな。」
『何しんみりしてんの?レヴィ。(笑)』
「でも、アイスのおかげで乗り切れたね♪」
「それって…」
「別にスクアーロのおかげじゃねーから。アイディア出したの檸檬だから。」
「う"お"ぉい!!!」
『そうだ!アロちゃん、いくらかかった?』
ポケットから財布を取り出す檸檬。だが、スクアーロはその手を抑える。
「いい……。」
『え?』
「あんぐらいの出費、大した事ねぇ!!」
スクアーロは真っ赤になって目を逸らす。
檸檬はそれをポカンと見つめていたが、すぐに笑顔になった。
『ありがと、アロちゃんっ♪』
チュッ、
「なっ……///」
「あ、檸檬~、それ俺以外にやっちゃダメ~!」
『え~っ?だってクセなんだもーん♪』
「てかスクアーロ後で殺すーっ。」
「う"お"ぉい!!さり気なく殺人宣言すんじゃねぇ!!!」
「いいじゃん。だって俺、王子だもん♪」
それから暫く、ベルとスクアーロは命を掛けた鬼ごっこをやっていたとかいないとか。
「暑い…。」
「死にそうだね。」
「こんな日に限ってクーラーが壊れるとは……」
「ツイてないわねぇん。」
「黙ってろ。」
アイス
談話室に集まるメンバー達。
窓は全開にしてある。
今日は記録的な真夏日だというのに、ヴァリアーのアジトでは全てのクーラーが効かなくなってしまっていた。
アジトのクーラーの元が壊れてしまったのである。
「マジ……王子死ぬんだけど。」
『えっ!?ベル、死なないで~っ!』
「だってさぁー、だるいんだもん。」
机に突っ伏してだらんとするベル。その頭をぺしぺしと叩く檸檬。
マーモンも便乗。
レヴィも便乗。
「ってかおめーら何してんの?王子叩いていーのは檸檬だけだから。」
「だって、今のベルは抵抗しないし。」
「何かしてないと意識が朦朧とする。」
「レヴィ、そのまま逝っていーよ。」
「なぬ!?」
「喧嘩すんじゃねぇ!!うぜぇんだよ。」
ボスの一括で大人しくなるベル、マーモン、レヴィ。
と、その時。
『そーだ!』
檸檬が叫んだ。
「どしたの?」
『アイス食べよ!』
すると、皆がこの提案に乗って来た。
「いいねぇ。」
「賛成だよ。」
「食べたくなって来たな。」
「流石檸檬vV」
しかしザンザスが…
「で?何処にあるんだ?」
『…………あ。』
食べたくてもない。
その状況にまたもがっかりするヴァリアー幹部達。
檸檬はフリーズしたまんま。
ベルは机に突っ伏して、
マーモン、レヴィは首をがっくん、
ルッスーリアは苦笑い、
ザンザスは軽くため息をついた。
と、その時。
ジリリリリ…
電話が鳴った。
『もしもし。』
近くにいた檸檬が受話器を取る。
「う"お"ぉい!終わったぞぉ!!」
『アロちゃんっ!!』
途端に檸檬の顔は輝いた。
そう、
ナイスアイディアが浮かんで来たのだ。
「あぁ…檸檬かぁ……///ボスに今から帰るって伝えといてくれぇ。」
『うんっ、分かった!!あのさ、アロちゃん!お願いがあるんだけど……』
「あ?」
“お願い”という単語に少しドキッとするスクアーロ。
緊張しながら聞き返す。
「な、何だぁ?」
『アイス買って来て欲しいの。』
間。
「う"お"ぉい!!パシリじゃねぇかぁ!!!」
『だってだって~、今アジトのクーラー壊れてて、熱帯地獄なんだもん。アロちゃん、お願いっ!あたしが後で全額返すから!!』
電話口で甘えた声を出されては、スクアーロも断りきれず。
「な、何を買えばいいんだぁ…。」
素直に注文を聞いてみる。
『あ、ちょっと待ってね!』
すかさず保留ボタンを押される。
電話口には、“カノン”のメロディーが流れ始めた。
.『皆聞いて!!アロちゃんが任務の帰りにアイス買って来てくれるって!リクエストある?』
檸檬の言葉に飛びつくヴァリアー達。
「マジで!?じゃぁ俺、ハーゲン●ッツのリッチミルク!」
「僕はそれのチョコレート。」
「私はエスキモーのピ●がいいわぁvV」
「俺は雪見だい●くにしてくれ。期間限定のチョコレートで。」
檸檬は素早くメモを取る。
『オッケー、ボスは?』
「ガリ●リ君ソーダ……」
間。
『りょ、了解(汗)』
意外なチョイスに檸檬の文字も震えた。
『よしっ!じゃ、伝えておくね♪』
電話口に戻る檸檬。
『もしもし、アロちゃん?』
「お、おぅ…」
『決まったよ、あのね……』
「ま、待て!!メモ取るからよぉ!!」
『あー、はいはい。』
10秒後。
『いくよー。』
「おぅ。」
皆の注文を伝える檸檬。スクアーロはサラサラとメモを取る。
『……んで、あたしはパ●コで!』
「檸檬がパ●コ…っと。」
『あ!アロちゃんも好きなの買いなよ。帰って来たら皆で食べようっ♪』
「あぁ…」
『んじゃーね!気を付けて帰って来るんだよー。』
「ガキか!俺は!!」
最後の言葉はスルーして、檸檬は電話を切った。
「面倒臭ぇ…」
電話を切った後、今更ながら後悔するスクアーロ。
でも、檸檬に“お願い”されたのだ。買わないワケにはいかない。
「行くか。」
それから、ありとあらゆるコンビニを行き来し、スーパーまで行って、駄菓子やにも顔をだし、全てのアイスを揃えた。
「これで全部だなぁ。」
何種類もの袋を持って、スクアーロはヴァリアーのアジトへと戻った。
---
------
------------
『アロちゃん、ちゃんと買えるかなぁ?』
「うしし♪買えなかったりして。」
「いくら何でもそれは無いよ。スクアーロだって一応買い物は出来るからね。」
「2人とも、酷いわねぇん。」
「期間限定チョコレート、売り切れてないといいが…」
「(ガリ●リ君…)」
「う"お"ぉい!!帰ったぞぉぉ!!!」
『あっ!アロちゃんだっ!!』
部屋を飛び出して玄関までダッシュする檸檬。
『おかえりなさいっ!アロちゃんっ♪』
「あっ…あぁ……///」
『うわー、髪の毛暑苦しーっ。』
「う、うるせぇ!!」
檸檬はスクアーロが持っていたビニール袋を受け取って、談話室に戻る。
『じゃじゃーんっ!!』
「「「「おぉーっ!」」」」
袋をテーブルの上に置いて、早速中身を取り出す。
『溶けないうちに食べなくちゃ。』
「そーだね。」
『アロちゃーん!早く!!』
「まっ、待てぇ!!」
玄関で檸檬に「暑苦しい」と言われ、仕方なく髪を束ねていたスクアーロ。(笑)
皆に先をこされないように急いで入って来た。
「食うぞ。」
仕切るのは勿論、我らがボス。
「「「「「『いただきまーす!』」」」」」
パクッ、
「んーっ!美味しい♪やっぱ王子にはリッチミルクだよね。」
「僕のチョコレートの方が美味しいから。」
「雪見のチョコもうまいぞ。」
「チョコと言ったらピノでしょvV」
『アロちゃん、それなぁに?』
「ス●カバーだぁ!!スイカのタネがチョコだから食えるぜぇ。」
『へぇーっ!!すごいねっ♪』
そう言いながら、檸檬はパピ●をチュブリララ♪
「檸檬、」
『ん?何?ボス。』
「パ●コの残りの1本くれ。」
『え~っ!?ってかボス、食べるの早っ!!』
ザンザスのガリ●リ君の袋は、もうゴミ箱の中にあった。
そして、早くよこせと言うように、大きな手の平が差し出されている。
『しょーがないなぁ。はい、どーぞ。』
「はんっ。」
檸檬はザンザスの手に●ピコの片割れを乗せた。
ザンザスはすぐにそれを食べ始める。
「これもいけるな。」
『でしょ♪』
「檸檬ー、リッチミルク一口あげる♪」
『ホント!?わーいっ!』
ベルが差し出したスプーンをパクリ。
『美味しいっ!!』
「ししし♪でしょ?」
『あ、でもあたし、もう食べ終わっちゃったよ。』
「いーのいーの。」
ベルは満足そうに同じスプーンでアイスを食べ続ける。
反対に、“アイス交換”が出来なかった檸檬はしょんぼりしていた。
そうこうしているうちに、
「ヴァリアー幹部の皆様!空調整備、終了致しました!!」
「あぁ。」
次の瞬間、天井に取り付けてあったクーラーから涼しい風が出て来た。
『わーっ!!涼しーっ!』
「窓閉めなくちゃねぇ。」
「手伝うよ。」
ルッスーリアとマーモンが全開だった窓を閉めた。
「やっぱクーラーって大事だな。」
『何しんみりしてんの?レヴィ。(笑)』
「でも、アイスのおかげで乗り切れたね♪」
「それって…」
「別にスクアーロのおかげじゃねーから。アイディア出したの檸檬だから。」
「う"お"ぉい!!!」
『そうだ!アロちゃん、いくらかかった?』
ポケットから財布を取り出す檸檬。だが、スクアーロはその手を抑える。
「いい……。」
『え?』
「あんぐらいの出費、大した事ねぇ!!」
スクアーロは真っ赤になって目を逸らす。
檸檬はそれをポカンと見つめていたが、すぐに笑顔になった。
『ありがと、アロちゃんっ♪』
チュッ、
「なっ……///」
「あ、檸檬~、それ俺以外にやっちゃダメ~!」
『え~っ?だってクセなんだもーん♪』
「てかスクアーロ後で殺すーっ。」
「う"お"ぉい!!さり気なく殺人宣言すんじゃねぇ!!!」
「いいじゃん。だって俺、王子だもん♪」
それから暫く、ベルとスクアーロは命を掛けた鬼ごっこをやっていたとかいないとか。